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Striations - Collection 2 (CD)
¥1,280
20%OFF
20%OFF
Collection 2 contains -18 tracks for the Trauma Code 2 cassette originally released by Gutterbloat -track from the split with Richard Ramirez released by Nefarious Activities -a previously unreleased track. 2作品を収録 -Gutterbloatからリリースされた"Trauma Code 2" (cass)より18曲 -Nefarious ActivitiesよりリリースされたRichard Ramirezとのスプリット作提供曲 -未発表曲1曲 (レーベルインフォより) ジャケから察するにゴアグラインド?いえ、違います!カリフォルニア州はオークランド発・Mike Finklea氏によるインダストリアル/ハーシュノイズユニット Striationsの編集盤第二弾!Oxen Recordsから編集盤第一弾(残念ながら廃盤!)がリリースされていましたが、こちらはPhage Tapesからの発売です! 私のような門外漢がノイズを語るとバカが透けて見えて大惨事になりかねないのですが…汗 大推薦!インダストリアル度の高いハーシュノイズで、不穏なSEを多用することで曲を盛り上げ、編集盤ながら作品としての統一感を出すことに成功しています。ジャンクノイズの嵐が終始騒がしく両耳を駆け巡り、燦々と照らす太陽とたくさんの人で賑わうビーチというカリフォルニアのイメージとは別の側面、犯罪の巣窟と化したジメっとした路地裏をひとりで歩くその不安感/恐怖を喚起させるまさにSoundtrack for Nightmare! またアートワークも秀逸で、最近の作品でいうとBizarre Leprous ProductionからリリースされたPharmacist / Woozing splitのジャケットも担当したAdam Medford氏の手によるもの。自身もMangled Whore Fleshなるゴアグラインドユニットを持ちながら、ハーシュノイズアーティストとしても活動している模様。こういう風に地下音楽人脈が繋がっているのを知るとなんかワクワクしますなぁ〜
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Sissy Spacek - Besiege (CD)
¥2,000
Deluxe CD reissue from Damien Records of the Helicopter release, originally a cassette in an edition of 33. Raging electronics from Mumma/Wiese assembled in April 2020. Six panel digipak with new and original artwork reproductions. 33本限定でHelicopterよりリリースされたカセット作品が、豪華仕様CD ver.としてDamien Recordsより再発。2020年4月にJohn Wiese / Charlie Mummaのデュオ形態で録音されたノイズ作品。オリジナルアートワークと再発の為のデザインを組み合わせた6パネルデジパック仕様。 (レーベルインフォより・超意訳) Sissy Spacekの中心メンバー、John WieseとCharlie Mummaによるハーシュノイズ作品!両者の放出する激烈ノイズが左右のチャンネルからモノラル録音でそれぞれ聴こえてくる仕様、うーんウルサイ!! Sissy Spacekとハーシュノイズの話は同時入荷の"BMW"の項で紹介させてもらいましたが、今作はJohn Wieseが主宰するレーベル Helicopterから33本限定でリリースされたカセット作品の再発CDです。Sissy Spacek / Helicopterは時おり超限定仕様のリリースを行うので(確かに20年はLathe Cut 7epなど限定シングルのリリースが多かった!)、こういった再発はホントありがてぇっす… さてこの作品も来日公演でのノイズグラインド形態とは異なるハーシュノイズ作品、Sissy Spacekにはノイズ作品求めてないよって方もまぁ一応読んどいてくださいな!前述の通り今作はゲストなし、中心メンバーがベースとドラムをペダルに持ち替えてレコーディングされた純正Sissy Spacekの録音作となりますが、イヤホンで聴くと分かる様に左右両チャンネルから双方の演奏がモノラルで鼓膜を襲撃してくる手法を取っており臨場感アップ!おそらく一発録りでレコーディングされた作品とは思われますが、時折り片方が音を止め相手の出方を伺う場面もあり、同グループに所属する者同士と言えどもノイズデュオの醍醐味とも言える両者の駆け引きを堪能出来ます!Stop&Goを巧みに操り、一瞬左右のノイズがユニゾンかますところなんてサイコー!Power Violenceを普段聴く方なんかの琴線にも触れる作品ではないでしょうか?Sissy Spacekの作品で評価の高いリリースというとやはりノイズグラインドのアルバムが多いかと思われますが、現メンバーのJohn Wiese / Charlie Mumma両氏共に現役ノイズシーンで活躍する手練れ。悪いはずがない!!素晴らしいぜ!
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非常階段 x Sissy Spacek - エントロピック (CD)
¥2,160
"KING OF NOISE"!今年結成40周年を迎えた世界を代表するノイズバンド・非常階段と、昨年[…]dotsmarkのマネジメントにより初来日を果たしたUSブラー・グラインドSISSY SPACEKの初のコラボレーションアルバム。昨年のSISSY SPACEK日本滞在時に録音された非常階段とのコラボレーション、秋葉原GOODMANで行われた両バンドにテンテンコも加えてのセッションに加え、同日の非常階段のソロライヴ、SISSY SPACEKの未発表ソロ音源も同時収録。US盤とは異なるトラックリストで日本盤の登場です。8Pブックレットには坂口卓也氏によるライナーノーツ収録。 非常階段 / HIJ0KAIDAN JOJO広重 / JOJO HIROSHIGE (Guitar/Vocal) T.美川 / T.MIKAWA (Electronic sound) JUNKO (Voice) 岡野太 / FUTOSHI OKANO (Drums) 1979年に京都でJOJO広重と頭士奈生樹によって結成された、世界最初&日本最初のノイズバンド。大音量+即興演奏という基本コンセプトのもと、長きに亘ってノイズ演奏を続け「キング・オブ・ノイズ」という異名で国内外に名を知られている。1980年に頭士脱退後、現在もメンバーであるT.美川が参加、ほかにも多数メンバーが参加し、1980-1982年頃はステージで破壊的なパフォーマンスを展開するライブを行い、国内外に知名度をあげることになる。幾度かのメンバー変遷後、80年代にJUNKO、2009年に岡野太がメンバーとなり、現在の4人が正式ラインナップとなっている。ゲストミュージシャンとしてナスカ・カー・ナカヤ(Electronics)が参加するバージョンもある。 1982年に発表されたアルバム「蔵六の奇病」はインディーズ史上の名盤であり、ロングセラーを続けている。 海外でのライブ公演も多く、イギリスやアメリカ、イタリアなどからも作品のリリースもある。 2019年、結成40周年を迎えた。 SISSY SPACEK(シシー・スペイセク) 1999年ロサンゼルスで結成されたブラー / グラインドユニット。実験音楽家John Wieseによって設立され、ノイズコア、コラージュ、テープミュージック、フリーインプロビゼーション、ラージスケール・アンサンブル、そしてそれ以外にも、様々な要素を取り入れながら、グラインドコアのバンドして多彩な音楽シーンを超えて活躍を続ける中、多くのメンバーたちが、何年間も経つ間に、バンドに加わり、そして去っていった。このバンドは、数多くのジャンルをまたぐ、そして数多くのメソッドを駆使した30枚以上のフルアルバムを、すでにリリースしている。 過去10年間のシシー・スペイセクは、ライブパフォーマンスで地獄から来たようなグラインドコアの演奏を容赦なく観客に叩きつけるとともに、幅広いジャンルのレコードをリリースし続けている。 2018年には2013年からの編成であるCharlie Mumma (ドラム、2008年よりボーカル) とJohn Wiese (ベース、エレクトロニクス、ボーカル)のデュオで、結成20周年を記念し初の来日を果たした。 (レーベルインフォより)
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Flooded Church of Asmodeus – No Parole from Necropolitean Catacombs (Tapes And EP's 2009 - 2016) (CD)
¥1,700
Over one hour of horrendous Black Noise from Finland including all songs from the following FCOA releases: No Parole From Satanic Underground tape (2009), split 7" with Prodeath (2011) and split tape with Necrocannibalistic Vomitorium (2016). Original artwork of each release included. 1時間以上にも及ぶフィンランド産 恐怖のブラックノイズ音源集 以下の作品を収録、それぞれのオリジナルアートワークを収録したブックレット付き No Parole From Satanic Underground tape (2009) split 7" with Prodeath (2011) split tape with Necrocannibalistic Vomitorium (2016) (レーベルインフォより:超意訳) 遂に!!フィンランドからのGonkulatorへの回答、黄色い悪魔・Flooded Church of Asmodeusのとシングル集入荷!もちろんBestial Burstからのリリースです! 90年代中期、AxCxのカバー曲をするブラックメタルバンドがいるということで一躍有名になったGonkulator。徳島の暗黒神話・Gorugothが名古屋のノイズグラインドに特化したディストロであるPluto Distributions監修のオムニバステープに参加していたように、古くからノイズグラインドとブラックメタルの親和性は高かったのは事実ですが、YouTubeのライヴ映像やRabisとのスプリットライヴテープを見る限り完全に笑いを取りに行っているところから笑、Gonkulatorは所謂 "ジョークバンド"としてスタートしたのではないかと思います。ただしノイズグラインドとブラックメタルを融合しスロウ〜ミッドテンポでジワジワとノイジーに進むスタイルはその当時画期的で、同じアメリカのBlack Mass of Abuseにもその意思は継承され(しかしこのバンドは正体不明とは言えパワーヴァイオレンス界隈のメンバーが絡んでいるらしいというのがホント素晴らしい) シーンを築くとまではいかないまでもフォロワーを生み出した素晴らしいバンドであることは間違いありません。そんなGonkulator影響下のバンドがFreak Animal/Filth & Violenceの統治の下、世界で一番危険なハーシュノイズ/パワーエレクトロニクス/ノイズグラインド、そしてブラックメタルの産地 フィンランドで産まれたら… というifを界隈の中心人物らがやってしまったという、ある意味 事件的なバンドがこのFlooded Church of Asmodeusです。 現在のメンバーはMartin Hitler King、Adolf Christ、そしてJudas Schindler… 過去にはVictor Israelというメンバーもいましたが、このふざけてんだかマジメに狂ってんだかわからないバンドネームを持つ彼ら、継続中のバンドと在籍していたバンドも含めて名前を連ねるとNoise Waste/Ride for Revenge/Irritate/Aunt Mary/A.N.H.など、アンダーグラウンドではぶいぶい言わせてる大物揃いで(簡単にdiscogsで検索できますが、ソロノイズプロジェクトなどをハッとする方達ばかり…)このバンドを未聴の人でも期待しないわけにはいかないでしょう! 個人的にはついに聴けたDEMO音源、近年の作品は大作志向になっていますがこの頃の曲はミッドテンポながらも16曲を収録。ノイズグラインド瞬間芸的な曲も収録されており、バンドの黎明期を垣間見ることが出来ます。 そして続く玄人の死ことProdeathとのスプリットep音源、個人的にはなりますがこのepをレコ屋で見つけ『このジャケだから酷い音なんだろうな』と予備知識なしで掬い上げ、家で聴くなり…よくわかりませんでした、と思考停止状態に陥ってしまった思い出の逸品。しかし今ならわかる!この音源からダダ漏れてくる邪悪な憎悪を!完全にGonkulatorのその先を行ってしまった鈍足で黒い血を撒き散らすイーヴォーネスな三曲を収録。 最後に収録されているのはウクライナのポルノゴア・Necrocannibalistic Vomitoriumとのスプリットカセット収録曲。また君たちか!?と節操なくスプリットを出しまくっているNecrocannibalistic Vomitoriumですが、ホント酷いバンド(真顔)なのでFCOAのだけ聴けるこの編集盤は助かる… こちらは2015年録音作、この頃には安定してドス黒い血が滴る黄色い山羊に成長しており間違いない憎悪の塊に往復ビンタを15秒毎に食らうようなキョーレツさ!DiscogsにはSludge Metalのタグが貼られていましたが、確かにそういう見方が正常かもしれませんね。 Gonkulatorからしてみれば電気グルーヴのキラーポマトにある歌詞『ふざけたつもりが殺傷事件』が遠くフィンランドでテメーらのせいで起こってしまった、というところなんでしょうが、当方もガッツリ黄色い悪魔に血の洗礼を受けてしまったのでコレからもガンガン追っかけていく所存です。Hail Flooded Church of Asmodeus!!!!!!
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Ride for Revenge / Sons and Daughters of Satan - R.F.R.S.A.D.O.S. (CD)
¥2,000
Finally a cd edition of the split album formerly available on tape and lp, both analog formats were very limited and long sold out of course! Ride For Revenge tracks are raw demo recordings from Enter The Gauntlet era, not for wimps! S.A.D.O.S. is just fucking horrible and not suitable for anyone with any sort of "taste". 長らく廃盤となっていた超限定カセット / LP作品がCD再発!Ride for Revengeは"Enter The Gauntlet"時代のRawなデモレコーディング曲を収録。そしてS.A.D.O.S.は流行と正反対に位置するであろう身の毛もよだつ"恐怖"を描き出した1曲を献上。 (レーベルインフォより・超意訳) フィンランド発 超重要ブラックメタルレーベル・Bestial Burstの首領を擁するExperimental Black Metalバンド・Ride for Revengeと、正体不明のBlack Noiseユニット・S.A.D.O.S.の廃盤となっていたスプリット作がCD再発!黒ミサを目撃したかのような錯覚を覚える呪術的スプリット作品、マスト! 当レーベルでもBestial Burstの作品は多く取り扱ってきているので解説も重複してしまいますが、中心人物のSami Kettunen氏はそのBestal Burstの首謀者でありOccult Noiseを標榜したノイズユニット・Will Over Matterの活動の傍ら、 Flooded Church of Asmodeus / Ritual Violence / Reptile Wombといったブラックノイズユニットのメンバーとしても活動、そして伝説のノイズグラインドバンド Noise Waste / A.N.Hの元メンバーであるという物凄い人物。そんな彼がWill Over Matterと同様、活動に重きを置いているExperimental Black MetalバンドがこのRide for Revengeです。このバンド、作品によってはハーシュノイズだったりアプローチを変えてくるのですが(所謂Sissy Spacek的な)一貫して言えるのは一部のブラックメタルバンドの持つ神々しさは皆無、禍々しさを押し出しながら ひたすらにFilthyなアプローチで攻めてくるところに信用が置けるナイスなバンドです。レーベルインフォにあるように今作の収録曲は14年にリリースされた"Enter The Gauntlet"時代のデモ録音ということですが、ブラックメタルというよりはBlacken’ Sludgecoreともいえるハードコア臭高めな鈍足曲を展開!これがまた渋い!2曲目なんて、スタスタ2ビートでブラックメタルらしいイントロをかました後に地獄の釜が開きズルズルスラッジ拷問がスタート!薄暗い洞窟で髪の毛を掴まれ引きずられるかの如き、No Mercyなその楽曲に聞いているこちら側もマゾっ気全開になること間違いなしです! そして2組目... Sons and Daughters of Satan!これがまた凄まじい...!!!ほぼノイズと化したベース音、エフェクトで凶悪に変調されたボーカルの悲鳴、そして後ろの方では陰鬱なタムドラムが不吉になり続ける。。。 展開なし、暗く遅く不条理に鳴り響く儀式的音楽。。。 なんともフィンランドらしい、なんともBestial Burstらしい その手のスキモノ(私を含む)にとってはガッツポーズな素晴らしいバンドなのですが、今作にはメンバー構成やコンタクト先などは一切載っておらず、その他のリリースはフィンランドのRivologiなるブラックメタルバンド(これがまた超狂ってるんだ!!!!) との33本限定カセットのみということで、うーむ謎すぎる。。。 ですが、このスプリットのカセット版がFilth&Violence、LP版がFinal Agonyからリリースされていることを考えるとRiual Violence(= Flooded Church of Asmodeus+Reptile Womb)のメンバーかなと私は思ってます。まぁFilth&Violenceから出してるしPasi Markkula (Bizarre Uproar)のユニットだろぉ~ Chain of Death Commandの匂いもするし~ なんて最初は思ってたのですが、キーボードが突如なる辺りでReptile Womb / ex.BelowのDweller Of Endlesse Gravesさんかも...なんて思ってしまったり。まぁ正体は誰でもいいとして汗、とにかくWOLDなんかも含む変態性の高いブラックノイズ、Flooded Church of AsmodeusやReptile Wombなんかが好きな人は絶対に気に入ると思うのでチェックしてみてください!マジでヤバいんで!!!!!!!!!!!!
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VA - Accelerated Cosmic Repulsion (CD)
¥1,700
Concept album of cosmic destruction with four esoteric acts. WILL OVER MATTER: minimalist occult electronics from Finland, EDASI: noise/improv/black metal from Estonia, RxAxPxE: occult ritual electronics from Germany and REPTILE WOMB: black blood death trance from USA. In fitting classy digipak. 秘匿的な活動を行う4組による宇宙の破壊をテーマにしたコンピレーションアルバム WILL OVER MATTER:フィンランドのミニマリストオカルトエレクトロニクス EDASI:エストニアのノイズ/インプロ/ブラックメタル RxAxPxE:ドイツのオカルトリチュアルエレクトロニクス REPTILE WOMB:ブラックブラッドデストランス (レーベルインフォより・超意訳) 解説後日!
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Thurston Moore and John Wiese - Live at MOCA (7ep)
¥1,200
SOLD OUT
まさかのコラボレーション!ex.Bastard NoiseにしてSissy Spacekのリーダー・John WieseとSonic YouthのThurston Mooreによるギターフィードバックデュオ実況録音盤!17年作、LAに居を構えるギャラリー Claimed Responsibilityからのリリース! JohnからSissy Spacekや彼のユニットの作品を何作か仕入れたのですが、リストにThurston Mooreとのコラボ作があったので思わず入荷してしまいました!Thurston Mooreといえば1981年から2011年まで活動を行っていたSonic Youthでの活躍はもちろん知られ、米ロック誌 ローリングストーンの企画『歴史上最も偉大な100人のギタリスト』にも選出(03年は第34位、11年の改訂版では第99位)されるオルタナティブロックの黎明期を支えた立役者。Sonic Youth活動期にもソロアルバムはリリースしていましたが、00年代に入ってからもOno Yoko / Merzbow / Jim O'Rourkeなどなど 名だたる面々とコラボ作品も発表しており、63歳を超えてもまだまだやってやんべや!という気概が感じられるサイコーなジジイです。 さてそんなJohn Wieseとは04年にthe Cherry PointのPhil Blankenshipが主催する名レーベル・Tronixからスプリット 7epを発表していましたが、今作は両氏による初のコラボ作品。前作ではミュージックコンクレート的な作風だったのが、ギターデュオでのコラボということで趣も変わり大変興味深い内容となっております。2015年2月5日、LAのMuseum of Contemporary Art 通称・MOCAで行われたライヴ演奏を真空パックした今シングル、ノコギリを引くようなギターノイズに地を這う低音ギターが衝突し、ちょっと聴きづらいところもありますが絶叫パフォーマンスも飛び出す超危険盤!ただロック的なギターフレーズも飛び出し、Thurston Mooreがオルタナ界の巨人としてしっかり爪痕残していることにもニヤリ。通して今作を鑑賞し、山本精一氏のギターソロ作品にも通じる質感を個人的には感じました。両巨頭による夢の共演、良きですなぁー!!
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Rotat / Kristityt / Unclean / Will Over Matter – Kolari III (CD)
¥1,700
フィンランド語で『クラッシュ/衝突』を意味する"Kolari"、ハーシュノイズのにぴったりなこの単語を冠した4way split コンピシリーズの第三弾入荷!Rotat、Kristityt、Unclean、そしてWill Over Matterを収録! さてさて このKolari comp!フィンランドのレーベル・EI ARMUAが自国のアーティストに特化したコンピレーションということで、18年にvol.1がリリースされ 22年1月現在 すでにvol.5までが排出済み。今回 当レーベルで取り扱うvol.3は参加ユニットWill Over Matterから直接入荷したので、残念ながらvol. 1,2.4,5は未入荷且つ未聴というなんともポーザーなスタンスでお送りしますが、他のシリーズもちょっとレーベルに問い合わせてみたいなと思うほどの好内容!フィンランドってばサイコー! トップバッターは、21年度に聴いたオレFavorite of the Year 第1位を見事受賞したRotat!(因みに2位はRape Over Chaos / 3位はSTUTS & 松たか子 with 3exes) コンピの趣旨に則ってかガラスの破裂音を変調した激烈ハーシュノイズ!ハウリングと戯れるかの様な喧騒の中、目まぐるしい展開を見せつける実力派!いやぁ… Rotatまぢカッコえぇ… 二番手はKristityt、フィランド語で"キリスト教徒"の意味を持つなんとも皮肉なユニット名。初めて名前聴いたな、と思ったらこのコンピがKristitytの音源デビュー作のよう。誰かの覆面ユニットなのかな…?さて音はというと空間を活かしたアヴァンギャルドノイズと言った趣。叫び声から蚊の鳴くような呟きまで、ボイスパフォーマンスをバリエーション豊かに使い分け反復ノイズの中でギターを爪弾く… Bestial BurstからアルバムをリリースしていたEdasiを思い出しました。 そして三番手、Uncleanはコレぞパワエレといった内容!派手さはありませんが、10年選手としての貫禄バッチリ!リリース作品数は少ないですが、各国の良質ノイズレーベルからの信頼があるのも納得の素晴らしい楽曲です。記憶が確かならばこのUnclean、フィランドノイズグラインド・Unpeaceのメンバーのユニットじゃなかったかな… ちょっと自信なし! さてトリを飾るは当レーベルがお世話になりっぱなしのフィランド極悪ブラックメタルレーベル・Bestial Burst首領、Sami Kettunen氏のユニット Will Over Matter!自ら"Occult electronics, Satanic industrial and sound alchemy"ユニットであると称し、08年からマイペースながらコンスタントに活動を続けるWill Over Matterですが、今作に提供した曲は変調された女性の声が延々とループし、ジワジワとせり上がってくるシンセノイズがなんとも不気味… 精神的にくるぜ!!反復トラックを使わせたら右に出る者いねーすな、正にOccult Electronics! 簡単に各ユニットの紹介を無知なりにご紹介してきましたが汗、『ノイズ』コンピと言えどその捉え方 / 表現方法は演者によってそれぞれ。それはもちろん当たり前のことかもしれませんが、ここまで個性豊かなユニットを集める企画力と、現代フィンランドノイズシーンの充実っぷりに感服する素晴らしい作品だと思います。こりゃーシリーズの他作品も聴いてみてーな!
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V.A. - Gore And Bizarre Grind Warriors From Japan (CD)
¥1,320
日本を代表するゴアグラインド、サイバーグラインド、ゴアノイズ、ノイズグラインド、ポルノゴアの精鋭全11組が一堂に会した奇怪グラインドコンピレーション。 HDP-0001 参加バンド Anal Zumou COSMIC GOATPUSSY Environmental Investigation FesterDecay Labia Majora Meat Chunk Melting Dysplasia Pervert Of Ability Zombie Rhythm Machine ものすごい光 堕武者+ultraviolence+ 時は2021年、舞台は日本アンダーグラウンドシーンのさらに最下層。ゴアグラインド、サイバーグラインド、ゴアノイズ、ノイズグラインド、ポルノゴアと多数の流派にて活躍する武人たちが今もなお自らの刀を振り続けていた。各々違った道を進んではいるもののゴアグラインド、グラインドコアの再興を願う気持ちは皆同じ。そんな彼らがこの度2019年設立Happy Despatch Productionsの記念すべき1stアルバムを作り上げるため、遂に一堂に会した。全11組の血に飢えた奇怪グラインド武人たちによる必殺奥義が炸裂する1stアルバムにして集大成の作品!四方八方から襲いかかる容赦ない斬撃に貴方は耐えられるか…? (レーベルインフォより) 19年創立、Japanese Gore Grindの未来を背負って立つ新興レーベル・Happy Despatch Productionsの初のプレスCD作品は日本の現行ゴアグラインド 11組を集めたコンピレーション作品!月岡芳年も真っ青の残虐非道血塗れ極悪オムニバスの決定版! Environmental Investigation/Mistieri/ボットン便所のTomoyuki氏が主催するHappy Despatch Productions。自身のバンドを中心にCD-R作品を短期間の間にコンスタントにリリースの後、遂にプレスCDでの作品発表に決行!Obscene Extreme Festivalに単身で乗り込むほどの日本一のゴア野郎・Tomoyuki氏が勝負をかけた今作は、現行のJapanese Gore Grindバンド11組を集めたコンピレーションCDです。気合いの1000枚プレス!ブラボー!! まずこの意義あるコンピレーションのトップバッターを担うのはもちろんレーベル主催 Tomoyuki氏のEnvironmental Investigation!作品毎にスタイルを徐々に変えているExVx、今作ではC.U.M.的な打ち込みドラムの怪しさを持続しながらも力強く肉感的な激速デスグラインドHCを披露!と思ったらC.U.M.のカバーも収録されています!笑 続いて登場はTwitter情報によると21/03/03結成のBrutal Gore Grindバンド・Melting Dysplasia!こちらも打ち込みドラムに腐臭を放つ弦楽器隊が怪しく絡みつくサウンド、00年代初頭のヨーロッパ勢を彷彿させる感じがGOOD!Dysmenorrheic Hemorrhageなんかを思い出しました! 三番手はZombie Rhythm Machine!その名の通りリズムマシーンを使用した打ち込みドラムによるDeath/Gore Grindですが、前2組よりもElectro/Noise要素が強い作風。ノイズゴアなブラスト地獄パートがいいすね〜 お次は大分のCarcass・Fester Decayが登場、一曲のみの参加となりますが音のミックス加減にニヤリ。高低ツインVoが楽器隊に多少埋もれ気味に収録されているのが、逆にバンドが放つ音のキョーレツさをアピール。いいすね〜、玄人ゴアグラインディングサウンド! そして新潟県産ポルノゴアバンド、ものすごい光!既に活動10年超えてるんですね!いわゆるパーティーゴアグラインドサウンド、曲全体を重厚感で埋めるのではなく隙間を残して軽快感を演出。ゴアグラインド界の2TONE的立ち位置?!特徴的な高音口笛ゴアVoにも注目です。 続きまして〜、自らを埼玉のOld School Style Gore Grindと標榜するMeat Chunk!勉強不足なもので検索掛けながら文章を書いたりしてるのですが汗、Meat Chunkのウェブショップに可愛いトートバッグがあったので思わずポチッてしまいました。このコンピの中でもMince色が強いバンドではないでしょうか?カナダのArchagathusや少し毛並みは違いますが、Mesrineなんかが好きな人にはど真ん中!収録2曲目、まさかのインストで驚きました笑 さて7バンド目!Cosmic Goatpussy!すげーバンド名だなと思ったらそれもそのはず、Zombie Rhythm MachineとaBiSyEikAh⊆のコラボレーションとのこと。非グラインド的なサンプリングに目がいきますが、デジタルを纏ったIntestinal Disgorgeのようでガイキチ路線一直線なユニットです! はい!次!!出た!!Anal Zumou!!しょーもな!(褒め言葉) Punkuboiのライヴを初めて見たBoredoms・ヤマツカEYE氏が『しょーもない、とんでもない、ろくでもない、なんでもない等々のモナイ系のなかで、モースト・モナイだろう』と絶賛したと古の書(remix/95年4月号)に書かれていたとのことですが、Anal Zumoもそのモナイ系の文脈の上に存在するバンドかと。ゴアノイズというジャンルはノイズでもなくゴアグラインドでもなく実はノイズグラインドでもないと私は思っているのですが、では何かと問われるとインターネット上の現象(≠ ブーム/ムーブメント)なのではないかと考えています。私の言っているその定義に関して、ゴアノイズの発生から後期LDOHを経由したゴアノイズを称するバンドの乱立など一概に言葉で説明はしづらいのですが、ただそこに有る/存在をしているのみで全く意義を持たない、というのが私が思うゴアノイズの美しさだと思っています。実は初めてAnal Zumouを聴いたのですが汗、凡百のゴアノイズバンドよりも全く意味不明な上にグッとくるカッコ良さがあって素敵だなーと思ってしまいました。よく聴かなくてもブラストパートないし笑 しょーもな!(褒め言葉) これ以上書くと暗黒舞踏の『命懸けで突っ立った死体』とか引き合いに出してしまいそうなのでコレくらいに… 結論:Anal Zumouはしょーもなくてカッコいい! はい!お次は!当レーベルでも最新デモが絶賛発売中の東京ボアゴアグラインダー・Pervert of Ability!先日入荷したデモはレコーディングスタジオでの録音でしたが、こちらはRawなリハーサルトラックでしょうか?綺麗にバッチリ取れているテイクも素晴らしかったのですが、こちらの生々しく高音Voが埋もれているようなトラックもなかなかGOODですな!どちらかというとグルーヴィーな感もあったデモ作品に比べ、デス度(=ポア度?)高めに仕上がっておりRaw/Low Grinderのみなさんにもオススメです! ラス2!堕武者+ultraviolence+!東方グラインド... アレだ、あの、同人ってヤツだ!CDRとかが行ってる... え、M3とか、だ!というくらい疎いのですが汗、東方グラインドの創始者/活動10年越えのベテランバンドです。J-Rockを経過したBrakecore/デジタルHC meets ブラストビートという趣でかなり他バンドとの志向が違うバンドに見受けられました。ただそのとっつきやすい音楽性とキャッチーな日本語詞がこのオムニバスのアクセントにもなっていて、よい意味で異質な存在感を示しています! さて、この大ボリュームなオムニバスを締めくくるのは、イタリアでぶいぶい言わせているGolem of Goreとも最近スプリットを出した新潟のLabia Majora!今作にも参加しているものすごい光のメンバーも在籍するハイスピードゴアグラインドバンドです。後期LDOHを髣髴させるゴアノイズ寸前の激速サウンドで、当レーベルでも販売していたSulfuric CauteryやHuman Effluenceにも匹敵するヤバスギル4曲を収録!こりゃ爽快ですわ!日本にもこういうタイプのバンドがいたことに感動&自分の勉強不足っぷりに反省... しかし最後の曲前に入ってくるSE、世にも奇妙な物語の懲役30日じゃね? つーことで駆け足でオムニバスの内容に触れさせてもらいましたが、人生いろいろ、ゴアグラインドもいろいろ。一言でゴアグラインドと言っても11組の強烈な個性がひしめき合う現代日本の闇が詰まったホントに素晴らしいオムニバスです!つーかオムニバスCDおもしれーな!
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Agathocles / Corrupt Vision - split (7ep)
¥1,000
珍スプリット入荷!ご存知ベルギーが誇るMincecore大魔王 Agthoclesと、カリフォルニアはオレンジカウンティの2Tone/SKA meets HCなキテレツバンド・Corrupt Visionのスプリットカセット!だったのが7インチレコードで早くもリイシュー!!カセットと同じく、アメリカのRatgirl RecordsとNo Time Recordsによる共同リリース!限定300枚の内、黒盤仕様で入荷です! Mincecore、それは神がAgthoclesの為に用意した言葉。決して衰えることのない現在でもバリバリ活動中の彼らですが、今作に収録されているのは97年録音のこれぞAGxな4曲!曲の速さに特化したMincecore収録で早足に4曲駆け抜けてしまうので若干物足りなさはありますが、90年代の彼らの音源の中でも秀逸なテイクではないでしょうか?深みがある若干ゴアっ気も感じさせるVoがカッコいい!それがメタル度ゼロな楽曲に乗り高速で駆け抜けます。やっぱAGxはサイコーですな。よくAGxは音源が出すぎていてどれから聴いたかわからないという声も聞きますが、手当たり次第 目に付いたものは全部聴くというのがこのバンドの正しい聴き方です!私がDiscogsでマークしているAGx所持音源、134もありました... とにかく見つけたら全部聴こう! さて続いてカリフォルニアのCorrupt Visionですが、Crack Rock Steadyと自らを標榜した16年結成の比較的若いバンド。ではそのCrack Rock Steadyとは?コレがまた驚き!スタスタ高速2ビートにSKAコアよろしくカッテイングギターをおりまぜ楽曲に緩急つける荒業をやってのける狂いっぷり!SKA meets Grind/Hardcoreと言えば真っ先にドイツのLe Scrawlを思い浮かべますが、彼らがホーン隊などを用いSKA/JAZZの楽曲の中にGrindocoreを落とし込んだ方法論とは対照的に、このCorrupt Visionはファストコア的アプローチの中にカッティングGtを織り交ぜハードコア的な食感はそのままに駆け抜けていくスタイル。要は90年代のスカコアといわれていたバンドがおかしい位にスピードアップしたような感じと想像してもらって間違いないと思います。因みにこのバンドはSKA HCといってもホーン隊は無し、ただこの狂いっぷりはidol punchやLarge400、そしてpenisboysなんかのガチャガチャしたFAST HC好きにドンピシャな出音かと思います!3曲目はSPAZZのカバーです! AGx = 超好音源、Corrupt Vision = 奇形楽団っつーことでチェックよろしくお願いしますー!
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Goatpenis - Apocalypse War (CD+DVD)
¥2,200
2016年にPagan War DistroからリリースされたGoatpenisのアルバム "Apocalypse War"がBrazilian Ritualより再発!ジャケット差し替え、そして2018年11月18日にブラジルの聖地・Belo Horizonteで行われたフェス "Brazilian Ritual Fifth Attack"の模様を収録したDVD付き! 中心人物であるSabbaoth氏の訃報が流れたのが今年2021年2月。NWN!と契約してから2枚目のアルバムが出たばかり、ど地下なアンダーグラウンドレーベルを渡り歩いた彼らが世界的なレーベルと契約し これからだというタイミングだった為、Sabbaoth氏の急逝はファンとして大変ショックを受けました。SSPがSeth Putnum関係のサイドプロジェクトを多くリリースしていた流れから、当時SSPに所属していたGoatpenisを手に取ったあの時からドップリと沼にハマってしまった私にとって、War Black Metal = Goatpenisであると言っても過言ではありません。また初期リリースは80's後期から90's初期にかけて盛況した南米独自の音楽スタイル Deathcore Metal (いわばSatanic Noise Grind)であったことから、ノイズグラインド耳な私に取ってどの時代 / どの演奏スタイルを切り取ってもガッツリとハマる稀有な存在であり、高円寺 BOYのHP上の解説内にあったGoatvulvaとの関係の考察なんかを読んで胸を高鳴らせたものです。最近になってSabbaoth氏が亡くなってからGoatpenisが初めてインタビューを受けたようで、追加メンバーは入れずに活動は続けていくという内容だったので安心しました(歌詞をSabbaoth氏が書いていたのでそこが悩みとのこと) まさかの日本盤もリリースされたことですし、彼らの終わらない快進撃にまだまだ期待したいものです。 イントロが長くなってしまいましたが汗、こちらのBrazilian Ritualから再発された今作!ほんとサイコー!この"Apocalypse War"というタイトルでGoatpenisはシングル作とアルバム作をリリースしていたのがとてもややこしく、どちらの再発なの?と私と同じく混乱した方も多くいらっしゃると思います。正解は本編が10曲入っていたアルバムの方!因みにシングル作に収録されている楽曲はほぼこちらにも入っていますが、ダイハードなファンはアルバム未収録の曲を求めてシングル ver.もチェックして頂きたいです。 アルバムロゴも寄せていることから、フランシス・フォード・コッポラ監督の『地獄の黙示録』(原題:Apocalypse Now)をテーマに作成されたアルバムであることは容易に想像がつくのですが、なんと!私!地獄の黙示録を見たことがありませんで…汗 このアルバム内でも映画からの引用と思われるSEが多く登場し、映画を見てから聴くとまた違う側面から楽しめる…のかもしれません汗 なんせ見てないもので… しかーし!流石Goatpenisと言いたくなるキョーレツなブラストパートを擁しながらもメタルバンドたれと、メロディーを殺さず いわばありがちな音塊としてのWar Black Metalではなくあくまでも『楽曲』として成立している点が素晴らしい。その獰猛さ/殺傷力のみが評価されがちなこのWar Black Metal界隈において、メロディーにも重点を置いているバンドがそのシーンの立役者であるという点にもグッときます! そしてそして、ボーナスディスクとして収録された18年11月のライヴ映像も素晴らしい内容です。Sabbaoth氏 存命中のライヴは恐らくこのDVDで見納め… しかしBrazilian Ritualは今回も見応え、そしてプロカメラチームによる素晴らしい映像を残してくれました!Goatpenisのその勇姿、目に焼き付きましょうぞ!泣
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ヒミツの錯乱棒 - 精神白濁 (CD)
¥2,200
2014年秋葉原にて結成のち、一貫して混沌・錯乱・生々しさ剥き出しの 公開自慰的パフォーマンスを伴うライブを継続中のハードコアバンド「ヒミツの錯乱棒」待望の1stフルアルバム!! ブチ撒けたいものをブチ撒けたいだけブチ撒ける。 吐き出したいものを吐き出したいだけ吐き出す。 親愛なる不適合者に捧げる全11曲を収録。 メンバーは「MESTIERI」「Pervert Of Ability」など別バンドや同人音楽でも活動しており、パンク・ジャパメタ・クラストコアなど様々な要素が混沌と入り混じったハードコアサウンドを形成する。 初のレコーディングスタジオによる録音でありながらライブの生々しさを感じさせるミキシング、ボーカル直筆のジャケット画を含むアートワークにまで「ヒミツの錯乱棒」の全てを詰め込んだ集大成的な作品。 (インフォメーションより) 当レーベルでも取り扱いのあるグラインドバンド MESTIERI/Pervert Of Ability/ゆれつずけるのメンバー擁する東京奇形HCパンクバンド・ヒミツの錯乱棒がファーストアルバムをドロップ!白濁液に塗れた真っ裸な承認欲求で殺されろ! ヒミツの錯乱棒、ジャンルは違えど ご縁があって私のバンドでもよく対バンさせてもらってるのですが、まぁ困ったバンドでして…笑 VoのS口くんは最終的にほぼ素っ裸になるし(ただしペニバンは装着)、エロ漫画破って客にばら撒くし、ダッチワイフというよりは空気人形がなんかそこらでくたばってるしで。あ、ライヴの話です!笑今やジャンルの垣根を越えて様々な企画に出演、過剰なパフォーマンスが話題を呼んでいるライヴバンドです。 これまでにデモCD-Rを数タイトル出していましたが、遂にファーストアルバムをリリース!前述の様にライヴでは曲をゆっくり聴いている暇も無い過剰演出バンドですので、ヒミツの錯乱棒の曲とじっくり対峙するのはこのCDの再生ボタンを押すまで私はありませんでした笑 錯乱棒の音を形容する際、避けては通れないのは殺害塩化ビニールだと思うのですが(以前、錯乱棒は殺害の公開オーディションCD-R "出せんの殺害!?出れんの自家発電!?"というV.A.にも参加している)、そんな殺害所属のAIDSや四日市ぜんそく、そしてとりわけQP-CRAZYの影響を色濃く感じさせられます。QPからの影響は一聴すると出音のMIXが全く違いわかりにくいかもしれませんが、QP-CRAZY特有のキャッチーな曲展開やブレイク、そしてコーラスワークなどに錯乱棒からのフルリスペクトを感じられました。因みにVoのS口くんと私が推すQP-CRAZYの最高傑作は"平成暗イ死ス"ということで一致しております! でももちろん先人の模倣に終わっているわけではもちろんなく、メンバーそれぞれが色々な音楽を聴いているのがわかる◯◯系というよりは広義の意味でミクスチャーな感があり。Voがユーロ系スラッシュHCっぽいと思うのは勘違いかしら?そして東京HCバンド御用達のNOISE ROOMでのレコーディングという安心感もありますが 、MESTIERI/Pervert Of Ability/ゆれつずけるのメンバーがいるからなのか、ミキシングをクラスト/グラインドな出音にかなり寄せているのも中々ユニークな試みかと思います! しかし若いバンドが自主制作でCDを出すっていうのはとても嬉しいですね〜。何も出さないで、解散表明もしないで自然消滅しちゃうバンドも多い中、こういうキョーレツな物を投げつけられるとなんか嬉しくなっちゃうぜ!いいぞ、ヒミツの錯乱棒!もっとやれ!!
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FesterDecay / Crash Syndrom - Encyclopedia Of Putrefactive Anomalies (CD)
¥1,320
福岡を拠点に活動するゴアグラインドバンド、FESTERDECAYと東京をベースに活動するゴアグラインド、CRASH SYNDROMによるゴアグラインド頂上決戦スプリット!! FESTERDECAYは初期CARCASSから影響を受けたパソロジカルで死臭漂うステンチ・ゴアグラインド、5曲を収録。CRASH SYNDROMは中期CARCASSのメロディを取り入れた、後にゴアメタルとカテゴライズされるスタイルを踏襲した楽曲で自ら「CARCASSよりもCARCASS」と言わしめた3曲を収録。 CARCASSファンはもちろんGENERAL SURGERY、HAEMORRHAGE、PATHOLOGISTなどのCARCASS直系ゴアファンからグラインドコア、デスメタルファンにもオススメの1枚! (レーベルインフォより)
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Wadge - Assembled Armaments & Exotic Lore (2CD)
¥2,000
2021年リリース真打登場!マジでこのリリースを待っていた!カナダ発 100% Drum Machine GRINDバンド・Wadgeのシングル/コンピレーション曲をなんと128曲集めたコンピレーション、フルボリュームの二枚組で登場です!リリース元はUS アイオワのレーベル・Mortville Noise!限定500組です! 待ってましたよー、このコンピ! あのAssuckのディスコグラフィー盤を出した(んだけど発売直前になって一部メンバーは承知していなかった為ブートレグ扱いになったという曰くつきの...汗)オーストラリアのBlastAsFuk Grindocoreが、Wadgeシングル集発売しますとUpcoming Releaseに載せていたことで根っからのWadgeッコである私は大興奮したのですが全くの音沙汰がなく10年経過... あのレーベルも色々あって企画が倒れてしまったのかしら...リリースもしてないし...なんて思ってたんですが、去年の暮れにMortvilleのAndyから『次はWadgeの二枚組だ!』メールが届いたんで大興奮!知っている人は遂に出るのか!と私と同じ気持ちでしょう。うれCぃ~!! まずは収録内容を確認! 1-5 = split 7" w/ ENEMY SOIL 6-12 = split 7" w/ PRÄPARATION-H 13-23 = "On A Mission" 10" 24-29 = split 7" w/ PANTALONES ABAJO MARINERO 30-34 = split 7" w/ NEEDFUL THINGS 35-40 = split 7" w/ SHIT ON COMMAND 41-43 = split 7" w/ THE ENDLESS BLOCKADE 44-47 = split 7" w/ SANITYS DAWN 48-50 = split 7" w/ SOIL OF IGNORANCE 51-55 = "Tiki Gods, No Masters" Digital EP 56-58 = "v/a "Incident At Ape Canyon" CD 59-61 = split 7" w/ GROTESQUE ORGAN DEFILEMENT 62-68 = "Screaming For Tiki" Digital EP 69-75 = split CD w/ CAPTAIN THREE LEG 76-82 = v/a "Multidimensional Sodomy, Electric Bloodlust And Cosmic Curses On Mankind" 3-way LP 88 = v/a "Small Doses" CD 90 = v/a "Deadly Encounters Volume 2" 7" 91-92 = v/a "Grind In The Mind" 7" 93 = v/a "Imbalance Digital Compilation" 94 = v/a "The Street Enters The House" CD 96 = v/a "Where's Your Beard?" cassette 97 = v/a "Crush Your Canadian Idols" CD 98 = v/a "The Progress For Annihilation" 7" 100 = v/a "Pieces" cassette 101 = v/a "Cash, Gash & Thrash" 7" 102 = v/a "Drum Machine Madness" 7" 104 = v/a "Crush Your Canadian Idols" LP 106 = v/a "Freak Power" LP 110 = v/a "Wizards Of Gore" Impetigo Tribute CD/LP 111 = v/a "Noise Against The Machine" 7" 117 = v/a "A Grindcore Christmas" digital compilation 122-124 = v/a "Pacino Grande" cassette 125 = Crawl/Child "Principles Of Exclusion" CD everything else = previously unreleased RSRから出ていた単独10インチ、Agoraphobic NosebleedのJay Randall氏主催のネットレーベル・Grindcore Karaokeからデジタルリリースされていた単独シングル作、そしてRSRやDiscos Al Pacinoからリリースされていた大量のシングル作に加えコンピレーション参加曲までも... 加えて未発表曲も25曲収録!!!!至れり尽くせりとはこのことですな! 逆にこの作品集に収録されていないのは... Wadge - Guise (cass) *初期デモ音源 https://www.discogs.com/ja/Wadge-Guise/release/2545300 Wadge - The Road To Hana (CD/cass) https://www.discogs.com/ja/Wadge-The-Road-To-Hana/master/413447 Wadge - Double-Take Hawai'ian Style! (CD) https://www.discogs.com/ja/Wadge-Double-Take-Hawaiian-Style/release/2116238 Wadge - The End Of Ethnology (CD) https://www.discogs.com/ja/Wadge-The-End-Of-Ethnology/release/9356946 Blower / Wadge - split (CD/cass) https://www.discogs.com/ja/Blower-Wadge-Blower-Wadge/master/287985 Wadge - Alohapocalypse (cass) https://www.discogs.com/ja/Wadge-Alohapocalypse/release/16787049 要はフルアルバム三種と最近作である単独作品(Grindcore Karaokeからのリリース)、そして名盤と名高いBlower(ex.Enemy Soilのメンバー在籍、Jesus Of Nazareh/Shit On Commandの前身)とのスプリット作が『収録されていません』。Mortville Noiseからリリースの"The End Of Ethnology"は当レーベルでも入荷していますが、RSRリリースもたまに見かけますので皆さん要チェック!Blower / WadgeスプリットはWadgeももちろん素晴らしいのですが、Blowerの"Unchallanged Hate"(Napalm Death)のカバーがサイコー過ぎるので見逃すわけには行きませんぞ!!デモテープはまず見つからないのでYoutubeで!(*オレは持ってるけどな!) とまぁそういうことでWadgeの音源の約半分がこの作品で手に入るのです!マスト! と、とりあえずWadge全部そろえたほうがいいよという指南から始まる商品レビューですが汗、ここでWadgeとはなんなのか? カナダのPaul Pfeifferが結成したグラインドコアバンドで、元々はワンマンバンドではなかったのですが最終的にPaul以外は脱退→マシングラインド期に突入といった流れだったかと思います。キャッチーな曲展開が当時のAgoraphobic Nosebleedと共鳴し、Enemy SoilやPantalones Abajo Marinero等とスプリットを経て世界的なバンドへと成長、現在に至るといった感じです。 そしてタイトルにある"Assembled Armaments(組み立て式の武器) & Exotic Lore(エキゾティックな伝承)"とあるように、Wadgeの作品は時期によってテーマが違います。初期=Assembled Armaments期は銃や刀などといった殺傷能力を持つ武器をジャケットに取り入れており、リリース当時はPaulのことを危ない武器おじさんだと認識していました笑 それがなぜかハワイアンなティキ(ポリネシア人がハワイに伝承した宗教的観念と古代ハワイ人の文化の融合により生まれた独特な神像)を導入、コレにより曲にもサーフロック(いわゆるテケテケ)なコード進行まで登場しハワイ文化愛好家おじさんに大変身!その変貌っぷりにマジで意味が分からなかったのですが、サーフ音楽とマシングラインドの融合はティキ像の異形さを思わすオリジナリティを持ち唯一無二のサーフグラインドサウンドを展開!しかしコレはネタでもなんでもなく、Paulはハワイアン文化に傾向しており自分で巨大なTiki像まで彫ってしまうハマリっぷり。私は以前Paulからトレードを持ちかけられ自分のバンドの作品なんかを彼に送ったのですが、お返しにWadgeの作品と共に手彫りのTiki像ペンダントを送ってくれました笑 まぁ兎にも角にもこのバンド、キャッチーなグラインドコアを求めている人にはもってこい!前述のように時期によって発する音も違いますので、125曲通して聴いても飽きが来ない超ボリュームにして美味し過ぎるサービス過剰な逸品です!初期Agoraphobic Nosebleedファンはもちろん、スウェーデンのBirdfleshや大分のCarcass Grinderが好きな人なんかにも是非聴いて頂きたい今年一のリリースであります!!!!!!!
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Wadge ー The End Of Ethnology (CD)
¥1,200
カナダ発 100% Drum Machine GRIND・Wadgeの16年作3rdアルバム再入荷!武器おじさん、ハワイアンおじさんの経験を経て、今回は真鍋博 作画と思わせる幾何学的な自作絵をジャケットに またもや世界中のグラインダーにハテナを投げつける問題作!しかしバッチリ拳が上がる特上グラインドコア作品で申し分のない傑作!Mortville Noiseからのリリース! 結論から言うとハワイアンテイストなし、最初に銃声のSE音なんかも使ってるんで原点回帰のような気もしなくはない今作。Mortville Noiseからリリースされていることもあり、最近のCaptain 3 Legsからの影響も感じなくはないキャッチーなグラインドコア作品!Paul自身による独り掛け合いツインVoもかっちょいい!ゲストにAgoraphobic NosebleedのJay Randall氏がノイズを担当、Mortville Noiseからディスコグラフィー盤もリリースしたForced ExpressionのBrian Carroll氏とC3LメンバーでありMortville NoiseオーナーのAndyがコーラスで参加!HC色の強い作品となっています。 しかしPaulは凄く器用な人で、めちゃデカいTiki像を手彫りするし今回ジャケに使っているアートワークもテメーで描いた2m超えの油絵をデジタルに落とし込んだものだし(Paulのインスタで見た笑)The 趣味人!って感じがしますな。いい歳の取り方!
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SIDETRACKED - Hollowed Out (cass)
¥1,200
USはワシントン州発のPower Violenceバンド・SIDETRACKED、01年結成から18年 満を持して発表された19年作のファーストアルバム "Hollowed Out"!To Live A LieからLP ver.と同時リリースされたカセット版を入荷いたしました、メタル要素皆無ピュアクラシックPVともいえる彼らのショート/ファストな激烈楽曲24曲も詰め込んだサイコーの逸品! 実はSIDETRACKEDのこと最近まで知りませんで... 01年から活動し作品数はアホほど出してはいるものの私のチェック不足でleechのメンバーに教えてもらうまで全く知らず、タイミングよくSuppressionからSIDETRACKEDとのスプリットカセットが送られてきてマイヴァージンを失うことに成功したという私にとってフレッシュな印象のあるバンドです。しかーし!これがまた良いんだわぁ~ 彼らのBandcampやDiscogsのページをチェックしていただければ分かると思うのですが、単独策のほかに夥しい量のスプリット作品をリリースしています。最近で言うとカナダのScum Humanや、イタリアのThe Seekerなど名の知られたPower Violenceバンドとのスプリット作がある一方、USノイジシャン・Limbs Binや当レーベルではおなじみアイオワの怪人・Captain 3 Legsやオハイオのノイズグラインド・Living Roomとの分割盤もあったりします。10秒以内の曲のストックも結構あるようで作品によってはノイズグラインド的な楽曲のみで構成されているものも多かったりと、PV/Noise Grind界隈を往来できるなかなか稀有な存在です。Suppressionとスプリットを出しているのが最も象徴的なのではないでしょうか。 そんな彼ら、私が持っている数作ない彼らのリリースにおいてはどちらかというとノイズグラインドサイドの曲を収録していたかのように思いますが、この初のアルバム作品 "Hollowed Out"ではピュアなPower Violence楽曲で推し進めていく印象がありました。言ってみたらLack of InterestとかSlap A Humリリースあたりのバンドのような、PVの持ち味であるストップ&ゴーを多用した心躍るちょっぱや曲ばかり!日本のバンドで言うとHIMOみたいな要素もあると私には感じられました。 あとなにが好きってこのバンド、ちょっとオタクくさくて好きなんですよね笑 研究してるなーというか、PV好きなんだろーなってところが笑 同じ穴のムジナってやつ?ま、聞いてないっすね!スンマセン!!
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Sarcófago - Hate (cass)
¥1,300
ブラジルベスチャルブラックスラッシュの金字塔・Sarcófagoによる1994年4thフルアルバムのカセット版入荷!こちらGleyhaze RecordsからLPと共に再発された2020年再発版です! ヤケクソ気味の打ち込みドラム連打から始まる今作、ドラマー不在の状態で製作されたということを顧みるとそのことに対するフラストレーションが冒頭に表れているのかもしれません。D.D. Crazy氏を筆頭に敏腕ドラマーと共にアルバムを築き上げてきたSarcófago、その彼らがドラムマシーンを用いて製作した初のアルバムということで『正直どーなの?』という声も聞こえてきそうですが、SarcófagoはSarcófago!素晴らしい冷徹ブラックメタルを作り上げております!冒頭の連打パートやところどころ挿入されている明らかにnot ヒューマン likeな超高速打ち込みドラムは作品全体の非人道的な冷たさを演出することに成功しており、今までのバーバリックな印象よりももっと悪魔的なイメージを感じさせるアルバムです(わかる?汗) 今作でもGtを務めるWagner氏の呪詛めいたVoがヤヴァー!アルバム後半に収録されているスローテンポの曲はインダストリアルメタルと化した次作 "Worst"への布石なのでしょうか? 今作の内容もさることながら、インナーに掲載されているメンバー写真が本当に渋い!!!!商品写真2枚目がそのメンバーフォトなのですが、素晴らしくないですか?こちらSSPがSarcófagoの最終作である"Crust"のLP再発盤において、インナーに使用した写真と同じ写真だと思われますがもうホントカッコよすぎる!!コレでシャツくれー!!
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死体カセットのぎゃああああ!!(baseball shirt)
¥2,400
20%OFF
20%OFF
耳痛 / 頭痛を通り越し頭が爆発するほどノイズグラインドを浴びましょう! こちらはラグラン仕様です。 ボディ:プリントスター *着丈表は商品画像に掲載してあります。
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Stress Orphan - Mass Casualty Event (CD)
¥1,600
アメリカのノイズアーティスト Erik TrudeによるPower Electronicsユニット・Stress Orphanの1stアルバム入荷!ジワジワと盛り上がっていく緊張感に溢れた好内容、Phage TapesとFusty Cuntによる共同リリース作品! 最近、というか私がノイズを聴き始めた約10年ほど前からシーンの第一線を引っ張り続けるPhage Tapes。当レーベルでも何度かやり取りして素晴らしい作品を取り扱いさせてもらっていますが、今回ご紹介するこのStress Orphanの作品は同じくアメリカのレーベルであるFusty Cuntとの共同リリース。Fusty = カビ臭い/ムッとするといった意味を持つ単語ですが、下品な名前が好きな私も前々からチェックしつつも流通の悪さから入荷することが出来ず晴れてFusty Cuntリリース初入荷、個人的にも初のFCリリースをCD棚に収めることが出来ました。このStress Orphanのリリースは16年と少し前の作品となりますが、Phage Tapesと組んだこのリリースのような共同リリース以外のFC単独リリース作は30〜70程度の少部数の物ばかり。2010年から始動のレーベルでカタログナンバーは200を超えていますが、前述の通り流通があまり良くないこともあり中々作品が手に入りにくいレーベルです。パワエレ/ハーシュノイズのリリースが目立ちますが、油断しているとノイズグラインド作を少部数でリリースし私のようなマニアを困らせる存在。最近は完全に油断期間に差し掛かっていましたので先程レーベルのサイトをチェックしてみたら、Suppressionとスプリット作を出していたChristian Loversの単独作やUrine Cop/Sewer Systemのスプリットテープなんかも出してやがりました…!おいおい、MO*TE の新作まで出てるじゃないか… ヤバいすねぇ… セレクトが絶妙で嫉妬さえ感じます、今度 直にコンタクトしてみよう。 という訳で解説の大半をFusty Cuntについて割いてしまいましたが、本題であるStress Orphanのファーストアルバムです。最初のリリースが11年ということで今年で既に活動を10年ほど継続していることになるErik氏のノイズプロジェクト、Stress Orphan。初期リリースはAgoraphobic NosebleedのJay Randallが運営するネットレーベル・Grindcore Karaokeからの作品が多く、映画『シャイニング』で物語のキーとなる料理長 ディック・ハロランを演じたスキャットマン・クローザーズへのトリビュート作を提供していたり中々面白い。肝心な今作の音の方は正直ハデさはありませんが、エクスペリメントな趣もあるジワジワと静かに盛り上がっていくPower Electronics長尺曲を4曲収録!Fusty Cuntのウェブサイトでも"Highly Recommend"とコメントされている今作ですが、ISIS/NeurosisなどHydrahead系のバンドが好きな方にもアピールし得る要素を持ち合わせているように思います。先に名前も出しましたがAgoraphobic Nosebleedの超ド級の名盤 "Honky Reduction"の最後から二番目に収録されたパワエレ曲 Acute Awareness (For Wood)とこのアルバムの雰囲気がかなり近いように感じられ、私の頭の中で該当曲を『Hydraheadのフィルターを通して洗練した』イメージが一聴して浮かんできたことをこちらに書いておきたいと思います。簡単に言うとこの作品、シブくて良い!以上!!
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V.A. - Tremendous American Carnage (CD)
¥1,300
SOLD OUT
ex.Hellnation/ex.Exit 14/Brody's Militia/Erectile Dementiaなどなど、おびただしい数のバンドを渡り歩いてきた(ex. Präparation-Hだったとは!知らなかった)ケンタッキーの巨漢ヒゲもじゃ・Dougが主催するBackwood Butcher Records監修の近代アメリカングラインドコアコンピレーション!今を生きる現役USグラインダーズを知るには絶好の好コンピレーション! 収録バンドは以下の通り↓ DEAD FRIENDS SEWAGE GRINDER PLF RANCHO RELAXO GOWL SUPPRESSION VOMIT BREATH RIDICULOUS TERROR BRUISED EGO COUPLE SKATE REEKING CROSS DETERIORATION SULFURIC CAUTERY LUNK ERECTILE DEMENTIA COKSKAR HACKSAW SHORT ORDER GOD'S AMERICA 全20バンド 驚異の119曲収録ですが(!?)、各バンドでトラック分けがされている聴きたいバンドの選択が瞬時にできる親切設計。 Dougのバンド・Erectile Dementiaをはじめ、当レーベル的には贔屓しがちなSuppression、ex.Enemy Soil/ex.Blower/Jesus of NazarethのMason率いるノイズグラインド ・Reeking Cross(気づいたらDougこのバンドにも加入してるのか!?)、そして来日公演も行ったNEKRO DRUNKZやP.L.F.(Pretty Little Flowerって表記やめたのかちら?)など、"グラインドコアコンピ"と一括りで言っても全者全容なそれぞれの個性が光る素晴らしい内容となっております! 個人的にオススメしたいのが台湾のMyxomaともスプリットを出していたオハイオのボディビルディングゴアグラインド・LUNK、飛ぶ鳥落とす勢いで世界中の話題をかっさらっているこれまたオハイオのゴア/ノイズグラインド・Sulfuric Cautery、解散してたと思ってたんで生存確認が嬉しいまたまたオハイオのミンスゴア・Couple Skate、んでもって全ての楽器をテメーでこなすコイツもオハイオな最強ワンマングラインドコア・D.E.A.D. F.R.I.E.N.D.S!!オハイオ無双!!!!オハイオのLimaにあるLeather Shopというハコを中心に物凄く良質なグラインドコアシーンが形成されているので真正グラインダーは要チェックですぞ!今回初めて聴いたバンド・Rancho Relaxoも良いなーなんて思ったらオハイオのバンドだってんだから恐ろしい州だな… そしてもうひとバンドおすすめしておきたいのかコネチカットのGOWL!このバンドも単独作を一時期コンスタントにリリースしていましたが久々に生存確認(過去作かもですが…)!見た目はWeezerみたいな音楽やってそうな風貌なんですが、激ロウなグラインドコア曲を提供していてグレート!超キョーレツです! と、まあ簡単に収録バンドをご紹介しましたがハッキリ言っていま諸外国のグラインドコアバンドは熱い!元気!過去に素晴らしいグラインドコアバンドを多数輩出していた我が国 日本ですがこのままだと置いてかれますぞ〜。バンドやろうぜ!!
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Gasp - Drome Triler Of Puzzle Zoo People (cass)
¥1,400
SOLD OUT
90年代のPower Violenceシーンでその特異なサウンドを武器に一際異彩を放っていたサザン・カリフォルニアのGasp、彼らが伝説的PV/Fastcoreレーベル・Slap a Hamから98年に発表した名作ファーストアルバムがカセット再発!Slap a Hamの遺志を継ぐUS最強Grind/PVレーベル・To Live A Lieからのリリース! ズルっとした超重量スラッジコアナンバーから始まる今作、しかし突然発作を起こした様に高速発狂ナンバーになだれ込む展開がなんとも痛快!その後は電子音/テープコラージュを駆使して宇宙を思わせるアンビエントパートが続き、そろそろ速いパートに流れ込むのか?と身構えていると肩透かしを喰らうも笑 その独特のGaspの世界に引き込まれること請け合いでしょう。ぶっちゃけた話、所謂90'sのPower Violenceバンドの正当な路線の文脈では語りきれない変化球を投げ続けていた彼ら。元祖PV・Man Is the BastardのBastard Noiseよりのアバンギャルドな路線や、この作品の後にスプリット作を出していたDeerhoofなどのオルタナティブロックの流れからPVに殴り込みをかけたと考えた方がGaspを理解する近道ではないでしょうか?先にも書きましたが、速いパートを期待しすぎると肩透かしを喰らう今作。宇宙浮遊的なアンビエントパートとスラッジパートが大半を占める今作はMelvinsを思い出させ、所謂Melvinsの傑作と地雷盤とも言われる笑 実検作を上手いこと掛け合わせたような感触を覚えます。 繰り返しになりますが、PV文脈で考えていると彼らの良さが伝わりにくいかと。私もみうらじゅんよろしく『絶対好きになってやる!』と何回も聴いて、何年かかかってやっとオルタナティブロックの解釈で大好きになりました笑 間違いなく亜流ではありますが、90's Power Violenceの(良くも悪くも)多様性を示す金字塔!なかなかカセットver.はお目にかからないと思いますので気になる方は是非チェックよろしくお願いします!! …新作入れればよかったな汗
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Demisor ー Nihilistic Deadfall (one sided flexi)
¥1,200
シンガポールが誇る老舗グラインドコアバンド・Demisorが待望の単独シングルをリリース!!30年以上の活動を続ける彼らがいまだ持ち続けるグラインドコア魂をギュッと詰め込んだ快作!シンガポールのShitresistが放つ3曲入り片面ソノシート!ステッカーつき! 1987年、デスメタルバンドとして結成したDemisor。活動を続けていくうちに徐々にグラインドコアへと音楽形態を移行し、90年代半ばにはシンガポール及び東南アジアを代表するグラインドコアバンドへと成長した。多数の作品を残し日本のC.S.S.O.ともスプリット作をリリースした彼らは99年に来日公演を決行、川崎クラブチッタで行われた肉奴隷主催のオールナイトイベント "殺戮雑音部隊"ではCorruptedをはじめ日本のバンド25組が集結、伝説の夜となった (余談ですが当時のDOLL誌に肉奴隷の岡ちゃんが開催の意気込みを語ったコラムが載っていました。それを見た当時中学生の私は静岡の片田舎で行きたい~とのた打ち回ったものです) 早くから東南アジアのバンドを国内に紹介していたBloodbath Records、そしてスプリット相手でもあるC.S.S.O.のナルトシさん主催のObliteration Recordsの尽力によって、ここ日本でもDemisorの作品が幅広く流通され東南アジアのグラインドコアバンドの代表格として周知されているように思われる。 っていうのが私が思う『90年代』のDemisorです。00年代に入ってからは正直な話、音楽スタイルに迷いが見受けられるんですよね~。Demisor 大好きッコとしては彼らの00年代にリリースされた作品もしっかり追いかけていたのですが、作品毎に(グラインドコアという狭いふり幅ではありますが)スタイルにバラツキがあり、個人的に90年代で終わってしまったバンドなのかな...なんて思ってしまったり。2012年に満を持してリリースされたファーストアルバム”Grind for Life"は素晴らしい作品だと思うし大好きなのですが、いわゆるNasum系でDemisor節が鳴りを潜めてしまっていたかと.... そんな彼らが2021年にリリースした作品、Demisor / 単独作品 / ソノシートというマニア心をくすぐる要素いっぱいでしたので入荷してみましたが.... これがまたサイコー!!!!!!!!!!!!!!!!! 今までの迷いを吹っ切るかのような爆裂オールドスクールグラインドコアを3曲収録、やっぱオレ達はこれっしょ!というBack to the Rootsな意気込みを感じる素晴らしい作品です。高低Voを自在に操り、重厚感のある楽器隊と共に剛速球で飛んでくるグラインドナンバーに悶絶!私が聞く限りではカオティックなギターフレーズも嫌味な感じでなく盛り込まれていて、程よい味付けに成功。この作品を聴いていて、日本が誇るグレートグラインドコアバンド・Fortitudeなんかも思い出しました。また赤いソノシートってのもいいですね、購買意欲をそそる丁寧な作りが素晴らしいShitresistの気合いも伝わるリリースです。 オールドスクールグラインド野郎必聴!Demisorの今後が楽しみな21世紀のマスターピースです!
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Psycho Sin / CYANAMID / Social Decay / Lethal Aggression - NJ Made (7ep)
¥1,000
Ratgirl Records/Jerk Off Recordsがお送りするアメリカはニュージャージー州の古参HCバンドを集めた7epコンピレーション!もちろんPsycho Sinは収録、その他にCYANAMID、Social Decay、Lethal Aggression!このメンツの並びを見るとやっぱPsycho Sinってすげーんだなと改めて思います。ダメバンドだけど!カルトHC決定盤!200枚限定! A面トッパーはもちろんPsycho Sin!ジャバジャバ言ってる楽器群に比べてCarl御大の声がよく聞こえること!笑 音楽の体裁をとっていないアンチミュージック音源! 続いてCYANAMID、先日イタリアのFOADから編集盤がリリースされていましたね。ドスの効いた声が印象的なHCパンクサウンド!こりゃ熱い! B面に移りましてSocial Decay!!84年に結成し90年代前半まで活動、2010年に再結成しましたが現在は活動を再び停止しているようです。いまだ高価で音源が取引されている彼らの貴重な86年のCBGBライヴ音源を収録!This Is NJHC!! そして最後はLethal Aggression!85年結成のクロスオーヴァーHCバンドの80年代後半にリリースされた"Brick Life"というデモテープから2曲を収録、みんな大好きDiscogsで検索しても発表年月日が不明だったりとこのくらいの知名度のバンドにしてはあまり出回らなかった音源のようで貴重なテイク!だと思う! いやぁ、ぶっちゃけ海外のHCとか全然通らないで生きてきてしまった私でさえ名前は知っているというレジェンダリーなバンドたちとPsycho Sinが名を連ねていることに、改めて彼らが80年代活動当時に世界に与えた衝撃はすさまじい物だったのだなぁと感じました。80年代ニュージャージーHCを知るにうってつけの1枚!こちらもCSMDのNoise Apeがアートワークを担当しています!
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Psycho Sin / Nihilistics / Iconicide / häj-päj - Matinee In A Rathole (7ep)
¥1,000
Ratgirl Records/Jerk Off Recordsがお送りするアメリカ HCシーン40年選手擁するバンドを集めた4Way Split EP!!奇跡の詩人・Carl Casanova率いるPsycho Sinをはじめ、Nihilistics、Iconicide、häj-päjを収録!限定300枚! まずPsycho Sin、コレはバンド編成音源!しかし音悪すぎて完全ノイズグラインド!まじでどんな環境で録音してんだ!?4曲中後半2曲はライヴ録音、Carl Casanova死後のリリースとなります。 次はNihilistics!なんと79年結成の超ベテランバンド、ハイスクールで結成し今でもツバを吐き続けている本物のバンドだぜ!とはレーベルの弁。古き良きUSHCを奏でておりクセになりますなぁ~ B面に移ってIconicide、Drugs of FaithやSNFUに在籍するメンバーもいるベースサウンドを前面に出した89年結成のバンド。基本はHCですがスラッシュメタル、パンクロックの要素も取り入れたちょっと変わった一聴してアメリカのバンドとは思えない変態サウンド! そして最後はhäj-päj!結成年は分かりませんがメンバー写真を見る限りではそこそこお年を召されてるよう、しかしコレがコーラスの掛け合いも楽しいファストHCでカッコいい!!レーベル曰くレゲエの要素もありとのことでしたが私には分からず...汗 ただカッコいい!! こちらもジャケットはオランダ発スペースノイズコア・CSMDのNoise Apeの手によるものっすね!