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ゆれつずける / Sewer System / AVA / Unconscious Disharmonic Malfunction - 4way split (CD)
¥1,800
SOLD OUT
US発 良質ハーシュノイズレーベル・OXENが放つノイズグラインドコンピ!日本勢3組+Sissy SpacekのCharlie Mummaソロユニットによる4way split CD! お声がけ頂いてから2年ほど、そして届いてからウェブに上げるまで4ヶ月ほどかかってしまいましたが汗 OXENがお送りするノイズグラインド4組による狂乱CDがこちらでございます!私の記憶が確かならば元々は8cm CD-Rでのリリースと聞いていたはずなのですが、蓋を開けてみるとアライグマがかわいい豪華デジパック仕様での登場、うーん熱いぜ! OXENといえば主催のMatt PurseによるUnsustainable Social Conditionや、当レーベルのディストロでも好評なIncapacitantsやParasite Nurseなど良質なハーシュノイズ作品を多くリリースしているレーベルとして知られていると思いますが、Unsustainable Social Condition名義でもノイズグラインド的な作品があったり あとはSissy SpacekのCharlieによるノイズグラインドプロジェクト Sewer Systemを発表していたりと、実は結構ノイズグラインディングしてるレーベルだったりするのです。Unsustainable Social ConditionのSewer Systemとのスプリット作品においては"Ritual Okada"というタイトルの曲(もちろん肉奴隷の岡田氏を指す)もあったりするので、OXENから今作のリリース構想を聞かされた時には興奮したものです。 さてそんな今作の収録バンドはというと… 東京が、いや日本が誇るヤングノイズグラインダー・ゆれつずける! Sissy SpacekのCharlie Mummaによる人力ゴアノイズ・Sewer System! 超豪華メンツによるトリプルボーカルエクスペリメンタルノイズグラインド・Unconscious Disharmonic Malfunction! まだ2人編成時のゴミグラインド・AVA! つー感じの熱い組み合わせ! 収録順に追っていきますと、まずは ゆれつずけるによるライヴトラックからスタート。彼らは今まで自主でデモを乱発していたイメージがあるかと思いますが、今作がSedem Minut Strachuとのスプリットカセットに次ぐ外部レーベルからのリリースになります。エフェクトをかましたボーカルとドラムといった編成からも分かるように肉奴隷からの影響は大、しかしただのフォロワーとして処理するわけにはいかない個性を持ち合わせたバンドになんであります!平均年齢上がりっぱなしのグラインドシーンにおいて期待の星!ーノイズで全てを埋め尽くすのではなく、上手く曲間の静寂を際立たせることで醸し出される哀愁がGOOD!そしてドラムの粒がキレイ、アガりますな!今回はライヴ録音ということですが、新しいスタジオ音源も聴いてみたい!早よしてくれ! 続いてはCharlie MummaによるSewer System、当レーベルでもNapalm Death Is Deadとのスプリットカセットをリリースしていたあのバンドです。世界中のアンダーグラウンドレーベルから極少数ロットの作品を矢継ぎ早に発表してきたこのバンド、今作ではノイジシャンとして培ったテクニックを惜しみなく披露したコラージュノイズとノイズグラインドの合わせ技がお見事!個人的には90年代カナダのゴミノイズグラインド勢を思わせるCharlie自身によるガチャガチャした演奏を素材として、上手くコラージュノイズに仕上げた今作は語弊を恐れずに言うとオシャレな感じ!激速ドラマーであることに異論はありませんが、ノイジシャンとして彼の力量が発揮された曲であると個人的には思います。 さて次はAVA、オレがいるバンド。今作の収録曲は西之カオティックのOrita Chaoticと、わたくしFrozenPantyによるデュオ編成時の音源を、レペゼン荒川区ノイジシャン・scumにRemixしてもらったモノです。上手いこと料理してもらってなんかカッコいいバンドみたい、カウベルフィーチャーされててブレイクコアかよ!ふたりのメチャクチャな演奏を、更にメチャクチャにカットアップしてもらってます。そんなscumも最近AVAに加入して4人組バンドになりました、色々やるんでチェックしてくださいな! そして狂乱分割音源のトリを飾るのはUnconscious Disharmonic Malfunction!まずはそのメンバー編成をご覧ください↓ Vo - Hirata (Malformed Gentleman, Corbata, ex.Realized etc) Vo - Koreeda (TRIKORONA, Mortify, ex.Coffins etc) Vo - Masumitsu (Su19b, ex.More Noise for Life etc) Electronics - Naoki Nomoto (ex. TRIKORONA) Electronics - scum (Malformed Gentleman) Drum - Kikuchi (Final Exit, Su19b, Mortify, Gravavgrav, ops-psf etc) しゅごい!しゅごすぎる!!リーダーであるドラムの菊池氏にこのu.d.m.の構想を聴いた時に胸ときめき、初ライヴを見てはのけ反った!Japanese Underground HC All Starsとも形容しましょうか、よくまあこんだけのメンツが揃いましたな!是枝氏をボーカルに置くってのも意外過ぎる… もちろん個々のネームバリューだけが売りではないこのバンド、Electronicsを担当する2名の世話しない演奏に冷徹にも感じるタイトなドラム、そして獣性溢れるトリプルボーカル!!ちゃんと聴くと歌割りもしっかりしてるし、ドラムを軸に作曲された楽曲であることも分かります。流石の貫禄、そして狂いに狂ってる感性にはもう脱帽! ノイズグラインドという名の下に、四者四様なバンドが集まった(手前味噌な部分もありますが汗)非常に面白いコンビCDだと思います。ノイズグラインドネバーダイっすよ!確かに再発音源も熱いっすけど、現行バンドもチェックしてくださいね!
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WELLNESS IN MOUTH OF DITCH - like asking for the moon.ep (CD)
¥550
23年1月に死体カセットよりリリースを控えるWIMODの前メンバー編成に寄る過去作epを限定入荷!レコ発企画の予習にチェックよろしくお願いします!! 新年明けましておめでとうございます。 当レーベルは今年もディストロにリリースに色々と頑張っていきますのでよろしくお願いします!さて当レーベルの新年 第一弾リリースは東京のカオティックHCバンド・WELLNESS IN MOUTH OF DITCHのアルバム"WELLNESS OF LIFE"!1月14日 土曜日 新宿 Antiknockにて行われるレコ発企画にて先行発売させて頂く予定です。Grindcore / Harsh Noise / Black Metalを中心に商品を取り扱う当レーベル、お客様にはカオテッィクHCをリリースするというイメージが全く無いと思われますが、一筋縄にはいかない真の意味での混沌 = Chaoticを見せ付ける素晴らしいバンド・WELLNESS IN MOUTH OF DITCHをリリースさせていただけること とても光栄に思っております!! 今回、メンバーの御好意で過去作のデッドストックを入荷させて頂きました。現在はGt/Ba/Dr/Voの編成で活動する彼らですが、今回入荷した作品ではヘルプを含む二本のGtとリーダーであるBaのyo-ro-氏がVoも兼務している四人編成での録音作。ピンVoであるSakiyama氏を迎えた最新作ではそのボーカルの自由度の高さがバンドの売りとなっていますが、この作品におけるyo-ro-氏のボーカルもヤバイ!!またプログレッシヴロックをカオティックHCに落とし込みジャズやメロコアさえも飲み込んでしまった衝撃的な演奏は、激しさはそのままに部分部分でファニーさすら感じ取ることができるキャッチーな展開を披露。コラージュミュージックを聴いているようなせわしない展開なのに、何故か不思議ととっつきやすいカオテッィクHCというわけの分からん境地に至っております。ホントこんなバンドいない! メンバーチェンジも行い増す増す変態度の上がったWELLNESS IN MOUTH OF DITCHの新作発売前に是非この過去作もチェックしてみてください!! レコ発企画 詳細はこちらです!!↓ 2023/1/14(Sat)@ Shinjuku Antiknock 死体カセット& WELLNESS IN MOUTH OF DITCH企画 "WELLNESS OF LIFE" Release Show ・cunts ・GOVERNMENT ALPHA ・kokeshi ・VMO ・mizuirono_inu ・WELLNESS IN MOUTH OF DITCH Open 17:40 / Start 18:00 ADV ¥2,500-、DOOR ¥3,000- +1D
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肉奴隷 - Chain Of Evil Dead 非限定版 (CD)
¥1,129
*送料無料商品! 00年代より精力的な活動を続ける国内NOISE GRINDの古参、"肉奴隷"。AxCxや7MINUTES OF NAUSEA等のNOISE GRINDの系譜を踏襲しつつHANATARASH.THE GEROGERIGEGEGE等を意識したかのような数々のセンセーショナルなライヴパフォーマンスや、突発的かつ超限定的な自主製作音源群と国内外強力バンドとのスプリット作リリースで存在を知らしめて来た彼の実に8年ぶりとなる単独2ndCD。 近年のライヴや音源で一貫した感情の吐露として示して来た社会と権力に対する嫌悪と憎悪をNOISE GRINDという形式を用いて暴発させるが如く、過剰な衝動性をストレートに打ち出した爆裂狂乱轟音作!(レーベルインフォより) ノンクレジットですが、メンバー編成はVo.岡田、Ba/Dr.Napalm Death Is Dead、Noise.shikakuの四人編成での音源。ステッカーつき dotsmarkからのリリース
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The Malcolm Tent Power Duo - Sonic Sauna (CD-R)
¥1,500
80年代からBB GunやBunny BrainといったバンドでUSアンダーグラウンドシーンで暗躍し、現在はANTiSEENのメンバーでもあるMalcom Tent氏と、同じくANTiSEENのギタリスト・Mad Brother Ward氏による『フィードバックノイズオンリーアルバム』!No Rock'n'Roll!!Malcom Tent氏主宰のTPOSからのリリース! この度、Malcom Tent氏主宰のTPOSからドドドーっと大量入荷!日本への流通が安定していないコトから、TPOSと聴いてもピンと来る方は多くはないかと思いますが、有名なものではUS Cult Black Metal・Profanaticaのライヴ盤や、King of USど変態パンクロック・GG Allinの諸作品、そして主宰であるMalcom Tent氏がリーダーを務めるBunny BrainやBB Gunといった数々の名盤から珍盤まで、80年代より夥しい数のリリースを排出する変態ど地下音楽レーベルです。まずProfanaticaとGGがカタログ上 肩を並べているという時点で嬉ション、及び脱糞級の衝撃ですが、それに加えてTent氏が長年親しくしてきたANTiSEENにベースプレイヤーとして加入し、今後ANTiSEEN関連の作品も多くリリースされる予定とのこと。いやー、とんでもねーレーベルですなぁ〜 そんなTPOSから、今回ご紹介するのはThe Malcolm Tent Power Duoの2作目の作品 "Sonic Sauna"でございます。その名の通りTent氏の個人プロジェクトでありながら、氏がパワーを感じるミュージシャンをゲストに2人編成での作品をリリースするといった内容で、今までに3作の作品を発表しています。そしてその相方が毎回すごい!!第一弾は87年にあのDevo(!?)に加入したDavid Kendrick氏と!第二弾(今作)はANTi SEENのギタリストMad Brother Ward氏!第三弾は5インチLathe Cut盤でProfanatica / HavohejのPaul Ledney氏と!!毎度相方がイカつい!!そして多くのバンドを率いるTent氏の引き出しの多さから、第一弾はNew Wave / Punkな内容、第三弾は極悪Sludge / Black Metalな音が収録されており、豪華なゲストと次はどんな内容で来るかが全くわからない非常に興味深いセッションバンドです。 さて今回ご紹介する第二弾、ANTiSEENでも一緒にプレイするMad Brother Ward氏とのセッション内容はというと… ギター / ベースフィードバック音オンリーな60分!!!!!サイコー!!!!レーベルのインフォにおいても"CAUTION: there is no rock and roll on this cassette"と記載されており、狂惡スカムロッケンローの権威・ANTiSEENメンバーがお送りする否ロック作品であります!正直言って音を聴かなくてもその設定だけでご飯を3杯はイケるサイコー具合なのですが、今作をステレオに投入したところ、ご飯三杯どころか10杯 釜ごとイケる超絶悶絶作品でございました!言ってみればストーナーロック、デザートロックの諸作品における出だしのフィードバック音を才能ある2人が60分の内容に純粋培養した作品ということになるのですが、正直フィードバック音だけで1時間聴ける作品に仕上げられるのはやはりそのセンスの賜物だと思います。凡百のハーシュノイズ作家がエフェクターを何個か踏んで1時間垂れ流しているだけの作品とは違い、慎重にスタジオ内で作業するふたりの姿が目に浮かび、時折りギターノイズとベースノイズのレイヤーがピッタリと重なる部分なんかは思わず拳を突き上げてしまいます。私、音楽に対してそういうモノは一切求めていないのですが、柄にもなく『美しい』とさえ思ってしまいました。 この作品をホント簡単に言ってしまうとギターとベースのフィードバックノイズが60分、以上!ということになってしまいますが、やはりそれを作品として出せる両者のスキルには脱帽!MelvinsやBorisの実験的アルバムや、ドローンノイズ愛好家にも是非チェックしていただきたい作品です!オススメ!!!!!
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Genocidio - Humana Pestilencia (digi CD)
¥2,200
南米産パワー/スラッシュメタル・Genocidio!しかしこちらはあのブラジル産バンドではなくfrom Argentinaなスラッシュ/パワーメタルバンド!デモ曲、オムニバス参加曲、ライヴ録音をコンパイルした南米魂が滴るむさ苦しいクサレ編集盤!プラケース版も存在するみたいですが、今回入荷したのデジパック仕様です! 南米・メタルでGenocidioと言えば、先日Nuclear War Now!からめでたく再発されたブラジル産ボロボロ崩壊スラッシュメタルの方を思い出す方も多いと思いますが、今回ご紹介するのは南米は南米でもアルゼンチン産!詳しい活動経緯はわからないのですが(CD内のインフォが全部スペイン語…)、1983年に結成したこのバンドの85-91年までの音源を収録した内容となっております。ジャケットのメンバー写真を見ても期待大だったのですが、コレまた素晴らしい原始性に満ち溢れた鋼鉄盤でした! 収録内容は以下の通り↓ Track 1 : Thrash compilation (1991) Tracks 2-5 : Cronicas del Armagedon DEMO (1990) Tracks 6-9 : Kali-Juga DEMO (1987) Tracks 10-16 : Live (1985) 年代を遡るようにCDには収録されているのですが、90年/91年の曲がクサレ度満点なスラッシュ/パワーメタルで悶絶!スペイン語歌詞を巻き舌で気持ちよく歌い上げるVoがヤバい!オペラ入っちゃってるけど決して上手くはない!笑 ハエが飛び回っているようなギザミリフもサイコーですが、多分やりたいコトとテクニックが伴っていなくてしっちゃかめっちゃかになってる感も…笑 カビ臭さを感じるアングラメタルに私みたいな人間はついつい拳があがっちゃいますね〜 そして6曲目から始まる87年デモ"Kali-Juga"音源、どうも同じくアルゼンチンのDr. Jekyllというバンドとのスプリットデモカセットとして発表されたもののようです。90年代の音源よりグッと録音レベルが下がり笑、そしてへヴィメタル/ハードロック度の高い楽曲を収録!しかしながらクサレ/シケ度は当たり前のように急上昇、90年代の歌い上げオペラ歌唱は出てきませんがオブスキュア辺境メタル音源としては中々のデキではないでしょうか??曲調が速くなりドラムがつんのめりそうになるとこはご愛嬌笑 そして最後に収録されたライヴ音源は、アルゼンチンの英雄・V8とのジョイントライヴの模様!カセットテープで録音されたであろうPOORな音質がまた熱い!!グシャっとなった楽器隊の上をVoが巻き舌で気持ちよく歌い上げる摩訶不思議録音がたまらん!他の人は知らんけど私は大好き! 80's アルゼンチンのメタルシーンという未知の領域を覗き見れる中々グレートな音源です!今回はInfernal Curseのメンバーから色々取り寄せてみたのですが、今後もアルゼンチンオブスキュアメタルを当レーベルでは追いかけていくのでご期待あれ!
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V.A. - Thrash 13 Bandas, lo mejor del Heavy Argentino (CD)
¥2,500
SOLD OUT
今やレア盤となっている、1991年にRadio Tripoliよりリリースされたアルゼンチン産スラッシュメタルバンドを集めたコンピレーションがデジパック再発!スピードメタルから派生した南米原始スラッシュメタルが大爆発! *プレスCDなのですが元々データの書き込みが甘かったらしく、プレイヤーによっては音の飛びがあったり再生できなかったりがあるようです。当レーベルでデータを読み込んでCD-Rに焼き直したモノを別途お付けいたします、南米産のCDはそーいうもんだとご認識の程汗 よろしくお願いします。 91年にRadio TripoliからリリースされたオリジナルLP、97年にDiscos Milagrososから再発されたCD盤も$100前後で取引されているHard to Findなオムニバス作品が再発されました!90年代初期のアルゼンチンバンドを13組収録というだけでも辺境メタルマニアの皆さんにとっては垂涎モノだとは思いますが、どのバンドも一言では言い表せない素晴らしい個性(または没個性?)をも待ち合わせていて捨て曲なし!ただしオリジナルは91年ということで、その時代性/土地柄から音楽性はガッツリスラッシュメタルというよりかはヘヴィ/スピードメタル要素の強いスラッシュメタルといった感じです。 収録バンドは以下の通り↓ Hammer Rapier Nepal Genocidio Krupp Depredador Escabios Thanathor Militia Satanica Kief Resistencia Nativa Funeral Funny どのバンドもアルバムを1枚出して消滅したバンドばかり、RapierやFuneral Funnyはまとまった音源はなくオムニバス作品でしか楽曲を聴けない状態です。 どのバンドも南米メタルの星・Sepulturaに続けとばかりにガッツ溢れる泥臭い演奏を披露してくれてもーたまらん!中でも個人的にはNepal (今作リリース元のWebiteからアルバム2枚再発)、コーラスワークも飛び出し一際ヘヴィメタル色の強いKrupp(おそらくこのオムニバスでしか聴けず!)、ザクザクスラッシュメタルマナーに則った曲をお送りするThanathorとMilitiaも素晴らしい!メロディアスに歌いあげるKiefも他の楽曲聴いてみたいと思ったら、唯一作は超絶レア盤の模様… でも一際個性を感じたのは当レーベルでも編集盤を以前に入荷のあったGenocidioですかね、巻き舌で無理やり歌詞を詰め込むボーカルがマジでキョーレツ!このオムニバスに提供している曲は編集盤にも収録されているモノですが、Genocidio楽曲の中でもベストな曲なので気になる方がいたら再入荷したいと思います! 南米メタルの音源、特にブラジルなんかは大手レーベルによってドンドン掘り起こされていますが、アルゼンチンは現地レーベルが頑張っている割にはどうも流通が追い付いていない印象。ブラジル、ペルー、コロンビアの再発音源はもちろん面白いのですが、アルゼンチンやチリ辺りも日の目に当たって欲しいと思う次第!ウチも変なの入れられるよう頑張ります!
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Agathocles / Speculum - split (CD)
¥1,350
イカれたレーベル・Ratgirl Recordsの新作はMincecore Legend・AgathoclesとUS Shitty Power Electronics Scum・SpeculumのスプリットCD!とにかく両者、色んな意味ですごいです…! まずはベルギーのMincecore大魔王・Agathocles!!こ、コレは…!!カッコいい〜!!!モノに記載されている情報は97年11月に4トラカセットレコーダーで録られたというインフォのみですが、97年と言えば名盤 "Humarrogance"や酷すぎるジャケットでお馴染みの"Thanks For Your Hostility"のリリース年でありAgxの脂が最も乗っていた時期と言えるのではないでしょうか。恐らくメンバーは特別にゲストを入れていない限り不動のベース・Jan AG、ドラムにBurt、そしてギター Mattyの3人によるモノであると思われます。インフォが少なすぎて『恐らく』という言葉を多用させてもらいますが汗、97年11月と言っても今作には2度のセッションを収録しているのかと… 恐らく汗 まぁなんにせよAgxの黄金期と呼べる時代のレコーディングです、悪いはずがございません!完全に九州ノイズコアLIKEなセミギターがヤバい!その裏をブンブンとベースが唸りまくり、キャッチーなドラム展開も素晴らしい。4トラ録音ですがマスタリングによって分厚い音に肉付けされており、特に音の悪さなどは感じられません。ぶっちゃけた話、Agathoclesがカッコ悪かったコトなんてありませんからね。Agxマニアはとにかくポチってください! さて、問題はお次に収録されているSpeclumです。02年にBrian Stuhr氏が指導したプロジェクトで、今までに幾名ものサポートメンバーによってノイズ / グラインドコア / デスメタル / HCパンクなどなど、その出音を変えながらも活動してきたそうです。しかしルーツに立ち返るとし、Brian Stuhr氏のワンマンバンドとして20年前後から再始動。現在は氏の運営するBirdeater Entertainmentというレーベルから夥しい数のデモテープを乱発中!今回Ratgirlのトレードリストに今作があったものですから、知らないバンドだけどAgathocles相手なら〜なんてトレードしてみたのですけれど、アタシこのバンドの7ep持ってました汗 05年にApocalyptic Visionsなるレーベルからリリースされた今は亡きUS ノイズグラインドレジェンド・Gorgonized Dorksとのスプリット7epがそれで、その他にも同レーベルから単独7epを発表しています。しかしその他の作品はソロバンドに完全移行してからは発表していないようで、活動20年以上とは言いつつも最近になってバンドマンのセカンドキャリア大爆発おじさんと考えた方が良さそうです(失礼) しかし… なんじゃーこりゃー!!安心安全のAgathoclesのゴリッゴリサウンドで肩を揺らした直後、聴こえてくるのはどチープなノイズ音。漂流4日目の船が海の真ん中で何度もチューニングしてやっと届いたラジオ音、といった感じの頼りないノイズ。そこにフガフガ何をいっているかわからない、また決して元気ではないアジテーションが…!!レーベルのインフォには"グラインドコアの要素を併せ持つPower Electronics作品"という形で紹介されていますが、確かに古き良きScum Grind / Shitcoreな感触を残したノイズ作品でありつつも、見てはいけない / 聴いてはいけないモノに触れてしまった感アリ!ただクセになるなぁ〜。鼓膜をつんざく どハーシュなノイズ作品をお求めの方には決してオススメ致しませんが、個人的にはPile of EggsやBlack Mayonnaiseといった Stupidity Records周辺のノイズグラインドバンドの持つユーモアに反応するとにかく『変な音楽』好きにはプッシュしたい作品!experimental好きな方、10人に1人は反応するかも?笑 説明するのがとても難しいんですが、簡単に私の聴いた感想をまとめると『クソ。ただめっちゃクセになる』、以上です!
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Daisy Craters / Agathocles - split (cass)
¥1,100
ベルギーMincecore帝王・Agxと、90〜91年の短期間のみ活動したというExperimental Raw Punk・Daisy Cratersによる異色スプリット!カセット版で再入荷! とにかくAgxがクソLowかつピットシフトVoでカッコいい!アメリカのRatgirl Recordsからのリリース! *カセットver.はジャケ違い、もちろんMorbid Marc氏のイラストです!それ以外は収録内容変わらず。以下、CD入荷時の商品説明です↓ Agathocles自身、もう何枚の作品を出しているかもう数えていないでしょうが笑 メンバーチェンジも数多く経験しながら40年近くに渡り多くの作品をリリースしてきたJAN Agに対してマジでリスペクト!今更だけど!それでいてコレクター欲をくすぐるというか、何か手を出してしまうというのはAgathocles自身に未だ魅力が詰まっているという証拠であり、この勢いで80歳くらいまで突っ走って頂きたいです。つーかギネスブックに載ってたりしないのかしら?ギネス審査員、居眠りしてんなよ!? Agathoclesが発表した多くのスプリット作品は、そのスプリット相手が後続Grind / Micecoreバンドが多くを占めるかとは思いますが、その中でも異色の組み合わせは数多くありました。私がパッと思いつくのはNot Very NiceがリリースしたアメリカのOccultとのスプリット。Occultの85年デモが収録されているのですが、音が悪過ぎて最早バンド演奏なのかどうかもわからない霧がかったノイズっぽい"何か"に対して、Agxも最初期リハ音源を収録してましたな。もうひとつは変レコードの殿堂・Eccocentric Recordsがリリースした、オーストラリアのパワエレユニットであるEbola Discoとのスプリット盤!純粋なノイズユニットとのスプリット盤って他にほとんどないのでは??その他にも日本のポゴパンク・Beer Bellyとの作品は他ジャンルといえどパンクという根底で繋がっているし(Janから突然スプリット出したい!とメールが来たとBeer Bellyメンバーから聞きました)、葬式系DOOMシーンを押し上げたフランスのWorshipとの作品に至っては出て当然という印象を当時持ちました。Agathoclesの異色スプリット作品群は企画盤的な意味合いを持ちながら、リスペクトを感じるそーいった作品が多いように思います。 そして今回ご紹介するのはDaisy Cratersとのスプリット!今作も相当変な組み合わせですぞ〜!!こちらのDaisy Craters、特にCDには情報らしい情報がなく、レーベルHP記載のインフォを私が読み間違えてなければ今作のジャケットも担当するMorbid Mark氏とRot Flesh氏なる人物が1990〜91の間に組んでいたRaw Experimental Punkバンドとのこと。Morbid Mark氏と言えば数多くのGRINDCORE/HC作品のジャケットを手掛けるイラストレーターで、一番の代表作といえばPink Turds In Space / Charred Remains A.K.A Man Is The Bastard https://www.discogs.com/master/465068-Pink-Turds-In-Space-Charred-Remains-AKA-Man-Is-The-Bastard-Pink-Turds-In-Space-Charred-Remains のジャケットを手がけたことで有名ではないでしょうか。あとはCharlie Infection氏主宰のAx/ction Recordsからでた諸オムニバス作品のアートワークなどで知られ、ブランクはあったものの最近ではAgathoclesやDeche-Chargeの7epジャケットも氏の手によるものです。一方のRot Fleshなる人物、こちらもイラストレーターのようでSatanic Malfunctionsのジャケットや、あの有名オムニバス Hardcore Holocaust (87-88 Sessions) - The Peel Sessions https://www.discogs.com/release/1270808-Various-Hardcore-Holocaust-87-88-Sessions-The-Peel-Sessions のジャケットもRot Flesh氏の作品ということです。すげー人じゃん!そんなイラストレーターお二方がやっていたバンドとなるとドがつくほどのヘヴィサウンドをかましてくれると思いきや… ニューウェーブを通過したペラペラのカシオトーンパンクバンドでした!ハッキリ言ってAgathocles目当てで今作を聴くと十中八九 曲を飛ばすことになると思いますが汗、サンプリングを駆使しながら気怠くナメたような歌声がチンピラ風味で良し!女性の喘ぎ声が聞こえたりもしますが、もちろんポルノグラインド的なそれではなく世の中に中指を立てるパンクアティテュードとしての味付けでしょう。私、個人的にここら辺はほぼ通ってないので知ったかぶりは出来ないのですが、電気グルーヴの前身である人生に初期P.I.L.要素を多分に振り掛けたような感じ!!たぶんそう! そしてそしてお次はAgathocles!こーれがもうサイコーたまらん音源です!!90年代 Agathoclesを期待するのではなく、どちらかというとSon of Agathoclesとして知られるArchagathusのようなヘヴィー且つアグレッシブな曲調で即昇天!ピッチシフターをかけたゲロ声デュアルボーカル、そしていなたさを感じさせるズンドコな曲展開とコレぞMincecoreな素晴らしい楽曲2曲収録!つーか一曲目ってめちゃくちゃNapalm DeathのScumじゃない?笑 もうそれでいい!そこがいい! 今作では両者2曲のみというシングルサイズの作品ということで少し値段も下げての提供とさせて頂きます!とにかくAgathoclesヤバい!
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Krupted Peasant Farmerz - Demo Tape 1990 (CD)
¥1,500
場違いな入荷!カルフォルニアのB級Pop/Melodic Punkバンド・KPFの90年録音デモがCD再発!ガチャガチャうるさめでスケートファンも必聴、インスト含む12曲入り!アメリカのRatgirl Recordsからのリリース! Ratgirl Records、ホント変なレーベル。結構長い間いい感じでお付き合いさせて貰ってますが、彼が送ってくるグラインド系のリスト以外にカタログを見てみるとヒップホップだったりVaporwaveっぽいジャケがあったりと… AgathoclesとDeche-Chargeとヒップホップやらスカパンクを同列に同じ屋号でリリースしているっての、なかなか出来ないですよ!オーナーの本当に好きなものだけを出していくという姿勢が凄く好感を持てます、ホント良いレーベルだなぁ〜 そんなRatgirlがAgathocles作品の他にも力を入れているのがメロディックパンクバンドの再発作品。私なんてSnuff大好き!Husking Beeの"the Sun & the Moon"は至宝!以上です!くらいの知識しか持っていないので手短に文章を締めますが、メロディックパンク界隈もヘヴィメタルと同じく掘り始めたらホント"沼"なんでしょうね… スタジアムレベルの大御所バンドはもちろんカバーしたとして、B級/C級バンドのマニアはどのジャンルにもいるでしょうからこんだけ市民権を得ているメロディックパンクをディグしようものならマジ破産ですわな… 戯言はここまでとして、本題。今回ご紹介しますのはカリフォルニア発の短命Pop/Melodic Punkバンド・Krupted Peasant Farmerzが90年にレコーディングしたデモテープの再発作品です。後にAngry for Lifeを結成するメンバーが在籍していたバンドで、このファーストデモテープは彼らの練習部屋にてチープなMTRからダイレクトにカセットへ音をぶち込んだ作品。再発に当たってリマスタリングを施しているようですが、デモテープならではのラフな感触は残しつつ各々の音はハッキリと聞こえる仕様。まぁそこまで音質は期待しない方がキチです笑 こんな感じのジャケでしたので、歴史に埋もれた変態ポストパンクかなんかなのかな?と試聴したところ、個人的にはNWOBHMを彷彿させる一曲目のイントロで即ノックアウト!そこからはメタル度皆無ですが、全体的に少し走り気味な軽快メロディックで聴いていて楽しい!曲も大体2分以内なので、スケートロックが好きな方もアンテナに引っかかるのでは?私ってば完全に門外漢なので他所様のレビューを拝借すると『TRALL PUNK meets EAST BAY SOUND meets RECESS PUNK』とのことです!汗 初期Screeching Weaselファンにオススメとのこと!汗 もちろん私も聴いてかっけーと思ったから入荷したものですので、ご信頼頂けるならグラインドコアやハーシュノイズで酷使した耳を休ませる意味でこちらの作品をご購入頂ければ… 今後もちょこちょここういう作品も入れていければ面白いかなと思っています!
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Hypertrophy - Sarcoplasmic/Myofibrillar (digi CD)
¥2,750
自身のソロデジタルグラインドコア・Dataclastを経て、Bastard Noiseにも一時期籍を置いていたAnthony Saunders氏による筋トレハーシュノイズ!ダンベル上げてアンプを鳴らせ!!ステッカー/缶バッヂ付き! 彼の昔、スペインの二人組グラインドコア(諸説あり)・Pantalones Abajo Marineroにうっかりハマってしまい、所属レーベルであるDiscos Al Pacinoのリリースを買い漁っていました。まだ名盤 "Gore Metal"リリース前のExhumedや、知られざる上質USグラインドコアデュオ・id.などとにかくチョイスが絶妙な7インチのリリースが多い素晴らしいレーベルですが、その作品群の中でも一番驚いたのはアメリカはニュージャージーのデジタルグラインドコアアクト・Dataclastでした。ドラムから何まで出音はプログラミング、ライヴではボーカルがそのオケをバックに髪を振り乱しながら叫び散らすというスタイルで、Brakecoreというジャンルを知る前(というかその頃はBrakecore黎明期と言えるかも?)いわゆるテクノ由来の音を使ってここまで激しい音が出せるのかと一気にのめり込んだコトを覚えています。曲順表記も二進法だし笑 最も手に入りやすいのはRelapseから出たマシングラインドV.A. "Drum Machinegun"、またUSカルトノイズアクト EarwigsとのスプリットCDもたまに捨て値で落ちています。もし気になるならば! さて、何故 急にDataclastの話から入ったかというと、バンドの首謀者であったAnthony Saunders氏が新たにソロユニットを始め(てい)たから!! 昨年アメリカで20組近くのノイズアクトを集めたSlit Throat主催のフェス "F.L.A.W."に出演していたコトで、私もその存在を知ったのですが、Anthony氏ってばDataclastの後にBastard Noiseに加入していたのですね、知らなかった!何も知らねー!! そんな氏の新ユニットHypertrophy (訳:肥大)ですが、なんとダンベルを持ち上げながら奏でるハーシュノイズユニット!!!!!やばい!!バカ過ぎる!!商品画像2枚目を見ていただければどんな感じなのかお分かりいただけるかと思いますが、ヒジョーに興味深い… つーことで居ても立っても居られなくなり、本人からもインスタリクエストが来ていたコトもあり単独CDを入れてみました。いや入れさせてもらいました!! 今回入荷したCDは21年に自主リリースしたカセットに19年のライヴテイクを追加収録したモノ、初CD音源にして初期作編集盤と言える作品です。デジパック仕様、開けてみるとバイオグラフィーがあったんで読んでみると、バイオグラフィーじゃなくって『筋トレは続けていくことが重要だ』と書かれた筋トレ指南でした笑 続けていけば肩の痛みも無くなり、自分の体重と同じウェイトをあげられるようになるそうです! インスタで他写真を見てみるとthe Ritaのシャツなんかも着ているAnthony氏ですが、HNWの影響も受けつつメタルジャンクの代わりにダンベルを使っている模様。ダンベルを上げる際の息遣いも作品に落とし込み、作品の筋肉味を上げております。10分超えの長尺曲が2曲続き、3曲目は筋トレ後のクールダウンが必要ということで笑 非ノイズ曲でリラックス出来る仕様。バカ!最後のボートラ、19年のライヴはエア録り音源。ラインから録った音がよかったなぁ〜 Hypertrophyは身体のコンディションによってライヴの出来も変わるのだとは思いますが、まずはAnthony氏の筋肉が"肥大"することでその質も変わっていくかと思います。めちゃくちゃ速いカットアップになる可能性も… 今後の活動が楽しみですなぁ〜。卸値の都合で結構高くなってしまいましたが汗、筋肉好きな方チェックよろしくお願いします!
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Yana - Fou (CD)
¥2,400
新進気鋭のノイジシャン・Amek-Maj擁するフィンランドのハーシュノイズデュオ・Yana!単独CDとしては2作目となる22年リリース!ドイツのAussaatから! ノイズ名門 Freak Animalのリリースを見ていると"Amek-Maj"なるアーティストをよく出しているなーとは思っていましたが、SatatuhattaやNarcolepsiaといった10年代以降のヨーロッパの新興レーベルのカタログでもその名を見ることが多くなってきました。2020年頃から作品の発表を始め、今やFreak Animalから寵愛を受けているといっても過言ではないAmek-Maj、その名前ばっか聞くもんですから元々Yanaってノイズユニットの片割れだったなんて私 最近知りましたわよ! フィンランドのハーシュノイズユニット・Yanaは16年に単独作品を自主リリース。その後 直ぐにFreak Animalからも単独CDを発表し、それ以降はカセットメディアを中心にコンスタントな作品リリースを行っているよう。Yanaという名前をネットで検索するとAmek-Majの名前は直ぐに出てくるのですが、相方が誰なのかわかりませんでした。相方さんは秘匿的に活動してる人?ただ単に上手く私が上手く検索できてないだけ?もし知っている人がいらっしゃったら是非教えていただきたいです。 だってYanaめちゃくちゃカッコいいんですもの! 今回ご紹介する単独CD2作目となるこの作品"Fou"は22年にドイツのAussaatからリリースされた作品です。インダストリアルサウンドで静かに幕を開けるこの作品ですが、2曲目から一気にテンションはバースト!やはりデュオのユニットは両者の音の掛け合い/被せ合いで鼓膜をカオスな状態にさせてくれるので聴いていてホント気持ちいいですな!もちろん構成は多少あるということは前提に、主にライヴなどで両者どちらかが『仕掛ける』ことで想定外の進行を『余儀なくされる』ことも起こりうるデュオ編成、それを力技でレール上に戻すのか、落とし所を2人で手探りの中見つけるのかというライヴ感が垣間見れる展開を作品内にも見受けられるのがデュオユニットの面白いところだと思っています。Yanaは一曲一曲が4分前後とコンパクトに収まっていてテンションの高いまま次の曲に移るので飽きがきません。あっという間の32分23秒!このユニットの面白いところは所々にリチュアル感を醸し出し、アゲなテンションで怒涛の鼓膜攻撃を仕掛けたかと思うと鐘の音でヒーリング。緩急ある展開がGOODです! ただひとつ、今作について物申すことがあるとすればどーしてアートワークに使う写真、なんで解像度高いの使わなかったんだろ… なんかビミョーにボケちゃってます… 先にも書いた通り最近はAmek-Majの活動が目立っていますが、この作品以降もフィンランド最強/狂ノイズグラインドファンジン・Garbage Fountainからライヴ録音が二作出ているようです。ただ今年になってリリースが無いので、やっぱAmek-Majの活動にを力入れちゃってるのかなぁ… 私も今作でYanaを知った俄かではありますが、次作のリリースを待ち望んでいます!
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Tomb - Gates Of Gehenna (digipack CD)
¥1,700
マレーシアの現行ブラック/デスメタルバンド・TOMBが19年にリリースしたミニアルバム作品!oldschoolな東南アジアデスブラックスタイルを継承したど渋いスタイル!オレたちのZzooouhh Recordsからのリリース! 私、マレーシア/シンガポールの90's デス/ブラックメタル大好きっ子なんですが、最近のこの2国のブラックメタルバンドの傾向といえば、ロングランなバンドを除くとWar Blackまたは突撃型な感触のバンドが多くなってきていると思います。とにかく速く、 とにかくテンションの高い感じ。やはり中期/現行Impietyの影響がかなりデカいのでしょうか?しかし中には地下に埋もれてこんなディープなバンドがいるもんですな!2015年結成のTOMB!!! このアルバムにあしらわれたちょっとかわいいロゴも素敵ですが、今作以降で使われているバンドロゴを見てもらうと一目瞭然。あぁ〜Abhorer大好きなんだってコトがね!この作品でもAbhorerからの影響は如実に出ていますが、ベスチャル一辺倒かと言われるとそうではなく、ドロリとした不穏なギリシャブラックメタルの影響も。つまりこれってRotting Christからの影響も公言していたこれまたマレーシアデスブラックシーンの雄・Brain DeadとAbhorerのハイブリッド型現行バンドというコトじゃないでしょうか!!ドゥーミィなパートにはシンセ音も物悲しく使われていて、ダークな雰囲気を出すだけ出しときながらベスチャルパートに突入する展開がたまらん! この音源、2019年のZzooouhh RecordsからCD版がリリースされた後、ブラジリアンBehemothの未発表LP(当レーベルでも絶賛発売中! https://noisegrind.official.ec/items/94450577 )をリリースしたZombi DanzからLP再発され、更にこの次作を名門 Iron Bonehead Productionsから発表していることからもわかる通り、各国のマニアを唸らせる存在となっております(ウチらZzooouhh Recordsから発売直後に仕入れてたんすけど、倉庫の中で眠らせていました汗) その後、同じくZombi DanzがマレーシアのPerfidiousなる古き良き東南アジアデスブラックスタイルのバンドを輩出しましたが、TOMBがその礎を作ったと言っても過言ではないでしょう。つまり10年代以降のマレーシアンバンドとしては最重要バンドだっつーコト!とにかく聴いてノックアウトされてください、オススメ!!
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肉奴隷 + scum - My Nation is Crap (digipack CD)
¥1,700
幾度かのライヴセッションを経て、23年7月に行われた肉奴隷とscumのスタジオレコーディングをアメリカのDada DrummingがCD化!ジャケットイメージは私FrozenPantyが担当しました! 肉奴隷 岡田氏とscum、ふたりとは長く友人関係を築いておりまして、個人的に両名にはむちゃんこ世話になってます(夫婦喧嘩した後に愚痴を聞いてもらったり) ただ肉奴隷が活動再開した2年ほど前までは両者面識がなかったらしく(私ってばどっかで既に繋がってたんだと思ってました)、scumのレーベルから肉奴隷作品がリリースされたりと東京ノイズ/グラインドシーンに新たな脈動が出てきたのだととても嬉しく思います。 そんな両名によるコラボリリース、リリース元は私が所属するNapalm Death Is Deadの初単独CD作品 "崩壊系"を出してくれたアメリカのDada Drumming!今や飛ぶ鳥落とす勢いのHeat Signatureやテキサスのハーシュ魔人・Maniaの作品や、日本のハーシュノイズ勢の作品も積極的にリリースをしている印象の強いDada Drummingですが、我々Napalm Death Is Deadの作品リリースを皮切りにノイズグラインド作品も出してくれるようになったのかと思うとなんだか嬉しいです。 …ん?勘違い?まぁとにかくそんなDada Drummingからのリリースということもあるのか、scumから今作のアートワーク作成依頼を受けまして私FrozenPantyもジャケットコラージュを提供させてもらいました。友よ、良い機会をありがとう!! 今回ご紹介するのはscumと肉奴隷 岡田氏が23年7月に小岩のスタジオでのセッションを収録されたコラボ作品です。グラインドマスター・ex.Realizedの平田氏と組んでいるMalformed Gentlemanではギターを、またAgoraphobic NosebleedのJay Randallとのコラボ作品では打ち込みブラストにハーシュノイズをかましたグラインド作品の発表もあったりと、ハーシュノイズ作家という肩書きを持ちながらグラインドコアシーンとも密接な繋がりを持つscum。そして説明するのもはばかられますが、ご存知『生き方としてのノイズグラインド』を体現する肉奴隷。そんな両者のコラボということでどんかグラインド作品かと思っていたら… どちゃんこハーシュノイズな作品でした!!!長尺セッションが2曲収録された30分超の作品、scumがElectronics / Junk Noiseをそして肉奴隷 岡田氏がマイクによるフィードバックノイズとボーカルを担当しています。scumによると気合いのノーエディット一発録りでのレコーディングということで、確かに音からも緊張感が伝わってくるように感じられます。scumが作り出す波のようなハーシュノイズに岡田氏もヒスノイズで対応、随所随所に仕掛けてくるボーカルが非常に効果的でカッコいい!この一発録りテイクをマスタリングしたのはDada DrummingのオーナーであるGregことGregory Babbitt氏、Discogsで検索しても今作以外でマスタリングしてるようなリリースはないのですが、ナイスな編集でこの歴史的録音をならしてくくれています! こりゃーまたふたりのライヴコラボやってもらいたいすなーと思わせるナイスなハーシュ作品!!一家に一枚!!
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Maskhead / S.T.A.B. Electronics - Beyond Tears, Beyond Pleasure... (7ep+CD)
¥1,840
20%OFF
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MASKHEAD and S.T.A.B. ELECTRONICS joins their force for these amazing release recorded on 7″ vinyl and CD. Both formats comes as split with tracks from each artists. All could be describe as agressive with furious vocals for Stab Electronics and here, Maskhead comes with different approach with their materials than usually, more oriented Power Electronics in just perfect perversion. Sleazy and uncompromising set. MASKHEADとS.T.A.B. ELECTRONICSの強力タッグでリリースされたこの7ep+CDセット、両フォーマットと共にこの2組のスプリット作とした体裁をとっている。Stab Electronicsの怒涛のボーカリゼーションを駆使した攻撃的なトラックと、そしてMaskheadは完全なる性的倒錯の世界を描きながらも、今までの作品とはアプローチの異なったPower Electronics志向の強い楽曲を提供している。両者の悪名を馳せる衝撃的な作品である。 フランスの超重要ノイズレーベル・Antipatik Recordsより強力な7ep+CDセットが登場!フィンランドとUKの極悪覆面ユニットがタッグを組んだクソヤバい音源!限定160セット! 活動開始は2015年となりますが、自身のレーベル・Hiisi Productionsを始め各国の名だたるレーベルから作品を精力的に発表するフィンランドの覆面ノイズユニット Maskheadと、Atrax Morgueの意思を継承する為に2010年より活動するKeith Finnan氏によるPower Electronicsユニット S.T.A.B. Electronicsが激突!Mo*Teの名倉さんと私の中でリリース作ハズレなしと大絶賛をかましたフランスのAntipatik Recordsから7ep+CDの豪華仕様でリリースされました。epとCDは別内容となっており、合わせて10曲のサディスティックなパワエレ曲が収録されております。 Freak AnimalやFilth&Violenceといったフィンランドのノイズレーベルからの影響を多大に受けつつも、リリース内容を見ても独自の路線をいく素晴らしいレーベル、Antipatik Records。古き良き極悪 Harsh Noise / Power Electronicsの文化を現代に継承すべく、どサディスティックなジャケットアートワークと10年代以降のこのシーンを代表する2組を引き合わせた今作は、今後もシーン内で語り草となる作品となることでしょう。 まずはフィンランドのMaskhead。レーベルインフォからもあるように今までの作品とはアプローチの異なったPower Electronics志向の強い楽曲となっています。初期作品で見せたハーシュ一辺倒な一面も魅力的ですが、アルバムの枚数を重ねる毎に無駄な脂肪を削ぎ取るが如く音のレイヤーを少なくしていったMaskhead。彼の現在の音に向き合う姿勢が良い形で表れた素晴らしい楽曲が収録されています。正直ハデさはない、しかし彼の作品のテーマである性的倒錯を前面に出しながら不穏なノイズを奏でる今作は、聴いているとジワジワと腹の底から不安や焦燥感が込み上げてくるようなネガティブな世界観を見事に作り出していてグレート!シブいすな〜 そしてUKのS.T.A.B. Electronics、Maskheadの作風を静的と表現するならば動的な作品と言えるかと思います。もうめちゃくちゃ暴れ回ってるからな!!ポルノSEに低音ノイズが不穏にかぶさり、極悪アジテーションで聴く者を煽る煽る煽る!!直接的な暴力行為で自身の絶対的存在を身体に刻み教育する、そんな『調教師』の日常を切り取ったかのような支配と凌辱に満ちた楽曲がサイコー過ぎる!暴力装置と化したオーディオ機器にボコボコにされる疑似体験を聴き終わった後、あなたは恍惚とした表情を浮かべていることでしょう。こーれはホント素晴らしいな!!!!! そんな静と動、対比的な楽曲を両者が持ち寄った今作!160部限定ですのでお早めにどーぞ!
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Cystgurgle / Hit-Run Drivers / Metrorrhagia / Pyosis - Driving Through Pyosisified Pools Of Diarrhea, Cysts, And Sebum (CD)
¥2,200
タイ/アメリカ/カナダから集結した汚物ビシャビシャ系ゴアゴアグラインドの4way split CD!タイトルがとにかく長ぇ! つーことでタイ産 人力ゴアノイズ・Cystgurgleの大名作セカンドアルバムをリリースしたSick Records、そしてイタリアンゴアグラインドマフィア・Golem of Goreの2枚組 編集盤をリリースしたAbominable Recordsがタッグを組みこれまたとんでもない汚物塗れのCDを発表しました!残忍非道な汚物ゴアグラインド 4way split!!オリジナルはこれまたHarsh NoiseからGore Grind / Gore Noiseまでなんでもござれなアメリカの雑音レーベル・Breathing Problem Productionsからカセットでリリースされていた物。収録バンドは以下の通りです↓ Cystgurgle タイ産人力ゴアノイズ最高峰 Hit-Run Drivers アメリカはメイン州のワンマンゴアグラインド Metrorrhagia アメリカはテキサス州オースティンのワンマンゴアグラインド Pyosis カナダのワンマンゴアグラインド 北米地域から3バンド、そしてタイからはCystgurgleが参加しての計4組!人選がド渋くてサイコーですなぁ〜 それでは内容をば。 まずはタイのCystgurgle!はい!優勝ぉ〜!!!解散ぅ〜!!!この音源に収録されているCystgurgleはホントに凄まじいです!!スネアの音を極端に上げているのか、はたまた空き缶でも叩いているのか、兎にも角にもブラストのガチャガチャ感がたまんねーす!それでいて他の演奏は通常運転なのですから明らかに確信犯、スカムミュージック的なノリをぶち込んできたのでしょう。オムニバス作品でお遊びをかましてくるのはサービス満天!いや、10000000000点差し上げます!! 次いでHit-Run Drivers、いわゆるMince GoreなスタイルでGerman Goreなモッシュ感はないもののAgathoclesを祖としたモッサリゴアグラインドを披露してくます。19年から活動を開始、Ulcerated Offalという露/米の遠距離2piece Gore Grind(しかもGt/Voは女性!)を率いるChadなる人物によるこのユニットですが、霧がかかったよつなボイスエフェクトをかけてホラー感を演出したりとなかなか面白い。ドラムも人力かな?放課後グラインドタイムともカセットを出していたりと、他音源もチェックすべし! そしてMetrorrhagia、ここで一気に音量が下がります笑 レーベルはちゃんと編集してくれよー!!笑 このテキサスのワンマンゴアグラインダーは以前にブラジルのOld Grindered Daysからリリースされたディスコグラフィーを当レーベルでも扱っていました。このバンドが一番直線的な音を出すというか、高速プログラミングドラム+鳴りっぱなしギターが特徴のダーティーなゴアグラインドを披露!偉そうなこといいますが、及第点には届くものの他のバンドの個性が溢れてるこのコンピにおいては普通かな、と。がんばれ!Metrorrhagia!! ラストを飾るはカナダのPyosis、14年結成とそこそこの活動歴はあるものの、こういったワンマンゴアグラインドバンドにしてはリリースがあまりないです。17年に出した作品から、今作がリリースされる22年まで特に作品を発表しておらずその後も音沙汰がないので既に解散済みのバンドなのかもしれません。こちらスタイルはというと"Grindcore Forever - Misogyny Never"という曲名からも分かる通りMince Goreの体裁をとりながら、デスグラインド とりわけMorticianからの影響が非常に大きいように感じられます。つーことはサイコーってこと!そして何をとち狂ったかMK Ultraのカバーまで披露!!まとまってリリース聴いてみたいなー、モッサリデスグラインドがステキなバンドです! そんな感じな4way split!深みを感じたいゴア野郎は必聴です!
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Bloke - Demolición (CD)
¥2,300
アルゼンチンのカルトヘヴィ/パワーメタルバンド・Blokeの唯一作 再発盤入荷!こちらはMetalica FanzineとHurling Metal Recordsによる2013年リリースver.です!ジャケと怪しい装丁がサイコー! Infernal CurseのNocturnal Antichrist Warrior氏が主宰するZzooouhh Recordsを介して、何作かCD作品をこの度入荷いたしました。毎度毎度素晴らしい90's 東南アジア/南米メタルの再発リリースを行うこのレーベルですが、でイズトリビュート品のラインナップも興味深いモノばかりでいくらお金があっても足りないぜ!!某コロンビアのカルトブラックLPやら、アルゼンチンのあのヘッポコヘヴィメタルのジャケ違いLPなんかも入荷したかったのですが… とりあえず今回はアルゼンチンカルトヘヴィメタル・Blokeの唯一作 "Demolición"をば!! こちらの作品、02年に"Demolición 2002"としてボートラ2曲、そして当時の現地現行6バンド(Gargola / Montreal / Corsario / Tren Loco / Renacer / Aspeed)がカバーしたトリビュートトラックを収録してリリースされたものがあるのですが、当レーベルが入荷したのは漢気溢れるボートラなしな2013年再発 ver.!ぶっちゃけボートラ、トリビュート曲も気になるのですが汗 なんてったってこちらの13年再発盤はめちゃかっけーオリジナルジャケを使用してるところが強み!裏ジャケなんかも怪しさムンムンでサイコーです! (余談ですが02年ver.を某メタル専門店が最近入荷されていて被ったぁ〜!!と焦ったのですが、そちらが売り切れたのを確認してコッソリとこちらでも販売させてもらいます…汗) で、Blokeってだーれ?という話になると思うのですが、検索をするとスペイン語記述のWikipediaがあったのでGoogle先生に翻訳して頂きちょい修正してこちらに載せておきます。しかし普段Google翻訳使わないのですが、だいぶ翻訳の精度があがっとりますなぁ〜↓ 彼らのオリジナルラインナップ(唯一のフルアルバムを録音した際のメンバー)は次のとおりでした Vocals – Billy García Guitar – Luis "Aladino" Escobar / Marcelo Simoni Bass – Daniel Parodi Drums – Oscar Oropeza このグループのキャリアはアルゼンチンで当時結成されたほとんどのバンドと同様に短命で、1980年に活動を開始し1986 年頃に解散しました。 正確なジャンルを判断することは困難ですが、Blokeは、10 年代初頭の伝統的なヘヴィメタル (NWOBHMサウンドを指向したもの) と、初期のパワー メタルの間に定義されるスタイルの中にありました。 「Demolition」、「Ready to kill」、「Antes del fin」、「Alma de Chacal」などの曲が、上記のような彼らの音楽性を特に表しているように思います。 Blokeは、1984 年にインディペンデント レーベルのUmbral Discos y Cintasから"Demolición"というアルバムをリリース。 18年後、レコード会社Hurling Metal Recordsがその権利を購入し、グループの未発表曲2曲「Sueño metallic」と「Buitres del mal」を含むボーナストラックと、彼らのトリビュートソング6曲を加えて再発。 2014 年、このアルバムは新しいラインナップ (= Demolición de Bloke) とともに再びライブで披露されました。バンドの唯一のオリジナルメンバーであるMarcelo Simoni(Gt)に、Jorge Chiossoni, Miguel Oropeza, Omar Saavedra, Charly Coria,そしてPablo Méndezが同行した。彼らはその後、2015年5月10日にイギリスのバンド・Satanのサポートとしてアズベリーでコンサートを行うことになる。 とのこと。 リリースがこちらのアルバムのみにも関わらず、前述の通り再発CDに6バンドのカバー曲を収録、また15年には再結成というよりはトリビュートバンドの公演があったということで現地では"伝説的なバンド"という位置付けにあるのでしょう。 さて肝心な音はというと、コレがものすげーカッコいい!!NWOBHMな楽曲でじっくり聴かせる曲が多いとは思いますが、ザクザク刻みつつ程よい速度で展開する楽曲を挟みつつ、気持ちよくソロを奏でるギター、決して上手いとは言えないけれども笑 味わい深い粘着質なボーカル!どれを取ってもThis Is 南米な激ヤバ音源ですな。wikiにもある通り初期パワーメタルの萌芽を感じさせるド渋いアルバム!ボーカル氏のカナギリ声/ハイトーンボイスの歌い上げが随所で聴け、Goat Semenなんかにやられちゃったベスチャルヘッズもルーツ探訪としてチェックしては如何でしょうか?つーかボーカル氏のメンバー写真、掲載されてるモノ全てがお調子者丸出しで素晴らしい!!いい写真満載なので是非フィジカルで所持しちゃってください!
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Deiphago - Anthology (CD)
¥1,833
1989年にフィリピンにて結成。その後コスタリカに拠点を移し、現在も勢力的に活動しているWar Black Metalバンド・Deiphago!彼らのシングル/split作をまとめた編集盤!17年リリース、オレ達のObliteration Recordsから! Deiphago、来年日本に来るようですね!前回の来日公演は直前になってドラマー氏が渡航できず、ライヴではドラムのオケを流しながらの演奏になってしまいましたが今回は完全体を見てみたいモノです。とは言え前回のライヴも相当熱く、フロント2人がサングラスを装着し淡々と しかし過剰な爆音で演奏をこなす姿は神々しく、Philipino Anti Christを生で見れた感動ったらありませんでした。(因みに当レーベルにも来日公演企画の依頼が一度バンドからあったのですが、ギャラの提示をした途端 連絡が途絶えました笑) そんなDeiphagoの初来日時に、日本のグラインド/デスメタル総本山であるObliteration Recordsからリリースされたのが今回ご紹介する編集盤CDです。 収録内容はというと…↓ Demo 2006 (06' self-release) Satan Cult Baphomet - 7"EP (08' Morbid Moon Records) track from "Beer Extermination Camp" LP ('11 Iron Bonehead Productions / Goat Kult Symphonies) XCIII - 7"EP ('11 Hells Headbangers) Excharge - Split w/ Nuclearhammer 7"EP ('11 Chalice Of Blood Angel) Accept The Mark - Split w/ Ritual Combat 12"EP ('12 Red Stream) +unreleased track 06年から12年までにリリースした5作のデモ/シングル作品とV.A.の提供曲 全16曲収録!ファーストアルバム "Satanik Eon"が07年、大名作であるセカンド "Filipino Antichrist"が09年、そしてよりバンドの活動に深みを与えたサードアルバム "Satan Alpha Omega"が12年発表ということで、一番脂の乗っている時期の全曲サイコー全曲イーヴォー全開な絨毯爆撃機並みのウォーブラックグラインドメタルに仕上がっている頃の作品をほぼ網羅出来るお得な一枚!一番最初に入っているdemo 2006は収録曲が"Rapeslay Of The Virgin Mary"というタイトルで再発されたカセットに入っているモノと一緒なので、恐らく同一作品かと思います(もしかしたらテイクが違うとかあるかも…?) つーことはこの作品があればアルバム作品と、split w/ Necroholocaust CD、そしてAbigail / Ironfistとの3way split CDがあればスタジオ録音はほぼ揃いますな! (因みに"Rapeslay Of The Virgin Mary"という作品、まずはエクアドルの土砂崩れブラックノイズ・Nihil Dominationメンバー主宰のBlack Goat Terrorist 666からリリースされ、後にエルサルバドルの崩壊雑音ブラックメタルウォーリアー・Demonomancer主宰 Bestial Desecration Recordsから再再発されたということでお分かりかと思いますが、ブラックノイズ信仰者にとってはマストなアイテムです!) Blasphemyから始まり、Revengeが究極の形にまで作り上げたと思われるWar Black Metalですが、その歴史もかれこれ40年ほどになると似たか寄ったかなバンドも多くなってきたと思います。実は私もアヴァンギャルド系以外はあまり掘らなくなり… ただこのDeiphagoは個性が出にくいWar Black Metalシーンにおいても過度に異彩を放ち、キョーレツな個性を今なお発揮するバケモンみたいなバンドです!フィリピン→コスタリカという出自も輪をかけて話題になっているかとは思いますが、東南アジア発の現役バンドがここまで世界的に評価を受けているのはこのバンドとImpietyくらいではないでしょうか?いつまでもノイズと化したギターサウンド、鳴り止まないブラストビートにキリストへの呪いを絶叫し続けてほしい!! あとこちらのコンピには多くのカバー曲が収録されているのが彼らのルーツを知るのにとても興味深いです。USブラックメタルカルト・ProfanaticaのHeavenly Fatherと、大名作"CRUST"収録曲を始めとしSarcofagoのカバーは3曲収録!そして極め付けはExploitedのカバー!!!!こちらはカバー対決と銘打ったスプリット企画に収録された楽曲ですが、その耳でExploitedがどう料理されたか是非ご確認いただきたいと思います!!
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SpermSwamp - Extreme Cream (CD)
¥2,000
カナダのぶっかけ低脳電脳ゴアエイリアン・SpermSwampの07年発表1stアルバム!チープなギターに凝りに凝ったSEがSPERMするゴミポルノゴア! デモ再発盤→セカンドアルバムとアップする順番を確実に間違えてしまいましたが汗、地球を精子まみれにする為に侵略してきたポルノゴアエイリアン・SpermSwampのファーストアルバムもちゃんと入荷しています!バカによるバカのためのバカ音楽、初のアルバムということなのか気合いの入ったバカっぷりが素晴らしいアルバムです。 個人的にはデモ作品が最高傑作だと思う旨は以前書いているかと思いますが、脱S.M.E.S.フォロワーを図ってなのかこの1stアルバムからピコピコ音は鳴りをひそめ、若干ヘヴィーな音質を目指しているように感じます。誰が言ったかポルノゴア版Mortician、曲の頭には長めのエロバカSEが全曲配されており、英語の意味がわからなくても『バカなこと言ってるんだろうな』と雰囲気だけでその内容も伝わってくるバカど真ん中なSEがヒジョーにバカ!コロコロコミック級の低次元下ネタを駆使して地球を精子まみれにせんとするSpermSwampの心意気にはむしろ感動してしまいますな。 しかしそのSEの使い方が凡百の卓録 自称ゴアグラインダーとは一線を画すテクニックを見せつけてくれるのがこのバンドの最大の魅力!ズンドコズンドコ曲が進む中、パズルのピースがピタリとハマるが如く女性の喘ぎ声が入り、そのキャッチーさとバカバカしさに更に拍車をかけます。元祖ポルノグラインド・MeatshitsやCatatonic Existenceがそうであったように、SEを制す者がポルノグラインドを制す!男女の吐息の掛け合いを挟んできたり、DickなりCockなり連呼する映像/音声を探し当てたりと、時間と労力と才能を全てバカに捧げる大バカっぷりは最早天才の領域!ひとりでゴボ声、高音ゲロ声で掛け合いを録音するのも寂しさを通り越して孤高というか、既に仙人の域にまで達しているのではないでしょうか。こんだけバンド活動に努力を重ねていた点を考えると本気で地球を精子まみれにしようと企んでいたのでは… だってそうじゃないと実生活成り立たないでしょ… バカさ加減、全体的なB級度合い、そして楽曲センスの良さ、どれを取ってもサイコーとしかレビューしようのないホントに大好きなバンドです。 まあしかしSpermSwampとしては活動を休止してからは、22年に一部で悪名の高いMeat 5000からリリースされたシングル編集盤を除くと全く音沙汰が無くなってしまったのも寂しいもんですな。Facebook更新もシングル集を出してから直ぐに途絶え、一時期はDiscogsに架空の作品をアップしてユーザーに中指を立てるという謎テロを行ったりもしていたのですが… 早く地球を精子まみれにして欲しいと夜空に祈り、電脳低脳ゴアエイリアンの地球への帰還を共に願いましょう。
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SpermSwamp - Scrap Par La Porn (CD)
¥2,000
6年の沈黙を破り発表された、カナダの低脳電脳ぶっかけゴアエイリアン・SpermSwampのセカンドアルバム!地球を精子まみれにする為に侵略してきたという素晴らしいコンセプトのもとお送りする16年作!!Bizarre Leprous Productionリリース! SpermSwampはもともとオランダのヘッポコ電子カルトゴア・S.M.E.S.の大ヒットを受け『のるしかない!このビッグウェーブに!』とPCを取り出し、見事に頭の悪い精子まみれな傑作デモ "If Abortion Is A Murder, Masturbation Is A Genocide"を02年に発表。そして急にテメーが宇宙人だったコトを思い出し、地球を精子まみれにする為にやってきた宇宙人による低脳ゴアグラインドという誰もが考えつかなかったコンセプトのもと活動。多くのスプリットCDと2枚の単独アルバムを発表した後に残念ながら現在は活動休止中。フランスのMEAT 5000よりシングル/スプリット音源集が発売された22年頃はFacebookを更新していましたが、それ以降新たな動きは見せていません。 正直な話、過去2回再発されたデモ "If Abortion Is A Murder, Masturbation Is A Genocide"が彼の最高傑作だと思っているのですが(当レーベルでもBLP再発盤が絶賛発売中! https://noisegrind.official.ec/items/88773826 )、ピコピコ電子感が多少抜けてしまった1st / 2ndアルバムも聴き込むと再発見があるなぁと思い入荷してみました! 今回紹介する16年作 "Scrap Par La Porn"は、再発作品を除くとSpermSwampの最終作と位置付けられる作品です。アルバム単位の作品は、"Masturbation〜"や諸スプリット作品に比べると、明らかにピコピコ度が低減していて最初聴いた時はアレ?なんか違う…とガッカリ感が先行したものの、やはりこのバンドの変態度は唯一無二だなと聴き込む毎に思うようになりました。S.M.E.S.のフォロワー然としていたデモ作品に比べると、打ち込みドラムを駆使したトホホヘッポコゴアグラインド感は強いのですが何よりもSEの使い方が素晴らしい!!!!恐らく下らないC級ポルノ映画からサンプリングしているであろう冒頭SEは、言語はわからないけれど(恐らくフランス語)どーしようもないコト言ってんだろーなというバカバカしさに溢れ、女性の喘ぎ声が多数重なる中ゴアグラインディングする聴いている方が頭が悪くなりそうな楽曲があったりとホントサイコー!!それとよーく聴いてみるとドラムのプログラミングがおかし過ぎる!笑 明らかに一拍少なかったり、妙な変拍子になっていたりと心が不安になります!どヘヴィなギターと独りデュアルボーカルも駆使した痛快盤!今作にて地球侵略完了としてしまった低脳宇宙人の再度の侵略を心待ちにしましょう〜
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SpermSwamp – If Abortion Is A Murder, Masturbation Is A Genocide (CD)
¥2,000
カナダ発、低能電脳BUKKAKE宇宙人ゴア SpermSwampの02年発表デモ作品がボートラを加えて再々発!聴けば聴くほど頭が悪くなるエレクトーンゴア!チェコのBRPからのリリース! LDOHのErwinによるひとりバンド・S.M.E.S.の登場後、音の鳴りがポッポコピーないわゆる『ひとり低脳電脳ゴアバンド』が世界規模で乱立しましたが、一過性のブームだったようでどのバンドもすぐに消滅… 結局はあのひとりバンド乱立現象も、PCバカゴアシーンはカリスマであるS.M.E.S.の独断場ということを証明したに過ぎなかったように思います。だってみんなPC片手に『うんこちんちん!』って叫んだら満足して活動停止するんだもん。 しかし全てのバンドがクソだったかと言うとそう言うわけでもなく、(私はそのシーンを側から薄目で観察していたに過ぎず、偉そうな口は叩けませんが)初期SpermSwampはバカPCゴアとしてシーンに爪痕を残したように思います。 SpermSwampは01年から始動したカナダのワンマンゴア/ポルノグラインドバンド、02年にデモCD-Rを発表すると台湾のRottenpyosis(ゴアグラインドバンド・Myxomaメンバー主宰レーベル)やロシアのNot Like Most Recordsから立て続けにスプリットCDをリリース。世界規模なバカ旋風を巻き起こし、06年にはメキシコの地下ゴアグラインドレーベル・Lymphatic Sexual Orgy Recordsより1st デモをCD再発。気付くといつの間にか『地球人女性を性液まみれにする為にやってきた侵略宇宙人』という、ちょっとなんて言ってあげたらいいのかわからない素敵な設定のバンドになっており、その体でチェコの名門ゴアレーベル・Bizarre Leprous Productionから2枚のアルバムを発表。2020年前後に活動停止をしていますが、みんな大好きDiscogsに存在しないリリースを登録して『Fuck Discogs』な姿勢をFacebook上で発表するなどアナーキーな一面もありました。 今回ご紹介するのは前述したLymphatic Sexual Orgy Recordsから再発された1st デモを、後の17年にBizarre Leprous Productionがボートラ収録で再々発売したバージョンです。Lymphatic〜再発盤はオチンチンが四方から胎児に精子をかけているというちょっとなんて言ってあげたらいいのかわからないステキなジャケットでしたが、こちらの17年 再発盤は自分が侵略宇宙人だったことを思い出しスペーシーな装いに変更。どちらにしろ ちょっとなんて言ってあげたらいいのかわからないステキなセンスをお持ちでサイコーなんであります。 さて内容はというと、S.M.E.S.からの影響大なポッポコピーPCバカサウンドの嵐、否、そよ風!全編ほぼPCで作ったであろうバカサウンド、あまり歌わないゴボ声という脱力感溢れる素晴らしい出来で大コーフンです!しかし凡百S.M.E.S.フォロワーと違うのは音数が少ないながらも効果的なアレンジだったり、SEの導入の仕方だったりと、こういったバカ音楽をやる為に生まれた天才的なバカであるコトを色んな側面から感じさせます。 またボートラとして、台湾のRottenpyosisから04年にリリースされたPlasma / Radikalis Amputacioとの3way splitの参加音源が追加収録されています。私はPlasma目当てでこの3wayを購入し、初めて聴いたSpermSwampのバカさ加減にド肝を抜かれた私にとって記念碑的な作品なのですが、当時軽い音だと感じていたこの音源もデモに比べたらまだまだヘヴィな方だなと思ってしまいました笑 つまり前半デモ部分は羽のように軽いサウンド!いやー、マジでSpermSwampは凄いバカだわ!! 私的にはこのデモ音源が彼の最高傑作!頭を悪くする為のサウンドトラック、少しでもバカになりたい人にオススメです!
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Blindness - Everything Has A Life Has An End (CD)
¥1,430
ZEIT(R.I.P)やHOBOSなどで活動するヴェネチアンハードコアの重鎮がグラインドコアの旗の下に集結したニューバンドBLINDNESSの1stアルバム。 キーパーソンでるCescoがコロナ禍&ZEITの活休を経てスタートしたいくつかのプロジェクトの一つで、本人曰くレコーディングがかなりうまくいき、さらに「良い曲を書くより困難」とされるメンバー集めもすんなり進み、現在は彼らのパーマネントな活動の一つになったとのこと。デモをすっ飛ばしていきなりこのクオリティのフルレングスをアウトプットできるあたり、彼らの音楽レベルの高さがうかがえるところです。 そのサウンドはSlaughter Of The Soul以降のメロデスリフと洗練されたブラストを擁し、彼らのこれまでのキャリアとは別の地平をゆくエクストリームミュージックに昇華された楽曲を収録。この度リリースの提案を貰った時は、ウチのリリースの基準から考えるとちょっとメロデスに寄りすぎかなとも思いましたが、その考えを真っ向から粉砕したのはこのキラーリフの嵐で、何しろ11曲25分の中にこれでもかと詰め込まれたリフがとにかくキャッチ―でカッコいい。 グラインド寄りの視点で大まかにカテゴライズすると「EU型デスグラインド」。なれど現行のメロデスを掘りまくってる人や、何か間違ったらオーバーグラウンドの"メタラー"にもガッチリブッ刺さるような、聴く人を選ばないキャッチ―さと楽曲の"華"を体感すべし。 (レーベルインフォより) メロデス meets グラインドコア!?イタリアはベニスのメタル/HC猛者が集結し、コロナ禍に結成されたBlindnessのファーストアルバム!CD版は日本のESAGOYA Recordsからのリリース! 今回ご紹介するのは痒いところに手が届くリリースでお馴染み、ESAGOYA Recordsの23年リリース!私が主宰する死体カセットはなんか色々出してますけど一応『グラインドコアレーベル』と個人的には定義しているのですが、グラインドコアを取り扱うという点ではウチと一緒のはずなのに毎度毎度ESAGOYA Recordsのリリース / ディストロのチョイスにはそんなバンドいたの!?と驚かされるモノがあります。今回ESAGOYAのご好意で色々とトレードして頂いたのですが、その中でもこりゃーすごい!と個人的に思ったのがイタリアはベニスのBlindness! レーベルのインフォにもあるようにZEITのCesco氏を中心にコロナ禍に結成されたグラインドコアバンドで、所属メンバーが関わるバンドを挙げてみますとHobos / Outsider / Charlie Brown / Dødehender / SeinなどなどHCからBlack Metal、そしてThrash Metalまで様々なシーンで活動している猛者が集結したバンドのようです。そしてインフォにもある通り、このBlindnessなるバンドの奏でる爆音はメロデスリフとグラインドコアの融合というのだからガゼン興味も沸くというもんです!!! 聴いてみてナルホド、確かにキャッチーなリフの嵐ですわ!聴く前はMortalizedみたいなスタイルを想像していたのですが、いい意味で裏切られましたね!全力でぶん殴るようなグラインドコアのジャンルにおいて、メロディアス且つキャッチーなリフはご法度というか ウナギと梅干並みに食い合わせの悪いもののように感じていましたがコレはガツンとくる奴だ!!Nasum以降のNewschoolなグラインドコアをベースに弾きまくり奏でまくりなギターリフが終始まとわりつくのですが、それが全く嫌味ではなくちゃんとグラインコアの持ち味であるヤケクソ感を保っている点が超COOL!そしてギターの感触はメロデスをあまり通っていない私(汗)にとっては、オリエンタルな匂いを振りまくThrashin’ Power Metal GOD・Artirellyの激名作 "B.A.C.K."を思い出させました。確かにデモをすっ飛ばしてこんなオモシロ作品を出してきちゃうのはこのバンド マジで凄すぎる...!Nasum以降の欧州Grindcore大好きッコの他には、札幌の超ド級変態メロディックHC(褒)・wolfgang japantourをFavoriteに挙げる方に是非聴いていただきたい!こりゃーいい作品ですぞ、オススメです!!!
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Phallic Turd - This Shitter Ain't No Quitter (procopy CD-R)
¥1,250
俺は絶対テクニシャン meets グラインドコア?俗悪ゴアノイズ・Gruesome ToiletのEmbryo氏によるこれまた低俗最悪なピコパコエレクトロノイズグラインド!!アメリカのCat Basketからのリリース! Gruesome ToiletのEmbryo氏といえばマブダチVomitomaのSteve a.k.a Jen 187氏と共に、長年に渡りアメリカアンダーグラインドシーンで低俗ノイズを垂れ流す偉人ということで知られていると思いますが、私ってば個人的にEmbryo氏のユニットはGruesome Toiletが好き過ぎて他は追いかけてなかったんですよね。00年代初頭、Embryo氏がMermaid in A Manholeというユニットを立ち上げ(バンド名は悪名高い80年代の邦画 『ザ・ギニーピッグ マンホールの中の人魚』から拝借したのでしょう) Kinetic Sleaze Productionsというレーベルをチープなウェブサイトを用いて運用していたのですが、ポストFecal Matter Discorporatedといった趣のラインナップで凄く魅力的だったことを覚えています。しかしいかんせんここ日本では手に入らない!PayPalもない頃学生時分の文無しな私にはHidden Cashで買う勇気もなくホームページをボサーっと眺めるだけだったのです。 しかしホントEmbryo氏はクソノイズユニットに捧げる情熱が凄い!Discogsに登録されているEmbryo氏の関わるユニットをここに挙げてみると…… 400 lb Slug, Dick Fungus, Dr. Lamb, Ex. Retina, Glowing Teeth, Grisle And Greedyguts, Gruesome Toilet, Gynophagia, Horribly Receded Hairline, Hot Lesbian Goat Sex, Joy Of Torture, Lepersex, Mega Toilet Flush, Mermaid In A Manhole, Rapist With No Penis, Scat Porn Pizza Party, Sewercunt, Shoebox Full Of Sex Organs, Tampon Diet, The Liquid Lettuce Mining Corp Foundation Discogsに登録されていないだけで今まで関わってきたユニットはまだまだあるはず。ワンアイデアワンユニット時代のヤマツカアイ御大やバカ社長をも凌駕する卓録ゴミ音源の王様なので、その手のマニアには是非関連バンドを追いかけて頂きたいです(因みに卓録ゴミ音源の神は前述のVomitoma・Jen 187氏になるかと思います) そんなGruesome ToiletのEmbryo氏による課外ユニットのひとつがPhallic Turdです。2016年頃に始動、今までに"My Dick's Covered In Shit"(邦題:俺のチンチン 糞まみれ)を始めとする5本のカセット作品を発表。そして今回ご紹介するCD-R作品は21年にVomitoma・Jen 187氏のレーベル Cat BasketよりリリースされたPhallic Turdの現時点における最新作となります。 音のジャンルを大きく括るとしたらノイズグラインドということでいいかと思いますが、SEを多用する点と確信犯的にちゃちい打ち込みドラムを使用する点、デタラメカシオトーン奏法を見てみると、SMESにも繋がるカシオゴア的なアプローチが多分に見られます。 ただ今作には20曲収録されていますが、直線的にノイズグラインドを垂れ流すまさにな曲調が目立つものの、SockeyeやRuptureをも彷彿させるTurd Rock、マイクをガサゴソ動かしそれにエフェクトをかけたエクスペリメンタルな曲まで収録しバラエティー豊かなラインナップ。ある意味、Phallic Turdの名の下に彼の持ち得るゴミの才能を一気にぶちまけたヒットパレード的ひとりオムニバスと言ってもいいかもしれません。しかしやはりなんと言ってもこのアルバムの醍醐味はヘッポコ打ち込みドラムにSEをぶちまけたデジタルグラインド曲にあるのではないでしょうか。ここ日本で80年代に乱発されたテクノ歌謡的な軽薄感が堪りません!個人的にはビートたけしの大名曲 "俺は絶対テクニシャン"のグラインドver.に聴こえました!バカの天才!サイコー!!
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肉奴隷- Ritual to War (CD-R)
¥1,000
ライヴ会場限定販売のCD-R作品限定入荷!肉奴隷 岡田氏が自分で聴く為に作ったというアンビエント作品! 特に復活後の肉奴隷はライヴでも作品でも色んな角度からアプローチを仕掛けてきて、その作家性の高さに改めて感心させられるところがあるのですが、今作は一般的なイメージとしての『暴力的なノイズグラインドバンド・肉奴隷』的なサウンドとは正反対のアンビエント調の作品。しかしこの音を聴いていてもちゃんと肉奴隷ぽさが現れる不思議、おべっか使うわけではないのですがグラインドコアミュージシャンとしてだけではなくノイズ作家としても頭角を表している肉奴隷は要チェックですぞ! 『自分で夜聴く用に作った』と伺った今作。低い持続音が続く中、静かに響くマイクのハウリング。私の感想は"なんか不気味、でも落ち着く" こちらも長尺作品なのですが、不思議と引き込まれていくんすよね。another side of 肉奴隷を是非ご確認ください!
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Blemish - Demo + Live Tracks (CD)
¥1,430
ESAGOYA Records2022年最後のリリースとなる緑のクリスマスプレゼントはニュージャージー発下水道行きの片道切符。かの地のデスグラインディングゴアアクトBlemishが2021年に発表し大きな反響を得ていたDemoに今年4月のライブトラック(at QXTs Nightclub)をたっぷりフルセット加えたCDヴァージョンとなります。 いやはや春頃からお互いマイペースでじっくりコンタクトを取っていただのですが、ようやっとこうして形に出来ました。 ライブテイクについてはこちらからの提案に快諾してくれたのも嬉しいところなんですが、いざそのトラックが送られてきたときにそのクオリティにド肝を抜かれまして、思わずデモのリイシューではなくてライブ盤としてリリースしないかと提案したほどでした。 最近のライブアルバムの良盤と言ったら個人的にはInternal Rot"Hack Session"、Terrorizer"Live Commando"、Excruciating Terror"live at MDF"などが思いあたりますが、この録音もそれらに肉薄する抜群の殺傷力とバンドが放つ"空気"を孕んだ名テイクとなっています。 無論、本編であるデモの6曲に関しては言うに及ばず。デモの領域を完全に飛び越える様はさながら吐瀉を喰らう怪物の咆哮といったところで、グラインド化したカンニバルコープスのリフ meet 超速ブラスト meet グロウルといった超重量級サウンドを展開。ここまでに出てきたキーワードにピンと来る方のほか、DeteriorationやGonerあたり好きな人にも自信を持ってオススメします。 (レーベルインフォより) USはニュージャージーの下水道にて20年に結成された汚泥デスゴアグラインドアクト・Blemish!彼らの21年作デモと22年のライヴテイクを収録した編集盤!ESAGOYA Recordsからのリリース! ESAGOYAの22年のリリース、未チェックだったものですから今回トレードの際に入荷させてもらいました。ESAGOYAといえばヨーロッパ出身のバンドを中心としたシュッとしたグラインドコアのリリースが多いかと思いますが、そんなESAGOYAからゴアグラインド、しかもキーワードとして『下水道』なる単語が飛び出すバンドがリリースされるとは思いませんでした。しかしコレまたサイコーな内容で流石はESAGOYAチョイスと言える素晴らしい作品ですな〜 アメリカのニュージャージーで2020年に産声をあげたデスゴアグラインドアクト・Blemishはベースレスの3人組。ただVoは同時にエレクトロニクスも操り汚いサウンドを更に汚く彩ります。最近はベースレスバンドといってもギターのどデカいサウンドで、その音の薄さを杞憂するバンドは少なくなってきましたが、このバンドはホンット分厚い!Voが担当するElectronics、聴いている限りでは曲中ではなりを潜めていると思うのですが、カビだらけのサビついたギターでリフを奏でるが如き相当汚いサウンドを爆音で放出してるのはホント頼もしいですな! レーベルからのインフォにもある通り、超絶ブラストビートが時折り飛び出しはするものの、基本的には引きずるような鈍足グラインドコア。しかしコレはGut由来のグルーヴィ/モッシュなゴアグラインドではなく、Autopsyなどを起源とするデスメタル由来の鈍足スタイルになるかと思います。この曲調に前述のギターサウンドが相当相性が良くめちゃくちゃカッコいい!!デモのアウトロ部分に相当する箇所にノイズ音が被さるのですが、個人的にはもっと曲中にもヒュンヒュンザーザー言わしてた方が海の物とも山の物ともつかない異形な産物になる気がします。もーっと変態な道に進んでほしいぜ! 今作にはESAGOYAオーナーのJAPAN氏が絶賛するライヴテイクも収録、デモ自体出来が良くホント素晴らしい作品だと思うのですが、ライヴテイクを聴いて納得。スタジオ録音作よりもラフな感じ(特にVoが)でノビノビと演奏しており、何よりも演奏している楽しさがビンビンに伝わってくる良いテイクだなー!自然と聞いているこちらも身体が動いてしまいます。ライヴ単独でカセットリリースなんかいい感じじゃないでしょうか、ESAGOYAさん笑 一点気になったのはインフォにJAPAN氏が挙げているライヴテイク良盤の中にTerrorizerの"Live Commando"が入ってるコト… ボーカルはGarciaじゃなきゃイヤー!!と新ボーカルには顔をプイと逸らしてましたが… そうですか、いいのですか。買ってみようかな…