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Graf Spee - Reincarnation (CD)
¥2,400
燃え盛るはてなマーク!ウルグアイの伝説的デタラメ スラッシュ/デスメタルバンド・Graf Speeの1stアルバムがまたもアルゼンチンのZzooouhh RecordsよりオフィシャルCD再発!ブックレットも必見! Zzooouhh RecordsのErikは兎にも角にもGraf Speeがお好きなのでしょう、カセット/LPに次ぎ今度はCD再発してくれました!本当にこの作品は凄まじすぎるので是非とも南米好きにはチェックしていただきたい作品です。ブックレットにはレコーディング風景などの写真も満載!商品画像3枚目の写真は私は初見だったのですが、とにかく真ん中のVoのツラが良すぎる!オフィシャルでこのツラT出してくれないかな… こっから先はカセット入荷時に私が書いた駄文です↓ 1989年にリリースされたオリジナルLPは超高騰、幻と言われていたGraf Speeの1stアルバムがカセットフォーマットでオフィシャル再発!何年か前にペルーのレーベルから再発されたブートのディスコグラフィーCDが80's 辺境メタルマニアの間で話題となり(実は私もこのカセットの入荷まで、持っていたCDはこのブートのみ。余談ですがこのレーベルの作るブートは作りは雑なもののNecrofago/Necrobutcher/Nuctemeronなど後にNWN!やF.O.A.D.からダイハード盤で再発された作品が多く中々のラインナップでした。その中で私のFavoriteはブラジル・Vulcanoの極悪雑音ライヴ盤!)、ブラジルのDies Iraeが2016年に再発するまではオフィシャルリリースが無く、その当時も『待望の再発!』と騒がれたものでした。私事ですが夏の寝苦しい夜に"明日の通勤はGraf Speeでも聴きながら行くかー"なんて思ってうっかりGoogleで検索をかけたところ、今年21年にZzooouhh Recordsがカセット再発したというページにヒットしちゃいまして、衝動的に入荷希望のメールを送信してしまったという流れでございます。 しかしこのバンドはホントに凄い!激テクかと言われるとそうでもないけど かと言って全く下手じゃない、メタル的なフレーズ満載なのですが何をやっているか/何をやりたいのか全くわからない。しかし作品全体に漲るのはガッツと男気、凄まじいパワーで作り上げた燃え盛る はてなマークといった感じでしょうか?Goat Semenも多用するファーーーーーーーッな裏声シャウトも頻繁に顔を出すのですが、素人目から見てもそこシャウトするとこじゃないぞ!って場面だったり、刻み方が独特でつんのめりがちな楽器隊がお送りする高速曲だったりと巨大なはてなを投げつけられながらも気持ちよく浸れるカオスな世界!兎にも角にもボーカルの俺が!俺が!な自己主張が素晴らしく、彼の個性が曲を破壊するコトに大いに貢献しております。ボーカルの何が良いかって、たぶん彼ってば肺活量に自信があるっぽくて一度のシャウトを限界まで伸ばすんですよね。ファーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!って感じに。それを何回も繰り返すので聴いてるこちらも アレまたやって!という気分にさせてしまう。ブラボー!!といっても楽曲自体もPower Violenceばりに曲展開の変換が多く、ちっちゃな組曲盛り合わせといわんばかりな詰め込みよう。このバンド、凶暴につき。どいつもこいつも基地外だ!インターネットがなかった時代にしか生まれ得ない80'sバンドの色々な勘違いが詰まった素晴らしい作品!Bizarre Leprous Productionから出ていたインドのGruesome Maladyを彷彿させるわけのわからなさ、よく言うとMortalized的なメタルの料理の仕方も感じさせます。デタラメタル最高峰、男気メタル混沌地獄で必聴です!!!!!
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Necrogosto - Demo 1 (cass)
¥1,300
SOLD OUT
少数デッドストック入荷! 古き良き南米80's Black/Thrash Metalサウンドが現代に!16年結成の現行ブラジリアン ブラック/デスメタルバンド・Necrogostoの1st DEMOテープ!Nuclear War Now!Productionsライセンス版 プロコピーカセット仕様! 80年代ブラジルのBlack/Thrash Metalシーンに想いを馳せる人々は私を始め全世界に蠢いていますが、現行であの時代の音楽を忠実にリバイバル出来ているバンドと言えばフィンランドのWARFARE NOISE(名前からして!)と このブラジルで活動するNecrogostoを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?一聴して頭によぎるSarcofago/Sextrash感、だってドラマーの名義がD.D. CrazyならぬB.B. Crazyってんだから こりゃ確信犯だ!!そしてブラジルの頭にNecro〜が付くバンドにハズレなし!!コレ常識!! 全体的に乾いた音質で疾走する原始鋼鉄サウンドにリバーブの深いボーカルがテンション高く捲し立てる間違いない演奏!ボーカルの手法が最近 未発表デモがLP再発されたブラジルのBehemothっぽい感じもあり、ちょっぴり前述の2バンドにオカルトテイストも加えている点がミソですな。 こちらのデモはブラジル3レーベル共同でリリースされた CD版の他に、ポーランドのMorbid Chapel Recordsからカセットが出されていますが、Morbid〜版も所有する私から言わせてもらいますとそれに比べてNWN!版は盤面にシルクプリントが施されておりフィジカルとして所有する喜び倍増!いい仕事!! このデモリリースの後はミニアルバム作品をNWN!そして本国のBlack Heartsから発表し、さてここからだ!と思わせたところでコロナの影響なのかバンドの活動が目立たなくなってしまったことは残念。ただ23年には新作も発表したようで出来たらウチにも入れたいなーなんて思っている次第であります。 最後にもう一度、ブラジルの頭にNecro〜が付くバンドにハズレなし!!
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Sadoghoul / Negación - Negative Black Noise (cass)
¥1,900
SOLD OUT
不吉な黒い雑音!!ドイツのSadoghoulと日本のNegación、初期Beherit及びGoat Vulvaの遺伝子を現代に受け継ぐブラックノイズ/デスコアメタル両者によるスプリットカセット!限定110本! まずA面は私も古くから付き合いのあるドイツのノイズグラインドバンド・CxTxDのMogelくん(リリース元のKellerassel Recordsオーナーでもあります)が20年より始動させたSadoghoul!活動開始後、勢力的にリリースを行ってきましたが作品は軒並み即完!入荷のタイミングが合わず、毎度泣かされてきましたが4作目にして当レーベルも遂に作品を入荷出来ました。やったー!Sado Sleezer、そしてWereghoulの2人によってレコーディングされた本作コレはめちゃくちゃヤバい!レーベルからメンバー2人の写真が掲載されたポストカードを何枚かもらっているのですが(ご購入の方には先着でおつけいたします!)、NOT 白塗りコープスペイント、ガンベルクロス巻きなSarcofagoを彷彿させる風貌で放出されるはlate 80's印なデスコアグラインドメタル!ブラジル Nuctemeron、Necrobutcher、ペルー Hadezといった初期南米メタルのテイストに90'sブラジリアンノイズグラインド Industrial HolocaustやNoiseといったガムシャラ感にロゴから滲み出るGoat Vulva愛をMIXしたような超ド級のドス黒ノイズの嵐!改めて旧作を入荷できなかったのが悔やまれる素晴らしい内容です! そしてB面はex.ZyanoseのメンバーであるToyokatsu氏によるワンマンブラックノイズバンド・Negación!当レーベルではセカンドデモのホームダブ版、プロコピー版の2種を過去に取り扱いさせていただきましたが、本作はそのリリースに次ぐ第三弾。本作でも21世紀に録音されたとは思えないキメの細かい邪悪雑音加工が素晴らしい全5曲を収録!前作を取り扱った際に『北欧メタルに触れたNecrofago』と書かせていただきましたが、本作の印象としてはHCを演奏する初期Beheritといった感じを個人的には受け取りました。Beheritの悪名高いリハーサルデモ "Morbid Rehearsals"が頭によぎるものの、そういったノスタルジーなんかを軽く吹き飛ばすグラインディングノイズメタル!初のスプリット版、そして自主ではなく他レーベルからのリリースということで今後の活動にも期待せざるを得ないキョーレツブラックフィルスです! 内容が内容だけに聴いた後は呆然としてしまうショックな内容ですが、そんな時に本作のジャケットを手に取ると収録曲を見事に具現化したアートワークに脱帽しました。CxTxDのリリースでもそうなんですか、Mogelくんの扱う作品のアートワークはLoFiでありながらもセンスに溢れた素晴らしい装丁で背筋が伸ばされます。あといつもオマケをたくさんつけてくれるし笑 その他のリリースも沢山入荷したので追ってアップしていきます!
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Satanic Evil - Curse Of Pentagram (cass)
¥1,800
SOLD OUT
フィンランドカルトブラックノイズ!Força MacabraのOtto Luotonen氏によるひとりブラックメタルバンド・Satanic Evilが残した唯一作がプロコピーカセットで再発!フィンランドのIron Corpseからのリリース! フィンランド発 南米HCトリビュートバンド・Força Macabraや、グラインド的に言えばデモと単独7epを90年代後期にヒッソリと出して解散したAnal Intruderなど、その他にも夥しい数のバンドに在籍する/していたOtto Luotonen氏。彼が1990年にデモを一本だけ作成した幻のブラックメタルバンドがSatanic Evil!SatanicなEvilって!!! 正直なところ名前からして狙ってきている確信犯的なバンドではありますが、その内容というのが初期Beheritを想起させる原始ブラックノイズというのだからマジでヤバい!リリース当時、恐らくは身内周り、または当時存在したファンジン等に送るのみでほぼ流通されることが無かったであろうSatanic Evilの唯一デモ作品 "Curse Of Pentagram"ですが、00年結成・ギリシャのコレまたカルトブラックメタルバンドであるGoatvomitとのスプリット 7epという形で2010年に再発。この再発したのがHavohej / ProfanaticaのPaul Ledney氏によるレーベル・Desacration Of God Productionsだというのだから内容に関しては保証されていると言って良いでしょう。その後、20年に我らがNuclear War Now!が片面12ep、裏面はスクリーンプリント仕様という豪華な装丁で再々発。私もこの12epでGETすることができホクホクだったのですが、2度の再発によりSatanic Evilは行き渡るべき人の手に届いたと考えられるでしょう。 んが!しかし!フィンランドの信仰メタルレーベルであるIron Corpseがやってくれました!!めでたくオリジナルと同じカセット仕様でダメ押しの3回目再発!!!!!!こんなんいくらあってもいいですからね、と脳内ミルクボーイが私の脳内で叫びまくるのでガツンと入荷いたしました!プロコピーカセットで恐らくインナーなども当時と同じ、『この作品はサタンに捧げられた暗黒儀式の中で生贄に捧げられた全ての者に捧げる。地獄で会おうぜ!』とのコメントにガッツポーズが思わず上がる激アツ仕様!元々オリジナルはハローキティがデザインされたカセットで出してたくせにね!discogsによるとひとりバンドとなっていますが、メンバー欄は4人になってるのもニヤリとさせられます。 そして内容もマジでヤバい、初期Beheritを思い切りチープにしたような、そしてUSノイズブラックカルト・Gonkulator信奉者は確実にノックアウトされるであろう鈍足ノイズメタル!決して南米崩壊デスコアメタル的サウンドではなく、ヨーロッパ系でUSブラックメタルにも通じるアンダーグラウンドなサウンド。何度聴いてもホントに素晴らしい!!Havohej / Profanatica、そして当レーベルもお世話になった日本のNegacionにやられた方はもちろん、やはりノイズグラインドマニアクスな皆さんは完全必聴な皆殺し的雑音作品!オススメが過ぎるぜ!!!!
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Gokikaburi / Kylä - split (cass)
¥500
新潟のワンマンゴアグラインドデス・Gokikaburiと謎のフィンランドノイズグラインドデュオ・Kyläによるスプリットカセット!両者グラインドという名の下にそれぞれ違ったベクトルの音を披露、限定66本! またも謎のカセットテープが登場… 新潟のノイジシャン Spore Spawnからの紹介で日本 vs フィンランドなスプリット作品を入荷致しました!激アンダーグラウンドな家内制手工業テープが逆に熱い!コレコレ、昔はこんなテープが巷に溢れていたのよね〜 まずは新潟のGokikaburiから、Bandcampの自己紹介欄によると23年始動のGarage Gore Grindバンドとのこと。ボーカルからドラムプログラミングまでTake氏お一人でされているワンマンバンドです、既に廃盤の1stデモCD-Rがある模様。Garage〜と頭についていたので少し軽い音をまず想像していたのですが、プレイヤーにかけてビックリ!ド重いぜ!ズンズン刻むモッシュパートも持ち合わせたブルデス経由なゴアグラインドデスな感触、高速ドラムにヘヴィなギターサウンドはMorticianを彷彿させます。ただ前述のようにブルデス由来のビートダウンパートがあることで、良い意味で現代的な、ただ先人のフォロワーに陥らない個性が非常にGOODです!全3曲入り、個人的には30曲くらい連続で聴いてズタズタにされたいぜ〜 あ、エロSEあります!笑 そしてお次は謎のフィンランド産ノイズグラインドデュオ・Kylä!恐らく今作が彼らのデビュー戦、私もVoのIzabella(女性?)とDrのFabioというふたりからなるデュオ編成ということしか知らされていません。謎やで… しかしフィンランドシーンは奥深いですな、肉奴隷スタイルなバンドが出てくるとは思わなんだ。マイクからエフェクトノイズを撒き散らしながら絶叫するIzabella嬢とスティックカウントにブラストを繰り返すドラムがとにかくCOOL!ノイズグラインドとは瞬発力なのです、非常にかっこいい!正直フィンランドノイズグラインドシーンはそのレベルの高さは周知の通りですが、いつの間にか解散していることも多く… このバンド、男女デュオという希少性もありますが是非とも作品を定期的に出して頂きたい! 久々の激アンダーグラウンドな組み合わせのスプリットテープ、興奮してしまいますた。皆さん、家内制手工業なテープリリースもっとやりましょう!!
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西之カオティック / and more - split (cass)
¥1,000
東京都中野区新井薬師発のノイズグラインド・西之カオティックと、静岡県オリジナル静岡市発のD-beatハードコアパンク・and moreがスプリットカセットでまさかの邂逅!プロコピー使用、限定300本! ある日、Hoshino Chaotic氏から『静岡のand moreとスプリット出すんだよね〜』といきなり話を切り出され、んなことあるかいな〜!なんて思っていたのですが… ホントに出ましたよ!!! 信じてなかった訳ではないのですが、西カオのマイペースっぷりを長年のダチ公である私は肌感覚で知っていますので、なんとなくリリースの話が流れると思っていました笑 形にしてエラい!よかった! ということで先ずは西之カオティック、グラインドシーンとは無縁なところでバンド活動を行なっていたOrita ChaoticとHoshino Chaoticが40を目前にして結成したノイズグラインドバンド。レペゼン中野区新井薬師を謳い、グラインド企画からエモコア企画にまで幅広く出演し会場を恐怖のドン底に落とし続けるこのバンドも結成10年超えですか!結成最初期から仲良くしてもらってる身としては感慨深いですな。このバンドで初めてスティックを手にしたというHoshino Chaoticのドラム捌きは、結成初期こそ一塁にヘッドスライディングしてしまう高校球児的な前のめり感が魅力的でしたが、今やそのガムシャラっぷりはそのままにドラムテクニックはパワーアップ。そしてNapalm Death Is Dead ヒロタカントが『バンドやってなかったらただのチンピラだよ』と的確なレビューをしたOrita Chaoticは、この10年間はギターを持ったりベースを持ったりと忙しくしていましたが遂にギターに専念することを脳内閣議決定。そんな西之カオティックですが、18年にhello from the gutterからリリースした単独作品から実に5年ぶりの正規リリース作品となります。最近のライヴではオルタナティブというのかインディーロック的というのか、何かセンチメンタルなテイストを織り交ぜた"エモいノイズグラインド"という新境地に達した感のある西カオですが、今年の7月にVoid)))Labでレコーディングされた今作はショートカット曲 全13曲を収録。瞬発力のある止まりどころが息ピッタリな両者の演奏はやはり気持ち良いのですが、54-71をも彷彿させる今回のドライな音作りが最高!そしてOrita Chaoticのボーカルは怪鳥音Voを軸にSwankysや初期 山塚アイチックな声色まで飛び出し、彼の引き出しの多さを見せつけます。かっけーね!一般的に音の汚さも含めてノイズグラインドというジャンルは確立されているとも言えますが、ここまでちゃんと録音環境を整えてもカッコいい西カオは やはりどこか変なのでしょう。サイコーだぜ! そして対するは連続的なリリース、ライヴ活動も活発に行う21世紀の静岡シティハードコアバンド・and more!今作は自主制作のLP、そしてhello from the gutterよりリリースしたソノシートに続く作品となります。鋲ジャンならぬ鋲覆面を被ったシズオカンパンクヒーローの某氏率いる D-Beatを主体としたアングリーハードコアはここ東京のライヴシーンをも大いに揺るがしていますが、ライヴだげじゃなく録音物も並みじゃないぜ!!!ドカドカパワフルなD-beatに耳をつんざくノイズギターが暴れ回り、それを尻目に曲を引っ張る正確なベース音が印象的。そしてそしてこれまた力強い某氏のボーカルには拳が上がらないことはないでしょう!!!聴く者の血中ハードコアを一気に沸点へと持っていく最上級ミュージックがここにある!すばらし!! しかし今作はおもしろ且つ絶妙な組み合わせですな、正にスプリットシングルの醍醐味ってヤツですね!土日のライヴが待ち遠しくなるような素晴らしい作品です!
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CROM - The Cocaine Wars 1974-1989 (cass)
¥1,850
01年に名門 Pessimiser RecordsからリリースされたLA発のPower Violenceバンド・CROMの1stがTo Live A LIEより再発!全30曲入り、こちらカセット ver.です!
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Martyrdom - Official Promo Reh.13/03/92 (cass)
¥1,700
90年結成、当時学生だったメンバーが在籍するシンガポールのデス/グラインドバンド・Martyrdomのリハーサルカセット!22年 マレーシアのFuneralight Recordsによる再発版! 元々は90年にReign Of Terrorという名前でトリオとしてスタートし、メンバーの転居により新たにリクルートしたメンバーと共に改名して再スタートしたというシンガポールのMartyrdom。オブスキュアゆえに情報がとんと出てきませんが汗、このプロモデモの他に同時入荷した正式デモ作品 "Creation of Souls" カセット、そしてデスメタル期のDemisor等との4way split tapeがリリースされているそうです。 この作品のインナーにメンバーによる簡単なバイオグラフィーが掲載されていますが、結成当初メンバーは全員学生(写真も載っていますが少年のよう、高校時代に結成?)、影響を受けたバンドはNapalm Death / Malevolent Creation / Carcass / E.N.T. / Death / Terrorizer / Cynicとのことで当時のアンダーグラウンドスーパースター達の名前が列挙されています。 『グラインドコアがやりたい!』と言って結成されたバンドとのことで、influenceも真っ先にNapalm Deathの名前が上がっていますが、音の方はというとデスメタル色強めのデスグラインドといった感じでしょうか?当時のリハーサル録音ということなのでもちろんガビガビな音質ではありますが、深みのある声が非常にCOOL!崩壊系とは全く違う、曲構成のしっかりした楽曲もカッコいいです!そしてしっかりサビはブラストビート!熱いぜ! ボーナストラックとして"M.I.S. comp"なるカセットオムニバスに参加した際の提供曲も収録。本編はモコっと音質とロウを意識した録音なのですが、このオムニバス曲はカラッとした印象でグラインド感の強い仕上がりとなっています。この感じの録音曲もっと聴きてーなー! 当時のシンガポリアンヤングヘッズの青春の証、マジ熱い!100本限定リリースとのことなので東南アジア発掘リリースがお好きな方は是非ゲットしてください!
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Martyrdom - Creation Of Souls (cass)
¥1,700
シンガポールのカルトデスグラインド・Martyrdom!92年のリハデモ後、メンバー/パートチェンジを経てリリースされた94年正規デモがプロコピー再発! つーことで94年にリリースされた正式デモ音源がこちら "Creation of Souls"!前作品とメンバーチェンジ/パートチェンジを行い、更にソングライティングも担当を変えたとのことでかなり印象の違う作品となっております。 全6曲収録、曲の長さもだいぶ長くなりかなりデスメタルの印象が濃くなりました。サウンドプロダクションもまずまずの出来で、前作であるリハーサルデモがfor Grinderなら今作は間違いなくfor Death Metal Headbangerな作品となっております。まずバッチリ冗長なギターソロも収録、プログレから影響を受けたようなパートもあり『グラインドやりたいぜ!』な結成時より大人な印象も感じられます。ただデスグラインド的な要素はまだ残っていて、バーニー期に入りたてのNapalm DeathやスロバキアのObliterate、インドネシアのTengkorakといった大分ピンポイントなバンドのファン(=オレ)には堪らないサウンド!ギターの音、品が無ぇ〜。最高ぉ〜。またボーカルの深みがあるデス声がいいのですよね〜 正直なところ、90年代初頭の東南アジアデスメタルに求めるオリエンタルな雰囲気はそこまで見受けられませんが、その手が好きなマニアの方々にはカルトデスメタル発掘盤としての機能は果たしているはず!ジャケの点描画もナイス、キンタマみたいな胎児の絵がかわいい!
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ZOUKA - DEMO (cass)
¥1,200
Zouo,Gouka,白/Kuroなど日本のハードコアパンクや、Mob47,Anti cimex,No security,Ripcordといった海外のハードコアパンクから影響を受けたクラシックなハードコアパンク。過去を活かすのでは無く、過去を目指す事で、結果的に現時点でのハードコアパンクの指標となるサウンドが生まれている。 (インフォより) ZOUO + GOUKA = ZOUKA!? 正体不明、謎の国産HCバンド・ZOUKAのデモテープをマレーシアのBlack Konflikがプロコピー再発!疾走感溢れるクソ熱HCサウンド! 死体カセットには連日いろんな荷物が届くわけですが、差出人不明の荷物などもあったりするわけです。先日も帰宅すると自宅のポストにブッ刺さった茶色封筒が。消印がないので差出人が直接ねじ込みに来たのでしょう、開けてみると10本のカセットテープとワープロ文字(一太郎)で『コレを売れ』とだけ書かれた一枚の紙切れ… その文字を読んだ瞬間、私はピンときました。きっとサンタさんがやってきたんだってね! というわけでZOUKAの再発版デモテープです。オリジナルは市販テープにセルフダビングをした仕様のものが主要パンク専門店で販売されていたようですが、軒並み即完売!一瞬にしてレア音源となってしまった同タイトルを、マレーシアのBlack Konflicが150本限定プロコピーカセットとして再発!この再発に際してジャケットイメージを変更しており、オリジナルとは趣の異なるデザインとなっています。 さて、4曲入りのこのカセット作品一言でいうとめっちゃカッコいい!D-Beatを基軸とした疾走感のある曲展開に日本語詞を絶叫するボーカルが熱い、レイジングHCサウンド!!メンバー構成も明らかにされていませんが、打ち込みドラムと思われるビートは正確ゆえに良い意味で生身のドラムとは違った冷たさを感じさせ、それが返って楽曲をシャープに纏めているように感じます。インナーには歌詞も全曲掲載、非常にCOOLな装丁となっております! 150本限定、レーベルでは既に完売している模様ですので買い逃していた方は是非チェックしてみてください!!!
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Hadez - Aquelarre (cass)
¥1,350
ペルーデスメタル伝説・Hadezのファーストアルバム "Aquelarre"がカセット再発!93年にオリジナルがCDフォーマットでリリースされ幾多の再発を重ねてきましたが、こちらはアルゼンチン2レーベルから21年にリリースされたものです!南米メタルファン必携! いやー 私ってば伝説が好きなものでして、ウチの入荷をチェックしている方にはわかると思うのですが最近はlate 80's / early 90'sのメタルバンド伝説ばかりの入荷になっております。現行バンドも色々入れたいんですが、どうしても限られた予算とその時の気分で伝説漁りを… まぁそんなことはどーでも良いのですが。 さて、今回入荷したのはペルーデスメタル伝説・Hadez!Hadezといえば同時アップしたリハトラックCDでも書かせてもらった通り、その無茶苦茶なデモ作品やリハーサルトラックで崩壊の帝王として私のようなノイズグラインド畑の人間にも定評のある素晴らしいバンドですが、今回入荷したこの作品、崩壊トラックを期待している皆さんには残念なお知らせ… ちゃんとしたスタジオレコーディングで音も良く 本当にカッコいい作品なんです! 私が思うにこのHadez、めちゃくちゃボーカルの声質がカッコいいんですよね。スラッシュメタルを経由した吐き捨てVoをデス声化したような、深みのある極悪な声がなんともステキ。前述のポンコツ全快デモ作品でも、雪崩のような演奏陣の上にこの極悪ボイスが鎮座していることが、カルト化に拍車を掛けたのではないかと個人的には思っています。パタパタしたツーバスがなんとも素晴らしいミッドテンポな曲調をドゥーミィに仕上げ、サビ部分では一気に全体のテンションがブチ上がりブラストパートに移行するのがとんでもなくカッケー!ギターの音作りも怪しげなムードをガシガシ発していてミッドテンポな曲調にマッチ、そして特筆したいのはボーカルに加えて絶叫コーラス!このコーラスの出現頻度はそれなりに高いのですが、German Gore Grind God・Gutの初期と同じくこのコーラス中々の主張っぷり。Hadezはリハ/デモ音源ばかり聴いていて、久々にこの作品を聴いている私が言うのもなんですが、このコーラスがあるかないかで作品の評価は変わっていたのではないかとも思ってしまいます。つまりめちゃくちゃ良いってこと!パッと見 鈍足な印象を持つこの作品ですが、様々な要素が組み合わさり最強なベスチャルアルバムとなっております!もちろんあえてのカセットフォーマットでの入荷、中々珍しいと思うので気になる方は是非!!
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Yacøpsæ / Tumor - split
¥1,350
ドイツのターボスピードヴァイオレンス・Yacøpsæとその前身にあたる名ノイズグラインドバンド・Tumorによるスプリットカセット!前者は92年のリハーサルトラックを、後者は完全に忘れ去られていたアウトテイクトラックを収録!ヤバ!! 90's ドイツFast Musicが2023年になって再度注目を受けている感があります。ついにW.B.I.の初期音源集が発売ですってよ、奥さん!Necrophiliacsの編集盤が出るなんて誰が思ってた!?そーなんです、90年代のドイツは非常に個性的なバンドを多く抱えた素晴らしい国だったのです。そんな90年代から今でも現役で活躍するバンドの筆頭がYacøpsæではないでしょうか。結成30年を超え、勢いは衰えることなく そのスピードはますます速さに磨きがかかっているように感じられるのは思い違いではないはずです。リスペークト!!今回入荷したのはそんなYacøpsæと、昨年イタリアのF.O.A.D.より前述のW.B.I.とのスプリットLPが発売されたYacøpsæの前身にあたるTumorとのスプリット音源であります!! このスプリット音源、もともとはドイツのFrei zum Abriss Kollektivなるレーベルから8インチLathe Cutという特殊な形態でリリースされていたもの。限定50枚っつーことで両バンドのファン合わせて50人じゃ足りないっつーなんともマニア泣かせなリリースでした。そこをMalad主宰のRotova Porojnina Recordsがカセット再発、こちらは100本限定ということで今度こそ8epを買い逃してしまった人達には手に入れてほしいという気持ちが見える救済策的な再発です。 まずはTurbo Speed Violence・Yacøpsæ!1990年結成のこのバンド、今回収録されているのは結成2年にあたる92年4月8日に行われたスタジオでのリハーサル音源でございます。驚くのはそのキレとスピード感、30年前の音源ですからメンバーもその分若いのでしょうけど曲展開に反応するその反射神経と高速音楽を奏でる超絶テクはどーなってんだ!?良い意味でYacøpsæはYacøpsæ、今も昔もYacøpsæでございまして92年にはあのスタイルは確立されていたという驚きの記録となっております。息の合った&ブレイクの気持ちよさこの上ない極上HC、マジ圧巻な11曲収録! 対するTumor、Unreleased Trackと銘打ってますがよくよくインナーにある解説を読むと、アメリカのレーベルからリリースされた"The Best of Tumor"というカセット作品に収録されながらも、2013年にF.O.A.D.から発表された4枚組音源集CD "Discography 1987-1995"に収録されなかった楽曲群とのこと。理由は『忘れていたから』って...笑 この前のW.B.I.とのスプリット音源も忘れ去られていた音源との記述があったはずなので、Tumorってばウッカリさんの集まりですね!しかしこのような形で改めてリリースされたことはホンットに素晴らしいことでっす!!Tumorは20曲収録されているのですが、なんと最長の曲で48秒...!!1秒の曲も2曲収録!!初期Cripple Bastardsにも通ずるHCパンクを土台にしたノイズグラインドで、ギターの音がノイズと化したバンドとは違いキャッチーなリフに曲が展開し最後にはブラストビートになだれ込むfor Speed Freakな仕様。うーんやっぱかっこいい!演奏のお尻がしっかり合わさるとこなんかはYacøpsæに通じる部分もあるのではないかと思います。超グレートな発掘音源!やっぱドイツは強かった!!!
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Malad / Sloth - split (cass)
¥1,350
ウクライナから現在はオランダに居を移したBa+Drデュオ・Maladと、US発トータル電波スラッジコア・Slothとのスプリット!前者は22年ウクライナはキーフでの録音を、後者は01年録音の鈍足音源を収録!Malad主催のレーベル Rotova Porojnina Recordsからのリリース!! ウクライナ発のノイズグラインドバンドとして、その希少性と楽曲センスから世界的に注目を浴びたMalad。各国のアンダーグラウンドレーベルと共同で死体カセットでも彼らとAgathoclesのスプリットカセットをリリースいたしましたが、その頃にはウクライナとロシアの戦争が勃発。個人的にはBandcampを通して彼らが放出していたコレクションを購入するなどしてサポートを続け、先日オランダへ亡命したと連絡があり今回のトレードへと至りました。ひとまずは安心。ただ祖国を出て移住することで色々と失うものもあったろうと想像すると胸が痛みますが、心機一転 新たな地での活躍を応援したいと思います。 さてそんな彼らの最新作は前述のとおり22年7月にウクライナのキーフで録音されたテイク、なんとスラッジコアに挑戦しております!ベースとドラムというシンプルな構成の彼ら、しかし音圧もバッチリなドゥームじゃないよスラッジコアだよ な楽曲はグレートです!ただそこは一筋縄じゃ行かないのがMaladだぜ。ちゃんとノイズグラインドスピリッツを披露しているパートがあるのですがそこは聴いた人だけのお楽しみ。同じくギターレススラッジコアバンドであるEYEHATELUCYのカセットがガツーンと来た方にはぜひ聴いてほしいです。 お相手は10年ほど前にオハイオからフロリダに引っ越した元祖カルト電波系スラッジコア・Sloth!首謀者であるDomとは長年やり取りをしていたのですが、このコロナを境にトレードも停滞してしまっていて、久々に手にする彼の新作をヨーロッパ経由で手に入ったというのが個人的にはうれしいです(なんか主観ばかりですみません...) フロリダ移住の少し前からブラックメタルとハーシュノイズウォールに傾向していたSloth、近年Moribund Studioで録音したデスメタル作品なんていう変化球なリリースもありましたが、基本リリースはハーシュノイズウォールものが多く正直なところスラッジコアファンはSloth作品から遠のいていたかもしれません。しかし今回は01年録音のバンドテイク、そうスラッジコアなんだぜ!!Domを抜かすとSlothのメンバーはだいぶ流動的で、セッションメンバーがい入れ替わると音の感じも結構変わる印象がありましたが、このテイクを形容するならばMelvinsやDomの敬愛するAcid Bathに近いオルタナティブ+スラッジといった感じでしょうか。地声で歌うボーカルに賛否は分かれるかもしれませんが、オレは好きだね!しっかりとSchnauzerとのスプリットで見せた究極の悪ふざけテイストもしっかりと感じられ、オルタナティブ+スラッジに加えバカ+シリアスな要素もある唯一無二なSloth節を展開!なんかこの感じ懐かしいぜ!最近出たCDでもスラッジ音源を提供しており、またバンド編成にもどすのでしょうか?それはそれで楽しみ!いつだってSlothからは目が離せないぜ!!!!!
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Voodoo Young & the Boogie Woogie Trash - たまんねぇ~ (cass)
¥1,000
1989年に神奈川で結成されたグラインド/ノイズコアバンドGore Beyond Necropsyが、枠をぶち破り幅広いロックンロールのパワーを身に纏うため、2005年にNoise A Go Go’sに進化。そして2018年、本隊Noise A Go Go’sの" Blues project "としてメンバーが始動させたのがVoodoo Young & The Boogie Woogie Trash。未だ数回のライブと2019年にリリースされ密かに少数流通していたDemoCDRのみが彼らを知るためのすべてだが、その破壊力はすでに証明済。そして今回、Demo CDRをボアアップし、新たなセッションテイクも加えたものが1stカセットとしてリリース。LSDの沼に肩まで浸かり、6本目の指が掻き鳴らす痙攣ギターと、引き摺るビートが脳天を叩くドラム、咆哮するウルフヴォイスがノイズに塗れた感電Boogieをブッ放す。内臓を揺らし、すべてのBoogie Chillenが墓下から蘇る13の最高のダンストラックを収録。ダウンロードコード封入。Ltd.100 (レーベルインフォより) お兄さん達 IS BACK!!Gore Beyond Necropsyを母体としたRockin' Noise Grindin' Rollバンド・Noise A Go Go'sのブルースプロジェクト、その名もVoodoo Young & the Boogie Woogie Trash 初の正式音源!kito-mizukumi rouberの作品を中心に、過去にはcuntsのカセットアルバムもリリースしていたPapa Big Papa主宰のPapa Recordsからのリリース!限定100本!! 遂に出た!!Noise A Go Go's、そして知る人ぞ知る伝説のロックバンド・the 桃源郷を母体とするVoodoo Young & the Boogie Woogie Trashのカセット作品!Papaからのインフォの通り、コロナ禍に突入する19年秋頃(だったと記憶)、メンバーに頂いたあのデモCD-Rがリハーサルトラックを追加収録しての再発となりました!運良く二回ほど私はライヴを見ることが出来たのですが、お揃いのローブに身を包んだ その出で立ちもさることながら、衝撃と笑撃の交差するロックンロールエクスプローションに悶絶!そのライヴを見た者すべてが『た、たまんねぇ。。。』とつぶやいたことが今作のタイトルに繋がったとか繋がらなかったとか(未確認) 気になるメンバー構成は↓ Voodoo Young - Gt/Vo (Noise A Go Go's / ex. Realized / ex. Drown Bairon Q etc) Kiyonoboogie - Gt/Vo (Noise A Go Go's / ex. GBN) Akinoboogie -Dr (Noise A Go Go's / Gibbed / ex. GBN etc) 私が見たライヴ前に伺ったのですが、Noise A Go Go'sのAkinoboogie a.k.a Akinob A Go Go氏がベースではなく十うん年ぶりにドラムとして在籍!その時『もうこのバンドはオレ叩くっしかないでしょ!』との心強いコメントも頂きましたが、ライヴもWild&Crazyなドカドカドラミングで会場を粉砕!Voodoo Young氏、そしてKiyonoboogie氏のファズまみれなブルースギターが観客の脳天を突き刺し、血管はち切れんばかりのシャウトがこだまするクソやばいライヴだったことを良く覚えています。 今作はスタジオ録音ながら、そのテンション爆アゲなお兄さん方のプレイはきっちり真空パック。というかこのカセットを置いておいたら自然と汁がにじみ出てくる様なデンジャーな作品となりました!内容はというと前述のデモCD-Rにリハーサル音源を追加収録、Andre WilliamsとLittle Richards、そしてthe Infectionsのカバーを含む全13曲を収録!お兄さん方のロッキンロール魂が詰まりに詰まった素晴らしい作品です!た、たまんねぇ~~~~~!!!!!
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Satanic Warmaster - Aamongandr (cass)
¥2,000
*こちらカセット版です! 前作より約八年ぶりとなるフィンランドの重鎮ブラックメタルバンド渾身の6作目のアルバム入荷!!ドラマチックに展開する楽曲にガッツポーズ、This Is BLACK METALな好内容!自らのレーベル・Werewolf Recordsからのリリース!イエローシェル仕様! 私ってばブラックメタル好きなんですけど詳しくはないんですよ... という読む気も失せるイントロから商品解説を始め 尚且つ言い訳を続けさせてもらいますと、私はウォーブラックの持つグラインド性に、そして昨今のノイズシーンとブラックメタルシーンの接近によるノイズミュージックの延長線上においてのブラックメタルということで興味を持ち始め、色々と音源を買ったり聴いたりしている次第なのですが、いわゆるブラックメタルの起源的なバンドをスルーしてここまで来てしまいまして... 恥ずかしながらいわゆる王道的なブラックメタルを言語化する知識は持ち合わせていないのですが(ディストロをやっている者として致命的な発言なのは重々承知です汗)、偶然聴いたこのSatanic Warmasterにはグッときまして良くして貰っているディストリビューターから最新アルバムを引っ張って来ました。ウチなんかがすんません... 熱心なブラックメタルリスナーではなくても御存知だとは思いますが、Satanic WarmasterはSatanic Tyrant Werwolf 氏を中心に1998年に結成されたフィンランドの重鎮バンド。現在はWerwolf氏を除き正式メンバーは設けておらず、今回のアルバムもセッションメンバーと製作されたアルバムとなっております。今まで数多くの作品を発表してきたこのバンドですが、当レーベルをチェックしている方はこれまたフィンランドのノイズ重鎮ユニット・Bizarre Uproarのコラボレーションや、Werwolf氏の別ユニット・The True Werwolfの作品がIntolitarianの Antichrist Kramerが主宰するSatanic Skinhead Propagandaからリリースされていた、なんてことに反応されるかも知れません。ただ本作はノイズ的な要素を期待すると肩透かしを食らいますが、これがホントに素晴らしい王道ファストブラックメタル!ブラストビート/超速ツービートに乗る叙情的なリフ、冷たいキーボードの悲しい音色が楽曲をドラマティックに彩り、キョーレツなWerwolf氏のボーカルに大興奮!しっかりとHeavy Metalスピリッツも感じさせる素晴らしい作品です。ジャケットが最近急逝なされたKISSやRainbowのアートワークでもお馴染みのKen Kelly氏の手によるものということも話題になりました。当レーベルのお客様でどれだけ反応していただけるかちょっとよく分かりませんが汗、是非是非チェックよろしくお願いします!
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Extincion Cerebral - Logica Hiperexitada (cass)
¥1,200
from メヒコ、89年結成のグラインディングデスメタルバンド・Extincion Cerebralが91年にMephitic Productionsからリリースされた7epがカセット再発!CxTxDメンバーが運営するKellerassel Recordsからのリリース、限定111本! Napalm Deathishなグラインドリフから始まるこの作品、しかしグラインドコアの基本は押さえながらもあまりにもデスメタルな曲展開!うーむ渋い!Extincion Cerebralなるこのバンド、結成34年にして今尚活動しているfrom メキシコなバンドでございます。本作のオリジナルはMephitic Productions、メキシコのレーベルですがネットでリリースが確認できるのは本作を含め2作品のみ。しかし92年時点でドイツのDeath/Doom Metalバンド・Pyogenesisをリリースしているので、先見の明があったのでしょう。それとレーベルロゴがめっちゃカッコいい!そんなMephitic ProductionsからリリースされたExtincion Cerebraの本作ですが、このカセット再発の他にもOxidised Razor / Red Hot Piggys Pussysメンバーが主宰するDiablos Recs.から、Morticianの最初期作品やSore Throatの編集盤などにまぎれてCD版が昨年ひっそりとリリースされていた模様。Extincion Cerebralは本作を除くと34年の歴史の割には二つのカセットを発表しただけと中々マイペースが過ぎるバンドのようですので貴重な作品といえるでしょう。 さて、内容についてなのですがデスメタル:グラインド対比 8:2な印象を受ける長尺曲を2曲収録。ドがつくほどRawなDistortedベースがザクザク刻まれ、さらに当時の南米バンドらしく下品なLow Grawlなボーカルが素晴らしい!要所要所にグラインド指数高めなキメを持ってくる辺りがニクい、後半部分にアヴァンギャルドな展開を持ってきたりと本作に対する当時の彼らの気合いとアイデアがコレでもかと詰められた楽曲となっております。やはりこの時代の南米はインターネット普及以前の壮大な勘違いによって様々な音楽要素が盛り込まれたガラパゴス的進化を遂げているバンドが多く、欧州やアメリカのバンドにはない独特なグルーヴがあり大変興味深いです。とにかくこのバンドはボーカルが凄い!南米マニアの方は是非ぃ~!!
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Decomposing Serenity - Rectify The Anal Bombshell (cass)
¥1,500
1stデモ再発!DxCx首謀者・Witter御大の自宅から見つかったマスターテープを基に本編とそのレコーディング前に行ったテスト音源を収録、B面には大量の未発表音源!!ブラッケンノイジーマシングラインド!! Decomposing Serenityの歴史はここから始まった!96年 オーストラリアで録音したDxCxの1st デモテープが大量の未発表音源、そしてリアレンジを施しての突然の再発!このデモテープはWitter氏が自主リリースしたものに加え、Obliteration Recordsから日本版カセットも発売された後にドイツのGulli Recordsから7epとして再発された名作中の名作。耽美なジャケットアートワークとは裏腹に、内容は不吉極まりないブラッケンハーシュマシンノイズグラインドがこれでもかと詰め込まれた邪悪な逸品です。その後のDxCxの活躍は御存知のとおり!人形陵辱ジャケットで世界を恐怖と失笑の淵に落とし、プロスケーターとして活躍するWitter Cheng氏はアメリカに居を移し今現在もシコシコと自室でワンマンマシンノイズグラインドを量産しております。 さて、この音源の内容ですがA面前半にはこのデモをレコーディングする際に行ったテスト録音を収録、その後本編が収録されています。発見されたマスターテープから落とし込んだとあって音質も良好!さらにただの再発ではなく、ベースレスだったマスター音源に22年に録音されたベースを被せてリアレンジされたもの。つまりは活動当初のDxCxと現在のDxCxによる共演!!アツい!!!!もちろん収録されているのはハーシュ極まりないブラッケンショートカットグラインド、初期DxCxはブラックメタルからの影響も強くギャンギャンと鳴るギターとWitter氏の絶叫呪詛のハーモニーが素晴らしく、マシンブラストが雪崩の如く押し迫るショートカットグラインドにガッツポーズ!その後SSPから編集盤LPがリリースされたのも納得な、ノイズ+ブラックメタル+グラインドコアの見事なコンビネーション! またB面には恐らく同時期に見つかったのであろう未発表音源を多数収録!インナー情報が少ないので詳細は分からないのですが、これらは初期活動時期の音源だけにこだわらず未発表音源をランダムに収録したとのこと。こちらはリハテープなどからも抽出されているようで音質はバラバラ、しかし録音状況が過酷であってもそれはそれで味にしてしまうWitter御大!さすがっす!!!泣 本作は遂にわたくし、Witter御大に直接コンタクトして入荷したもの!手元にもだいぶ少なくなってきているようで、再入荷は厳しいと思いますのでDxCxマニアの皆様お見逃しなきよう!!!
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V.A. - Fast Violence #4 (cass+DL code)
¥1,650
ドイツのKnochentapesによる47バンド参加のPowerviolence/Fastcore/Noiseコンピレーションアルバム、国内版テープ! 昨年リリースのEPがPower violenceファンの間で話題になったMescaline Maniacsや、ドイツのHarsh noise C.O.P.Yなど、Powerviolence/Fastcore/Noiseシーンの「今」を凝縮した最高の内容!国内からも参加している7バンドも最高!お見逃しなくッ! FAST//VIOLENCE #4 (Knochentapes) (インフォより) 2022年現行Power Violence/Fastcoreコンピの決定盤!元々はドイツのKnochentapesからリリースされたものですが、船橋PVの雄・leechメンバーがもちろん許可を得て日本盤を作成。それもそのはず、日本のバンドが7バンドも参加していますから!!プロコピーテープで装丁もCOOLです! Power Violence(以下PV)ほど奥深い音楽はない、いやはや圧倒されますな。音楽ジャンルというよりもムーブメント / 思想的な部分も大きいと思いますので、ひとくくりにPVといわれるバンドを聴いてもそのスタイルは様々だし、メンバー写真を見てもギャングからナードまでいろんな人がPVに人生を狂わされている。うーん、美しい!それ故にハズレを引くことも多いジャンルかもしれませんが、もう大丈夫!この"Fast Violence #4"があるから!2022年現在のアンダーグラウンドPVをワールドワイドに揃えてみましたというこのリリース、47バンド集めてフィジカルでリリースするという心意気、そして容易に想像しうるレーベルのこれらをまとめる苦労にただただ敬服!そして日本盤も自主でリリースしたleechの皆さんも素晴らしい!アンタら偉いよ! さて全バンドは中々紹介できないので、とりあえず我等が日本勢の7バンドを簡単に! ●DISHxRAG A面一発目というめちゃくちゃ良い位置をGETした東京のDISHxRAG、現在ライヴはお休みしているようですがCavemanな絶叫とノイズを身にまとい激速曲を放射! ●leech 船橋をレペゼンするleechは3way LP以来のレコーディング曲、陰鬱なイントロから始まりポジティブ/ネガティブサイドを行き来する良曲! ●Video Girl 名古屋のVideo Girl、16年に1st デモをリリースしていて活動暦も長いバンドのようです。アニメSEからスタートし、どストレートなFASTCOREを披露!日本語詞で熱くかっ飛ばしております! ●Not Nice 仙台発、オレ達のNot Nice!ドラム、ベースから繰り出されるミドルテンポな曲にパルス音が被さり47バンドに全く埋もれない仕上がり!40曲入りのアルバム作ってください。 ●ENEMA leechの別働隊という修飾語ももはや不要、ENEMA!VxNxのタニマがVoとして加入後の初音源でしょうか。恐らくリハーサル音源ですが、このバンドはやっぱザラザラした音で聴くとよりいっそうヤバいですな!下品!最高! ●MÜRMÜR 現在はBLACK GANIONでも活動するメンバー擁する名古屋のMÜRMÜRも久々の音源??ドス黒い塊が剛速球で飛んでくるようなクソやばい曲!!!!コレはすげー!!このコンピ内で最暗黒音源です! ●FACE CLASHER 結成24年目(!?)にして昨年リリースされた1stアルバムが好評だった滋賀のFACE CLASHER!Old Schoolマナーに則った渋めのPV曲、アメリカのUlcerを思い出しました! その他に個人的に気になったバンドはDOUBLE ME / C.O.P.Y / MAZAKARI / SYSTEM ERROR / LIFES / MORE SMOKE、GrindingなRicexFilthもアクセントになっていて素晴らしかったです。そしてスウェーデンはストックホルム出身の女性Vo擁するXIAO!このバンドは相当カッコいいすねー!単独も出てるみたいなんでチェックしてみようかな! カセットデッキを持っていない諸兄にも優しいDLコード付き!夏っつったらPower Violence!コレ聴いて汗流していこうぜ! 収録バンド/収録曲 1.DISHxRAG - chain of abuse 2.TWIN TOMBS - invite only 3.ARNOXDUEBEL - heard enough 4.MESCALINE MANIACS - fuck da feds 5.SIDETRACKED - struggle for hope 6.MADRUGADO - noz demon 7.ILL! - jeden tag 8.LEECH - kitanai kuchi 9.DOUBLE ME - fuck your competition 10.BRIEFBOMBE - briefbombe 11.TOTAL CEREAL - fake 12.LxBxR - nope 13.VIDEO GIRL - familiar 14.RICExFILTH - pvmafia 15.WORMHEAD - repeat 16.xGRIFOx - abre tu conciencia 17.EINZELTÄTER - eine nation,ein gott,ein staat 18.SUICIDEFORCE - buy or die 19.COMMUNAL VIOLENCE - mr. robot 20.TURTLE RAGE - thrash attack 21.KOBOL - citadel 22.FINAL GULP - endlich abschaffen 23.MEGAZORD - muerte abrupta 24.NOT NICE - clonus 25.SCHWACHE NERVEN - skit-doorway 26.C.O.P.Y - t1000 27.ENEMA - 9228 hole 28.THE GORDON SHUMWAY XPERIENCE - the night of the crawling unknown 29.INFLUENCER - sleep paralysis 30.MAZAKARI - light 31.SYSTEM-ERROR - i never told anybody 32.XIAO - love your smell 33.LIFES - gatekeeper (GG cover) 34.MORE SMOKE - estado de ebriedad 35.AFTERPILL - get out 36.MÜRMÜR - at night 37.VINNY DAZE - brooklyns finest 38.DAUNTED - the love below 39.MIAMI DEATH 2 - phil collins 40.FACE CLASHER - headless friend 41.41 STALL - mole 42.VIBE CHECK - suffer in silence 43.SHITLOAD - alice in chains is the pantera of grunge part I and II 44.OVERTHROW - hell on earth 45.DVPM - teuflisch 46.SLAPENDEHONDEN - smells like salad 47.MENTE-ATADA - esquivo
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Atrofia Cerebral - En Vivo En 'Ruidismos 4' (cass)
¥1,250
*クソ円安のせいで前回入荷よりも価格が高くなってしまいました。。。申し訳ないです。。。 南米はペルー発、89年結成当時から怒りに満ち満ちたレイジングノイズグラインドを奏でるベテランバンド・Atrofia Cerebralの18年録音25曲入りライヴカセット入荷!リリースはウクライナのノイズグラインドバンドMalädの主宰する Rotova Porojnina Recordsより、限定50本! はい、Atrofia Cerebral!買いです!以上!! で、終わらせたくなる最高のペルヴィアンバンドのライヴ音源です!18年12月19日に"Ruidismos 4"なる企画での実況録音盤!Miguel Tipacti氏がドラム、José Morón氏がGt/Voという鉄壁の編成、洞窟で叫んでるようなディレイ処理が何ともステキ!結成30年を過ぎてもアングリーなパンクミュージックを奏でるお二人にはホント脱帽、ぶっちゃけLPよりもこのテイクの方が好きです!
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Inopexia - unREST IN GOREnoise (cass)
¥1,350
ロシア産ゴアグラインド・Inopexiaの19年リリース時の全音源をまとめたディスコグラフィー!他レーベルからCD/LPでもリリースされていましたが、こちらはウクライナのRotova Porojnina Recordsから出たカセット版です! グラインドコア好きー?私はだーいすき! ならディスコグラフィーも好きー?私はだいだいだーいすき!! ということで、グラインドコア好きはディスコグラフィーが大好きというジンクスは皆さんご承知の通りだと思いますが、今回ご紹介するのはロシアのゴアグラインドバンド・Inopexiaの編集盤カセット。ゴアグラインド以上 ゴアノイズ未満な暴虐サウンドを09年結成当初より放出する今やベテランバンド、トリオ編成でのスタートでしたが現在はGt/Drのデュオ編成で活動している模様。カンカンスネアの高速ドラミングが後期LDOHを彷彿、初期はリフ / 歌唱法共にブルデスの影響が多少見られますが最近はもっとストレートなゴアグラインドでかっ飛ばしてます!とにかくドラムが叩きまくり!最初は私もマシンドラムかと思っていましたが、Youtubedeでライヴ見て衝撃受けましたね... さて気になる内容、収録作品は以下の通り ↓ 1-4 - from "Gastric Explosions Tore A Gullet" EP 5-8 - from "A Little Bit Of Gore" EP 9-12 - from "Untitled" EP 13-16 - from "Split with Decibel Chaos Injection" EP 17-20 - from "Myocardical Biopsy Had A Lethal Outcome" LP 21-24 - from "Split with Embryopathia" 25-28 - from "Split with Maläd" 29-32 - from "Split with Полесье" 33-36 - from "Мазок" EP 37-40 - from "Untitled" EP 41-44 - from "Split with Deteriotation" 45-48 - from "Split with Bloodshed Party Gore" 49-52 - from "2015 Demo" 53-56 - from "Split with Haggus and Pulmonary Fibrosis" 57-60 - from "Split with Dysmenhorrea" 61-64 - from "Split with Intestinal Disgorge" 65-72 - from "Амбиции приматов" なーんと全72曲!!ちょっとBandcampを覗いてみたところ、この72曲の内 1分を越えている楽曲は2曲のみ... しかも全曲ほぼスネアがなっていないパートがないという恐ろしい内容となっております...! でもディスコグラフィーで面白いのはレコーディング環境によってギターの鳴りが変わって聴こえたり、この作品からボーカルはエフェクター通してるんだーみたいな短時間の間にそのバンドと歴史をたどっていく感じですかね!ここではSE使ってみたけど後半使ってないってことはシックリこなかったんだー、とか笑 ゴアグラインドという暴力が詰まったこの濃厚なディスコグラフィーカセット、ゴア野郎はマストです! まぁこういう御時勢なので最後に... InopexiaのFacebookを覗いてみたところ『ロシアに住んでるけど、オレはキーフ生まれでアイデンティティはウクライナだと思っている。戦争はクソだ!』と投稿をしていてなんだかジーンとしてしまいました。ロシアのバンドだから聴かないって万が一思う人がいたら、それは戦争にアナタも加担しちゃってますよと伝えたいですね。マジでNoise Not War!早く戦争終われ!
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Subscum - s/t (cass)
¥1,250
ウクライナのグラインドコアバンド・Subscumのデビュー音源!Old School Grindcoreを基調としながら、テンポチェンジも多用し個性が埋もれがちなこのジャンルの中でもキラリと光るものが!ウクライナのRotova Porojnina Recordsからのリリース! ウクライナのグラインドニューカマー・Subscumの発音源がこちらのカセット!あまりバンドの情報が見つからないので汗 大した文章もかけないのですが、Subscumは2020年結成のGt/Ba/Dr/Voの四人組バンド。リリース元のRotova Porojnina Recordsを運営するMalad等とライヴ活動を重ね、21年末には地元でRotten Soundのライヴでサポートアクトにも抜擢されたそう。特筆することがあるとすればGtのメンバーがどうもNoise Musicを嗜んでいるらしく、曲の合間に彼のノイズがSEとして今作にも使われています。あとはロゴ、まんまNDの"scum"の文字使ってるのがいいすな!! さてデビュー作となるこのセルフタイトルシングルなのですが、A面1曲目はミッドテンポな曲調でスタート。ん?このジャケでゴアグライインド影響下?なんて思ったんですがどちらかというとAutopsy~Coffinsなドロドロ デスメタルな雰囲気で、なるほどーなんて思っていたら最後はブラストパートで〆!このバンド、さびのパート意外ではミッドテンポな感じも多用していておもしろいです。またボーカルが高低 声を使い分けて曲を彩るのですが、低音声がMorticianばりに深い!地の底から聴こえてくるような獣っぷりがイカす!バンドの核はOldschool GrindcoreにちょっぴりAutopsyなのは間違いないのですが、メンバーにノイズパートがいるということでFull of HellやHoly Grinderが好きな方も楽しめるのではないでしょうか?今後に期待!!
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Scab Addict - Eye Popping Noisecore (cass)
¥1,250
*バカみたいな円安のせいで商品価格が高くなってしまいました。。。 すみません。。。 ex.Escuela Grindのギタリスト・Seven率いるUS ショートカットノイズグラインドバンド、Scab Addictのカセット入荷!息つく暇もない怒涛の139曲入り!!ウクライナのRotova Porojnina Recordsからのリリース!! 女性Vo擁するアメリカのグラインドコアバンド・Escuela Grind、少し前に名門RSR/To Live A Lieの共同リリースとして12epが発表されここ日本でも認知が高まったのではないでしょうか。2015年にcuntsとしてアメリカツアーに行った際、まだEscuelaというバンド名で活動していた頃でしたがニューヨーク州の民家の地下室で行った彼らと出会い意気投合。ライヴ後には家の裏で花火をしまくった思い出があります笑 AKIRA Rip-OffなEscuelaシャツをくれたチャンネーVoもサイコーにかわいかったのですが、ギターのSevenが『オレも実はノイズグラインドやってるんだ』とScab Addictのカセットを手渡され、それから定期的に連絡を取る関係に。いつだったか音楽の方向性の違いを理由にSevenはEscuelaを脱退したと聞かされ、このScab Addictを中心に(Gore NoiseやMince Goreバンドもやっているはず)よりディープにアンダーグラインドな活動を行っています。 ノイズグラインドバンドあるあるですが、Scab Addictもその例には漏れず夥しい量のリリースを行っており、Bandcampを見てみたら単独デモだけで既に15作発表していました笑 最近はSuppuressionのJasonのユニット・Oozing Meatとスプリットカセットを出していましたね。今作においても整合感の高いEscuela Grindとは真逆、クソヤバめなショートカットノイズグラインドの嵐で大興奮!!出音はYESMEANSYESやNoise Wasteといったフィンランドのノイズグラインドに近く、初期Aunt Maryを師と仰ぐPenis Geyserや、PGと同じくオハイオを拠点に活動するLiving Roomと同じ方向性を目指したサウンドといえるでしょう。編集はしてあると思うのですが、極力 曲間を縮めて138曲が収録されていて矢継ぎ早に放出される雑音攻撃にマゾっ気溢れる笑みが思わずこぼれてしまいます。うーん、こりゃいいぜ!ファニーな感じというよりはシリアス路線なノイズグラインド作品、ハーシュノイズを聴いてノイズグラインドに興味を持った方なんかにもオススメです!
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Mierda Humana - Vacuo (cass)
¥1,250
*クソ円安のせいで前回入荷よりも価格が高くなってしまいました。。。申し訳ないです。。。 Atrofia Cerebral / Audicion Irritableなどで活躍する Miguel Tipacti氏の持つ数多くのアンチミュージックユニットのひとつ、Mierda Humana (邦訳:人間のウンコ)によるお蔵入り14年スタジオ録音作!ウクライナのノイズグラインド Malädの主宰するRotova Porojnina Recordsからの19年リリース。、限定47本! 良い!以上!!で終わらせたくなるほどの良作! ブラジルを代表するデスメタルバンド・Krisiunが超大手レーベル Century Mediaからリリースした初期デモ作品編集盤 "Arise From Blackness"を御存知でしょうか?リマスタリングのお陰なのか超クリアな音質、そして申し分のないメンバー各々が擁するテクニックを惜しげもなく見せてくれる素晴らしい作品なのですが、なにか変.... テクニックの裏づけから醸し出されるその自信とヤングならではのガムシャラな演奏っぷりから、彼らの意図するデスメタルを遥かに通り越し7 minutes of nauseaをも髣髴させるカオスを巻き起こす、一部の好事家には大興奮な珍盤として名高い作品です(オレの中では)。Mierda Humanaの今作を聞いてKrisiunのその作品を思い出してしまいました。 といってももちろんMierda Humanaはノイズグラインドバンド。Krisiunのそのスタイルとはかなりかけ離れているのですが、安定したブラストビートとMorticianを髣髴させる深みのあるリバーブVoが全57曲を連射!2~3秒のショートカットではなく、約30秒程度の曲を特に工夫も無く Voスタイルの変化も無くボーボーと吠えまくるのが延々と続くのですが、聴いているこちらも滝に打たれる修行僧の如く悟りが開きチャクラも開眼!脳内麻薬分泌の末に見える桃源郷は x♪x マークが蝶のように舞い、ニヤニヤした口元からはよだれが垂れていることに気づくでしょう!イヤミではなく超本気で言っているのですがノイズグラインドはつまらないを通り越し笑って面白がる音楽、ショックを通過せざるを得ないエンターテイメント文化だといえると思います(余談ですがその極北がゴアノイズであると考えます) その点でMierda Humanaは100点!大好き!7 minutes of nauseaの滝行的ノイズグラインドの南米版(ちょっと曲は長め(この業界においては))!!生活に刺激が足りない方はこの作品を是非!!
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Holocausto - Diário De Guerra (cass)
¥1,400
16年にNWN!主催のフェスで奇跡の復活を遂げたブラジルの元祖"ウォーメタル"バンド・Holocaustoの6枚目となるとフルアルバム!伝説的V.A. "Warfare Noise I"参加メンバーによるベスチャルスラッシュ大混沌盤!こちらも台湾のPub Metal Shopがライセンスリリースしたカセット版! さてこの作品、元々はNuclear War Now!から19年にLP/CDで発売されたアルバムで20年には"War Metal Massacre"と同時発売で日本盤も登場。またBlack Witcheryのメンバーが主宰するDarkness Attack Recordsからも同じくカセット版が発売されています。 16年の復活後にリリースしたフルアルバムにしてHolocaustoとしては残念ながらラストアルバムになってしまった"Diario De Guerra"!このアルバムでは初期ドラムであるArmando Nuclear Soldier氏が復帰!SarcofagoやMutilatorといった伝説的バンドを渡り歩いたがHolocaustoに戻ってきたということでファンにとっては感涙モノの作品です! 内容はというと、前作ミニアルバム "War Metal Massacre"のスタイルを継承するベスチャルスラッシュメタルサウンドで往年のファンはこれまた悶絶必至!復活後のHolocaustoの何が素晴らしいって、技術面は向上させながらも全盛期のテンションと方向性はそのままに(Discogsにはジャンル・Deathcoreで登録!)凶悪なサウンドを打ち出しているところ!スピードを落とすことなく邪悪なリフをぶちかまし、心なしか前作よりもVoのRodrigo Führer氏の前のめり感がアップしているような!?このような素晴らしいアルバムをリリース後に解散してしまうのは本当に勿体無い…涙