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cunts『ex.Girlfriends』(shirt)
¥2,000
『元カノ?みんな死んだよ。』 ボディ:ギルダン *着丈表は商品画像に掲載してあります。
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Napalm Death Is Dead - Hou-Kai-Kei (CD)
¥1,800
New, and very 1st solo CD from veteran Japanese Noisegrinders Napalm Death Is Dead. Loud distorted bass, improvisational drumming, howling, screeching and shouted vocals all combine to create a cacophonous wall of GRIND. As said by the band about their music and outlook: “No Talent, No Worth, No Future. Noise-grind mayhem since 2004”. (だとよ。:レーベルインフォより) USノイズレーベル・Dada Drummingが04年結成 日本の最底辺ノイズグラインドチームのファーストアルバムを無謀にも発売!東京に何年いても拭いきれないシズオカンスピリッツ溢れる崩壊系音源!数百曲収録! というわけでリリースされました、NxDxIxDのファーストアルバム!テメーで解説するのもなんなんですが、我々は04年から静岡県出身の田舎者2名で活動している東京のノイズグラインドチームでございます。無意味/無価値/無感動をモットーに走り続けて18年、アメリカの人が出してくれるというから録音してみました!我等がリーダー・ヒロタカント先生が『四十路まっしぐらなオレ達でも、元気になんかやってるように見える感じの技法を思いついた』というアラフォー演奏法を発明。言われるがままにそんな感じでレコーディングに臨んだところ 元気になんかやってるような感じに聴こえるもんですから、あら不思議!それっぽい!国分寺 Morganaにてムダによい機材で録音(3時間で)したこのアルバム、これが崩壊系サウンドの最先端だ! ライヴ当日まで楽器を全く触らないベーシストと、ツービートも怪しい敏腕ドラマーの見事なアンサンブルがこの作品にギュッと詰まっております!でもオレ達、海外でライヴしたことあるんだぜ?バンドって夢あるよな!!
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cunts "馬" ステッカー
¥200
高さ 約8cm
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Napalm Death Is Dead "生きる。" ステッカー
¥200
高さ 約7cm
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Lil Haino - Hypoglycemia (mix CD)
¥1,200
*こちらの商品、送料無料でお届けします! 黒衣に身を包み、素顔を隠すかのような大きなサングラスに黒髪ロングで前髪パッツン… 誰が呼んだかLil Haino! 都内を中心に暗躍するDJ/Composer・Lil Hainoによる初のMix CDが死体カセットより登場! アートワークはNAKIGARAシリーズと同様DogDeathDrawが担当、タイトルである"Hypoglycemia" = 低血糖症をイメージした力作! 下町サイケ/ニューウェーブバンド サイコ風呂敷ではベースを担当、そして当レーベル主催の年末フルマラソン轟音企画・地獄のコミュニケーションでも会場内DJを担当してくれたLil Hainoによる初のMIX CD作品。 ゴアグラインドからインダストリアル、そしてメロウな楽曲までジャンルを問わず良曲をLil Hainoがセンス良く配置し、当レーベルMIX CDシリーズの『音楽を消費する』というコンセプトを見事に表してくれた57分45秒にわたるサウンドスケープ! そしてDogDeathDrawによる書き込みが過ぎる気合の入ったアートワーク、フィジカルで音を所持するという意味でも価値のある一枚にしあがりました! またそのアートワーク内に紛れたQRコードからCD内に収められた選曲リストを確認することが出来ます(商品画像内のQRコードは加工をくわえ読み込めないようになっています、あしからず) 今後のディグライフに役立てて頂ければ! さぁ音楽を消費して消費して消費しまくれ!!
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aBiSyEikAh⊆ - Desecration Symphony (cass)
¥800
*こちらの商品は送料無料でお送り致します! 元・猟奇趣味的激烈音楽集団であり現・極上音楽のaBiSyEikAh⊆は、主にエフェクター、シンセサイザー、ギター、コンピューター、声、物音、等を使い支離滅裂かつジャンル特定不能な唯一無二絶対的な音楽を目指して作ってきた。 本作は、レーベルのカラーに合わせて作られたaBiSyEikAh⊆流プログレッシブ・グラインドコアである。また本作は野蛮さを追求して敢えて緻密に作りあげずラフにやる事にした。不逞の輩の如く振る舞いラフな音にタフな魂が宿る事を信じて…。 本作はグラインドコアというジャンルからは、少し外れた部分もあるかもしれない。しかし、一口にグラインドコアといっても十人十色のグラインドコアがあっていいと思うし、本来音楽はそうあるべきだと思う。 ジャンルの枠からはみ出た部分に作者の個性が滲み出るのだ。はみ出る事を恐るな!何故ならそれが更にリスナーの脳内を攪拌させることになり、結果的に泡銭を稼ぐ輩に対して、 お前らの人生より俺の人生の方が100倍面白いというメッセージを伝える事にもなるのだから。 (以上、aBiSyEikAh⊆からの声明) 極上音楽作家・aBiSyEikAh⊆ (発音:アビシェイカー)による初の『グラインドコア』作品を死体カセットよりリリース!ジャケットデザインはFrozenPanty、限定66本/ナンバリング入り! 結成当初はAbisyeikah = アビシェイカーとして猟奇趣味的激烈音楽集団を標榜する二人組ユニットだったが、2013年からはKatsumasa Motoki氏によるソロユニットとして活動。また近年バンド表記をaBiSyEikAh⊆と改め、現在も日々極上音楽を作成するトリコ仕掛けの明け暮れである。そんなaBiSyEikAh⊆と死体カセットが邂逅、限定カセットのリリースを打診したところ、彼から送られてきたのはグラインドコア作品だった。最初に断っておくが、このカセットテープが含有するサウンドに所謂一般的なグラインドコア要素を見つけることは難しいかもしれない。しかし"犬"と書かれた札を首から下げた猫は犬でもある、外見は猫かもしれないが間違いなく犬でもあるのだ。その猫から犬をあなたが感じ取るように、このカセットからもグラインドコアを汲み取って頂きたい。そして今作をグラインドコアとして消費し、脳内のグラインドコアwikiに『aBiSyEikAh⊆はグラインドコアでもある』と編集を加え、新しいグラインドコアの観念を家族や親しい友人に啓蒙する責務が生じたことを認識して欲しい。真理は必ず何処かにある。私達が探し求めるワンピースはaBiSyEikAh⊆の言うグラインドコアのような物なのかもしれない。
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トイレの花子さんバンド シャツB
¥2,000
トイレの花子さんバンド シャツその2! その昔、史上最悪くそレーベルよりリリースされた名盤と名高い7ep、トイレの花子さんバンド/肉奴隷 スプリットの花子ジャケデザインをフロントに配したシャツ! インクもシルバープリントを使用しオリジナルジャケットの仕様を再現しています! ボディ:ギルダン *着丈は商品画像の着丈表をご参照ください。
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死体カセット『Shit-Eye』 (shirt)
¥2,500
死体カセット a.k.a Shit-Eye Cassettesの2021年 シャツ第一弾!! 今回は好評を頂いているDJ SeppukuのNakigara Mix CDシリーズのトータルデザインを担当する覆面デザイナー・DogDeathDrawに依頼し、豪華3版のグラフィティーシャツをドロップ! 黒地に銀と赤のプリントが美しく、その上に透明インクを重ねたヤベー仕様。写真ではわかりづらいのですが、透明インクで描かれたその隠されたメッセージとは...? ボディ:Gildan ブラック サイズの詳細は画像の着丈表をご参照ください。
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DJ SEPPUKU - NAKIGARA Ⅱ (Mix CD)
¥1,000
CDに封じ込められた音楽を積極的に"消費"することを目的としてスタートしたmix CDシリーズ "Nakigara" 第二弾の登場! 今回も東京を中心に活動するDJ SEPPUKUがBreakbeats/Drum'n'Beat/Jungleを中心としたセレクトで聴く者の心の暗部を揺さぶるダークなエレクトロサウンドを放射。小さな銀盤の中に様々な不協和音が行儀良く整列している様が逆に彼の内なる狂気を際立たせている。スナッフ映像をグリッチ処理した画を脳内に喚起させるような危険度の高いmixを今回も提供して頂いた。 そしてもちろんトータルデザインは覆面デザイナー・DogDeathDrawの手によるもの。血塗れの聖処女を大胆に配し赤を基調とした前作から一転、今回は青を主体としたデザインに。不気味に登る青いスモークを背に飛び立つ黒鳥は何を意味するのか... 今回 DJ SEPPUKUのロゴを手がけてくれたのはUncivilized Girls Memory/zenocide/SLAVE ARTSの玉野勇希!最強の布陣で製作されたMIX CD 第二弾も消費して消費して消費しまくれ!!! "Judge and kill yourself. And Your honor will never be preserved. You die in vein." 『自らを見極め、殺せ。ついぞあなたの名誉は保たれない。犬死だ。』 那倉太一(ENDON) *DJ SEPPUKUのmixcloudページはこちら! https://www.mixcloud.com/djseppuku/ 今作品とは別のmixが2本置いてあります、是非ご参考ください! *送料無料商品です、他商品の別途追加の場合は¥400の送料が発生します。
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DJ SEPPUKU - NAKIGARA (Mix CD)
¥1,000
"Judge and kill yourself. And Your honor will never be preserved. You die in vein." 『自らを見極め、殺せ。ついぞあなたの名誉は保たれない。犬死だ。』 那倉太一(ENDON) フィジカル音源を媒体に音楽を"消費"するに当たって一番理想的な形がMIX CDであると考えていた当レーベル・死体カセットが、DJ Morbid Floristを心の師と仰ぎ都内を暗躍するDJ、その名もDJ SEPPUKUと極秘ルートを通じ邂逅。そこに謎の覆面デザイナー・DogDeathDrawが加わり三位一体となってお送りする当レーベルの新ライン・MIX CDシリーズ "NAKIGARA"がスタート致しました。 その第一弾として緊急リリースされたのが DJ SEPPUKUによるBreakcore/Drum'n'Bass/JungleのMIXの今作品。歪んだ高速ブレイクスと303ベース、不協和音に近い電子ノイズ、時折聞こえる不穏なドローンがあなたの鼓膜に襲い掛かる! DogDeathDrawが担当したアートワークは、今にもCD盤面から出てきそうな血塗れの女性が恐怖をそそります! 当レーベルの他リリース品、扱っているディストロ商品とは明らかに異質な今作品。しかし生活音のみが響く空虚な部屋にこの音源を投下することで、我々NAKIGARAクルーがあなたの部屋をジャック出来るのを確信しております。 音楽を消費して消費して消費しまくれ!!! *DJ SEPPUKUのmixcloudページはこちら! https://www.mixcloud.com/djseppuku/ 今作品とは別のmixが2本置いてあります、是非ご参考ください! *送料無料商品です、他商品の別途追加の場合は¥400の送料が発生します。
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DJ SEPPUKU - NAKIGARA value set (Shirt+mix CD)
¥3,000
謎の覆面デザイナー・DogDeathDrawがDJ SEPPUKU "NAKIGARA" mixの為に提供したアートワークを、大胆にも背面にドーンとあしらったシャツを発売! もちろんCDもセットでおつけします。 表面は胸元にシルクスクリーンでNAKIGARAロゴを、裏面のアートワークはインクジェットで細かくアートワークを再現致しました。 BODY:GILDAN ホワイト *こちらのセットはCD単品と違い通常送料 ¥400を頂いています。ご注意ください。 〜以下、CDリリースインフォ〜 "Judge and kill yourself. And Your honor will never be preserved. You die in vein." 『自らを見極め、殺せ。ついぞあなたの名誉は保たれない。犬死だ。』 那倉太一(ENDON) フィジカル音源を媒体に音楽を"消費"するに当たって一番理想的な形がMIX CDであると考えていた当レーベル・死体カセットが、DJ Morbid Floristを心の師と仰ぎ都内を暗躍するDJ、その名もDJ SEPPUKUと極秘ルートを通じ邂逅。そこに謎の覆面デザイナー・DogDeathDrawが加わり三位一体となってお送りする当レーベルの新ライン・MIX CDシリーズ "NAKIGARA"がスタート致しました。 その第一弾として緊急リリースされたのが DJ SEPPUKUによるBreakcore/Drum'n'Bass/JungleのMIXの今作品。歪んだ高速ブレイクスと303ベース、不協和音に近い電子ノイズ、時折聞こえる不穏なドローンがあなたの鼓膜に襲い掛かる! DogDeathDrawが担当したアートワークは、今にもCD盤面から出てきそうな血塗れの女性が恐怖をそそります! 当レーベルの他リリース品、扱っているディストロ商品とは明らかに異質な今作品。しかし生活音のみが響く空虚な部屋にこの音源を投下することで、我々NAKIGARAクルーがあなたの部屋をジャック出来るのを確信しております。 音楽を消費して消費して消費しまくれ!!! *DJ SEPPUKUのmixcloudページはこちら! https://www.mixcloud.com/djseppuku/ 今作品とは別のmixが2本置いてあります、是非ご参考ください!
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VIOLENCIA - Viviendo Tiempos Aún Más Oscuros (CD)
¥1,980
メキシコはティフアナの現行パワーバイオレンス代表格VIOLENCIA! 近年盛り上がり続けているパワーバイオレンスシーン。その中でもVIOLENCIAがリリースした1st EP”El odio me hizo hacerlo”は多くの反響を得ていた。その後のDEPRAVEDやDOUBLE MEとのスプリット、日本のleechも参加するコンピレーションEP”Hit Mania Violence”を経て、23年に待望の1stアルバム”Viviendo Tiempos Aún Más Oscuros”をリリース! パワーバイオレンス的な荒さ、凶暴さはそのまま、ハードコア的要素がより強まり、更に多くのリスナーを狂わせるサウンドとなった! Snake Dog Recordingsよりライナーノーツ付きで国内盤CD化! (レーベルインフォより) メヒコからの刺客!ティファナを拠点に活動する怒れる/イカれる高音Voが特徴的な現行Power Violenceバンド・VIOLENCIAのファーストアルバム!船橋から世界に向けてPVを考えるSnake Dog Recordingsからのリリース! 古い諺に『犯罪都市にPower Violenceは根付く』というものがありますが、なるほど、LAってアメリカ屈指の犯罪都市って感じがしますわな。やはりPV自体発生当初がNO LE$$なんかのモノホンギャングがやっていた、なんてサグい輩との繋がりも深く良いPVが育つ風土というものがあるのかもしれません。そうなると高い犯罪率で有名な国・メキシコ、中でも殺人事件の発生件数が高い都市・テイファナにPVバンドはいるのか?私ってば勉強不足で知らなかったのですが、現在テイファナではPVシーンが盛り上がっているようで、HONG KONG FUCK YOUらと共に最重要バンドと位置付けられているのが今回ご紹介するVIOLENCIAです。 上のインフォ、またレーベルオーナーである船橋PVバンド・leechの中村くんのライナーノーツの方が私なんかより詳しいのですが汗、ちょっぴり叙情派HCからの影響も感じる不穏なイントロから始まったかと思えば大爆発なFAST MUSICが鼓膜に襲いかかります!THIS IS POWER VIOLENCE!!PVバンドに珍しい高音チビ声は、個人的には夕焼けの岡先輩や現役スラッシャーなEL NUDE先輩といった日本の90年代〜00年代前半のファストコアシーンを思い出しました。ヘヴィに傾向しすぎないその姿勢はルーツであるHCからの影響を感じさせ、時折り魅せるハードロッキンなフレーズもGOOD!ただしもちろん曲展開の緩急付いたPV仕草もしっかりと見せて、ブツっと切れる曲の締め方にはニヤリ。私が知るグラインドとかメタルといった南米音楽って、どーしたってドロ臭さを感じるものだと思っていたのですが、VIOLENCIAから感じるのはどちらかというとホコリっぽさ(褒) あと空気が乾燥してる感じ。わかるかな〜、わっかんねぇだろうなぁ〜 しかし南米のPower Violenceバンドって全然知らないのですが汗、独自な進化をしているものなんでしょうか?こりゃ掘り甲斐がありそうですな!
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Massacred - Lunatic Massacre (CD)
¥1,800
アルゼンチンのMortician!Bandcampのコメント欄にて『MorticianよりMortician!』という声が上がるほどのキョーレツ Morticianic Death Grind!!イギリスのGrindfather Productionsからのリリース! 『オカンがなぁ、好きなバンドの名前を思い出せない言うてんねん。』 「好きなバンドの名前忘れるてどないなっとんのや、君のオカンは!俺も一緒に考えてあげるから、そのバンドがどんな特徴だったか教えてくれるー?」 『曲の頭に長過ぎるホラー映画のSEが入って、深いデス声の打ち込みデスグラインドバンドらしいんやけどな。』 「Morticianやないか!ニューヨークデスメタルの裏番長で、どの曲も凶悪過ぎて一緒に聴こえるってよく言われるあのバンドやないか。そんなんMorticianで決まりや!」 『でもなー、俺もわからへんねん。』 「何がわからへんのや!絶対にMorticianやないか!」 『オカンが言うにはな、メンバーはひとりでアルゼンチン出身のバンドって言うてんねんな。』 「そしたらMortician違うかー。』 ということで、ミルクボーイ 駒場のお母さんが大好きな『アルゼンチンのMortician』ことMassacredが23年にイギリスのGrindfather Productionsよりリリースしたセカンドアルバムのご紹介です。 アルゼンチンと言えば最近はワンマンゴアグラインドバンドが多く台頭しており、ドイツのパワーヴァイオレンス/グラインド総本山・RSRからの寵愛を受けるHatefilledや、LDOHのセカンドデモのタイトルをバンド名に拝借したHuman Atrocity、アンダーグラウンドながら精力的なリリースを続けていたCarnal Trashなどなど、アルゼンチンってグラインドのイメージなかったけどなんか面白いシーンが出来上がってるなぁと思っていたら… 全バンドおんなじ人によるモノでした笑 ミルクボーイ 内海に言わせれば『そしたらシーンちゃうやないかい!』ということになりますが、そのアルゼンチンゴアグラインドシーンの中心人物こそChristian Badia氏。もちろんこのMassacredも氏のワンマンバンドであります!!! Massacredの主たる目的は"Morticianみたいな楽曲を作り続けること"。コレは揶揄でもなんでもなくて、彼のBandcampに"Massacred is a deathgrind project focused on Mortician and old school death metal.(Morticianとオールドスクールデスメタルに焦点を置いたDeathgrindプロジェクト)"という記載を自らしていることからもわかるように確信犯的なバンドです。17年に結成(ひとりだけど)以来、世界各国のデスメタル/グラインドコアレーベルから多数の作品を発表済み。みんな大好きDiscogsに登録されているものだけでも22作品、既にコンピ盤が7作も出ているというひとりバンドの機動力を存分に活かした多動っぷりを披露。Bandcampのコメント欄においては『MorticianよりMortician!』『前作とほとんど同じだったけど大満足!』という全国のMorticianフリークから絶賛の嵐が…!本家Morticianがライヴは行っているものの作品に関しては再発が中心になって久しい為、Mortician代替品として機能している様子です。 さて、肝心な音はというと… まんまMorticianです笑 長過ぎるホラー映画SE、深過ぎるデス声、速過ぎるマシンドラム、単調な曲展開… That's Mortician!以前イギリスにBeauticianというジャケはコスメティックなんだけど中身はMortician崇拝サウンドという素晴らしいバンドがいたものの、Beauticianの曲にはまだオリジナリティーを出そうという傾向が見受けられました。一方Massacredは『Morticianの完全再現』を目指したバンドですので悪くいうと没個性的、Morticianの焼き増しバンド。いやいやしかしそんなMortician再現サウンドでいいじゃないの!!どこを切ってもあの感じのデスグラインド、新曲がないから寂しかったのよー!Massacred、ホントにありがとう! 世界的なMorticianロスを埋める逸材が彼の地アルゼンチンから生まれたコトに、私は驚きと喜びを禁じ得ません。おそらくコレからもただただただただMorticianみたいな曲を作り続けるのだと思いますが、当レーベルとしてはなるべく追いかけていきたいと思います。Mortician大好き!Morticianサイコー!!
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Agathocles / Suppository - split (CD)
¥1,800
大大大推薦盤!09年にその活動に幕を閉じているオランダのモーレツグラインドコア・Suppositoryと、泣く子も黙るベルギーのミンスコア大魔王・AgathoclesのスプリットCD!グラインドコア好きなら絶対にマストな98年発表作、Obscene Productionsからのリリースです! 私が死んだ時には棺桶の真ん中にはMinchのリリースを絶対に入れて欲しいと妻には伝えてあるのですが、出来れば生花と共にその他の大好きなグラインドコア作品も並べて欲しいなと思っております。肉奴隷 / DxIxEのスプリットは全作でしょ、それとBowel Fetus / Fantasmi Di Sodomaのスプリットカセットに、Realizedの"21st Century Terminal World"はCDもLPも入れてもらおうかしら?Din Addict / ObliterateのスプリットCDはマストだし、オムニバスなら"Johor Hardcore Compilation"も入れたいですな!ならTussockのカセットも!SxOxTxExの編集盤なんかは死んでからもやっぱ聴きたいし、Skrupelなんか入れるのもありかしら?あとはやっぱ顔の横にはSuppository / AgathoclesのスプリットCDは置いて欲しいし… はい!ということでSuppository / AgathoclesのスプリットCDです!90's GRINDCORE史を語る上で避けては通れないドチャクソ名盤なこの一枚!!とにかくグラインドコアが大好きな皆さんには絶対に聴いて欲しい素晴らしい作品なのです! オランダのSuppositoryは今作やRegurgitateとのSplit CDや、Relapse Recordsからリリースされたオランダ縛りの4way Split "Dutch Assault"にも選出され当時のグラインドコアシーンでも一目置かれていたバンドです。因みに"Dutch Assault"収録の他バンドはInhume / LDOH / S.M.E.S.で、LDOHとS.M.E.S.が並ぶのは今でも正直どーかと思うところはあるモノの世界的に通用する破壊力抜群なグラインドコアを奏でていたトップオブ・ザ・トップと断言したい素晴らしいバンドです。ただなんかパッとしねーのよな… 今作のSuppositoryサイドのジャケットもそうなんだけど、唯一単独フルのアルバムだって総合格闘技の人がタコ殴りしてるアートワークだったり、おそらくデザイン関係に恵まれずに第一線で活躍できなかったバンドだと勝手に思っております… しかーし しかーし!Suppositoryが残した音源はどの作品も素晴らしいモノばかりで、その中でも推したいのがこのAgathoclesとのスプリットCD!オールドスクールグラインドコアど真ん中、それ以外形容の出来ないグラインドコアアタック!辞書で"グラインドコア"って引いてみたらSuppositoryって載ってるんじゃないかしら?と思っちまう程にはモーレツなテイクでございます。粒がよく聴こえるブラストビートにヘヴィネスが過ぎる弦楽器隊、Lowに叫び倒すシブ過ぎなボーカルもヤバすぎる!!あとは高音カーカス声なコーラスもツインボーカルかよってくらいには顔を出してきて、血湧き肉躍るとはこのことかと聴きながらに気づくグラインドコア決定版な内容です。そんなSuppositoryは09年に解散済み、東京のマシーングラインド・deathcountとも当時 音源の話があったとかなかったとか聞きますが、個人的には未だに解散が悔やまれる!変なバンドが再結成するくらいならSuppository復活してくれ!頼むぜ!! の、お次にはミンスコア帝王・Agathoclesの登場です。私のiPhone、"A"と打つと予測変換にAgathoclesが出てくる程度には大好きなバンドですが、その夥しいリリース群の中には駄作と呼ばれてしまうモノも見受けられるのは事実でございます。しかーし!このJan AG, Burt, Dirkの3人により98年に録音されたこのテイクは100億満点!後に"Hun Hunter"として2枚組 7ep / CDとして再発された実績もある(ただし恐ろしくダサいジャケット!) Agathocles初心者にも大推薦な音盤でございます。パンク/HCを通過した間違ってもメタリックとは言えない曲調、ピッチシフトエフェクトは使わずともビミョーに90's前半のゴア要素も残したパンキッシュなグラインドコアサウンドに悶絶!!!ミンスコアはなんぞや?と聴かれたら、私ならまずこのテイクをオススメしますね。あとはカッコいいと騒ぐようなモノではないかと思いますが、AGxサイドのジャケットがどシブ過ぎて… かつて死体カセット企画に大阪の暴れん坊グラインドコアバンド・Fortitudeを招致した際、VoであるSaitoon氏がネルシャツのバックにこのジャケのバックパッチを縫い付けてたのがマジでカッコよかったなぁ… Agathoclesはお腹いっぱい!オールドスクールグラインドコアってみんな同じでしょ?なーんて思ってる方にこそ改めてチェックして頂きたい大名盤!私も年に一度は3,4日間はこの音源しか聴かない期間があったりします。LP化されてないのがマジで不思議… ウチがやるか!?
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V.A. - Nuestro Silencio, Ahoga Sus Gritos... (CD)
¥2,800
オリジナルは96年発売、ペルーのHC / パンクバンドのみで構成されたオムニバスカセットの再発CD!伸びたテープの質感まで再現した笑 ガビガビサウンド満載の間違いない作品です! ペルーの老舗レーベル・Helvetet Recordsより再発されたこのオムニバス、ガビガビ音満載なコレぞ南米サウンド! この作品ってば完全に日本市場をロックオンした仕様で、簡単ではありますがインナーには日本語訳のインフォまで載っております。 そのインフォを抜粋すると↓ 『ペルーのアンダーグラウンドロックのサードウェーブバンドによる、ペルーのバンドだけを集めたキラー90'sコンピレーション!オリジナルは1996年にリマ/ペルーのAction Soundsによって編集されたテープ/カセット。アンダーグラウンドロックの長い沈黙の後(Leuzemia, Ataque Frontal, Autopsia, Kaozなど)。それまでの沈黙を破り、新たなバンドが登場する。そのバンドとは Hecho Nada Autonomia Los Rezios Komando Antimierda Generacion Perdida Aslo Q' Chucha Punk Ron Irreverentes Complot 27曲の純粋なハードコア/パンク、グラインドコア、パンクロックがペルーのリマから。ついにCD化。このコンピレーションは、ペルーのアンダーグラウンドロックの復活を示すものである。』 とのこと。 翻訳ソフトを駆使して日本語訳した文章と思われますが、つまりは最近CDやレコードで再発が進むAtaque Frontal, Autopsia, Kaozなどの80's ペルビアンHCよりも下の世代、世界的な注目も薄れブームが沈静化した本国ペルーでは『第3世代』と呼ばれる90年代以降のバンドを中心に構成されたオムニバスということでよいでしょうか。確かに80年代のバンドの情報はインターネットにもそこそこ出回っているものの、それ以降のシーン、特に90年代の情報はポッカリ穴が空いているような… しかしこのオムニバスを聴けば、90年代にも強力なシーンがペルーに存在していたコトがわかるかと思います。 ノイズコア仕草といいましょうか、どのバンドも弦楽器隊の音がガビッガビでヤバい!!終始ハエが飛び回っているような音作りに巻き舌Voが乗る仕様がたまらない!キュートな女性ボーカル擁するKomando AntimierdaやAutonomiaはミッドテンポなパンクロックを、Generacion PerdidaはグダグダながらもGrindcoreになり切れないハードコアサウンドが熱い!と思ったら彼らの他の曲ではやる気あんだかないんだかわからない軽めの曲もあったりでズッコケ感もあり。他にもメタリックでタフガイな重厚感を持つハードコアパンク・Complotや、今なお現役のLos Reziosなどバラエティーに富んだ内容で素晴らしい!私的にイチオシなのは一曲目に配されたドタバタHC・Hecho Nada、このバンドのテイクだけでも買い!みんな大好きDiscogsで検索してもこのオムニバスしか出てこないドがつくほどのオブスキュアバンド、こういうバンドの発掘作品どっかが出してくれねーかなー?(他人任せ) 藁半紙よりも薄いインナーシートもアンダーグラウンド感があって激アツです、そして何よりもテープ起こしが原因で急に音が左右にパンされたりと『南米っていいなー』と思わされる船酔いMIXもご愛嬌。サイコーだ! Impulso Ruinの再発諸作品、特にPanicoみたいなバンドが好きな方に聴いてもらいたい好内容!メタルもパンクも飲み込んだ南米狂のみなさんに!
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Nashgul - Oprobio (CD)
¥1,430
スパニッシュグラインドコア重鎮NASHGULが単独作としては前作から7年ぶりに放つ2023年最新フルレングス。通算3枚目のアルバムとなる今作はEUROPE - SELFMADEGOD RECORDS / USA - To Live A Lie Records / JAPAN - Esagoya Recordsという布陣でお届け。 自分が初めてNashgulを聴いたのは確かWar masterとのsplitだったはずで、今考えてみるとその頃にDenakやDisturbance project, Convulsions, Rageous intentあたりを一気に知ったことで僕の中の「イベリアングラインド」の概念が形成されていったように思います。そしてLooking For An AnswerやCome Back From The Deadのメンバーも在籍していることを知ったのはだいぶ後になってからだったりする爆 最近でもTeethngと素晴らしい共作を出してたりツアーもガンガンやってたりと精力的な活動を行っていて、今作に収録のサウンドもバンドの経験値と芸達者ぶりが光る正統派かつ実にスパニッシュ然としたオールドスクールグラインドコア。聴けば聴くほど超タフ&超タイト&超わかりやすく、多くの人がグラインドコアに求める要素がミッシミシに詰まってる強烈な一作に仕上がってます。ゆえに頭からケツまで隣接サブジャンルを跨いで多くのグラインダーにオススメです。 (レーベルインフォより) スパニッシュモーレツグラインダー・Nashgulが7年ぶりに放つニューアルバム!メタル度皆無、咆哮とブラストビートに支配された衝撃作!日本盤はオレ達のEsagoya Recordsからです!帯付き! 突然ですが、音源収集に当たって国買いというものがありまして… FunnyなJoke Coreとも呼ばれるようなノイズグラインドバンドならアメリカ/カナダ、Stupidity Records / Egg Scab Radioの流れを汲んだレーベルのモノやDeche-Charge関連だったり。クラスティーな硬派ノイズグラインドを求めるならやはりブラジル、Noise / Industrial Holocaustなんかはマストでしょう。サディスティック且つPervertedなノイズグラインドを求めるなら迷わずフィンランド、Arse / Arse Slaughterから始まったこの流れは今でもRectal Macheteなどに引き継がれています。 お国柄というのは音楽ジャンルにも染み込むモノで、言ったら伝統なり流行りなりという話になると思うのですが、◯◯ってジャンルなら この国の買っておけば間違いないでしょーというディグり方はある程度間違いないと私は考えます。 では今オールドスクールグラインドコアで良いの聴こうと思ったらどの国を買えば良いか?その問いにはスペインを第一に推させて頂きたい! Genital Mastictor、Excreted Alive、Violent Headacheといったバンドを擁した90年代初頭にノイズグラインド黄金期を築いていたという輝かしい功績はあるものの、正直なところ当時は正攻法なグラインドコアのバンドはパッとしなかった印象。その後、90年代後半にDenakの登場でガラリと流れが変わったような気がします。その後継バンドであるLooking for an Answerが世界を股にかけリリースを行い、遂にはRelapse Recordsから作品を出した時にはグラインドコアバブルが発生。Disturbance Project / Rageous intentといったDenakやLooking for an Answer関係のバンドもシーンを盛り上げ、その後MindcollapseやState Terrorといった有能な若手、そしてConvulsionsという現代のグラインドスーパースターを排出するに至りました。めちゃくちゃ大きなシーンを持っているというわけではないですが、現行の渋いグラインドコア聴くならスペイン人聴いときゃ間違いない!絶対だ!以上! (↑全て私の主観です) つーことで我らがESAGOYA Recordsが23年秋にポーランドのSELFMADEGOD、アメリカのTo Live A Lieというどえらいレーベルと共同リリースしたのがスペインのNashgul!こーれがまたキョーレツでサイコーなOldschool Grindcoreなのです! 正確な結成年がわかりませんが汗、04年にNashgulとしての作品をリリース開始。スウェーデンのド渋いグラインドコアバンド・Sewn Shut、東京のWorld Downfall、そして来日公演も記憶に新しいアメリカのP.L.F.といった超強力メンツとのスプリット盤を発表。16年にリリースされた1st アルバム "Cárcava"はヨーロッパ盤をSELFMADEGOD、アメリカ盤をTo Live A Lieが担当した他、自国スペインでLPとカセット版、マレーシアからもカセットが出たという世間からの期待を伺わせられる大プッシュ!もちろん内容も素晴らしいモノでした。 そんな彼らがお送りする9年ぶりのセカンドアルバムはとにかくモーレツ!!!クソ速いブラストビートに喉から搾り出す系の咆哮、タイトな弦楽器隊もとにかくグレート!曲の長さも1分から2分半程度で決して長いわけではないのですが、全て一本調子に聴こえるようなことはなく、それぞれの曲に特徴がありアルバムとして全曲楽しむことが出来ます。個人的に感動したのはコーラスワーク、クレジットにコーラスしてるメンバーは載ってなかったのでVo自身が重ねてるのかな?いい具合にデュアルVoになってカッケーのです。うーん100点! そして作品のアートワークはベーシストであるLuis Sendón氏が担当。実はこの方、イラストレーターとして長年グラインドコアシーンに関わっており、Nashgulのリリースはもちろんのこと、Looking for an Answer、チェコのLycanthropyやオランダのCollision、果てはアメリカのマーダーメタル・Macabreにもアートワークを提供しているとか!このことは今回ネットで色々見て知ったんですがLooking for an Answerのあのお猿アートはNashgulの人だったんだ〜、すげーぜ!! 兎にも角にも大傑作なこの作品、グラインドコア大好きっこ全てに聴いて頂きたい!そしてブレブレのウチとは大違いの汗 グラインドコアレーベルとしてどんどんとその名を轟かせているESAGOYA Recordsへも超リスペクト!今後の活動に期待大です!
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Fistula / GREENMACHiNE - split (procopy CD-R)
¥2,300
USアンダーグラウンドスラッジコアキング・Fistulaと日本が誇る金沢のハードコアロックマスター・GREENMACHiNEがまさかの邂逅!!沼へと引き摺り込むかの如き激遅轟音対決!! 私も勉強不足でして汗、こんなサイコーな組み合わせのスプリットが出てるなんてBlack Moldのサイト見るまで知らなかった!!なんとなんと、USスラッジコアカルト・FistulaとDiwphalanxやDaymare Recordingsからのリリースで知られるGREENMACHiNEのスプリット音源!マジでコレは激アツ音源じゃないですかー?元々はフランスのドゥームメタルレーベル・Totem Cat Recordsより22年に発表された両者のスプリットLP、それをジャケットを差し替えて同年にFistulaのBahb Branca氏のレーベルであるBlack Mold Recordsより再リリースされたのが今作です。オリジナルLPもクリーチャーをドドンと配した素晴らしいアートワークでしたが、このCD版もFistulaギタリストであるWizzardfool氏による書き下ろしで超かっけー!Wizzardfool氏のアートワークはもはやFistulaのアイコンとも言えますな! さて、まずはFistulaからのスタート。先日あげたFistula擁する3way splitにも書かせてもらいましたが、2020年前後からパーマネントなボーカルは定まっていないようで、今作でも2人のボーカルのサポートを得て完成させた模様。また全曲においてスコットランドのカルトレーベル・At War With Falseからリリースもあり、Fistulaとスプリットを出していたり何かと彼らと縁が深いRAPE-XのJesse Kling氏がノイズとして参加!多作ながらも各リリースにおいてこのようなギミックを仕掛けてくるFistulaはリリース追いたくなってしまいますね。 ノイズを絡めての激遅激重カオスと化しているこのセッションに、ボーカルとして参加しているのがChris Terry氏とB.D. Neaville氏の2名。前者はRelapseからのアルバムも記憶に新しいRwakeのメンバー、そして後者はCorruptedとスプリットを出していたScarver's Callingのシンガーです。Chris Terry氏が1曲、B.D. Neaville氏が2曲歌う計3曲を収録した今作、とにかくChris Terry氏の"Ritual Possessor"がヤバい!ヤバ過ぎる!!ブラックメタルを経由し、しかしスラッジコア文化の煙たさも感じさせる邪悪な声を操るChris Terry氏は正にDOPE THRONE!イントロからノイズ演奏もいい感じに絡み、鈍足ヘヴィーな反復展開が酩酊感を誘う!やっべー、正直この一曲だけでもこのスプリットは買いですぞ! と言いつつB.D. Neaville氏が役不足というとそんなこともなく、Scarver's Callingでも聴かせたドスの効いた声で盛り上げます。しっかしChris Terry氏がいい仕事しすぎたなぁ〜 そしてお次は日本が誇る金沢のGREENMACHiNE!!95年結成、活動停止期間はあれど29年間日本のヘヴィロックシーンを牽引する彼ら。96年リリースのアルバム "D.A.M.N."が国内において2回の再発、そして台湾/ウクライナからもライセンス盤が出ているということからも後継のバンドに与えた影響は多大なものであることがわかるでしょう。個人的な話になるのですが、初期HCなんかも聴かずに色々と通り過ごしていきなりグラインドやPVなんかから音楽にドップリになってしまった私が、00年初頭のDiwphalanxがリリース/再発していたBoris、Stupid Babies Go Mad、そしてGREENMACHiNEに触れることでロックンロールというフィルターを通じてハードコアパンクやメタルの洗礼を受けたということもあり、私の音楽的嗜好にガツンと影響を及ぼしたあのムーブメントの中の人ということで、Fistulaとのスプリットでどのような立ち振る舞いをするのかと凄く興味があり本作を入荷した次第であります。 今回はスプリットということで3曲収録のコンパクトな内容と言えますが、その3曲がもつ表情がそれぞれ違ってとても面白い!暴走R&R HCで幕が開けグッと惹きつけた後に2分半程度のスラッジーな曲を持ってくるのはホント流石だなーと感動いたしました。またスラッジコアな曲調に、グロウルでも絶叫でもなくHCパンクな声色のボーカルが乗っかっているのに全く違和感がない。29年間という長きに渡りHCパンク精神でジャンルの壁を壊しながら、独自の"ハードコアロック"を構築した説得力を感じました。最後の3曲目はしんみりと哀愁をも感じさせ、グッと拳を握り締めたところで終了。か、かっちょええ…!!日本の音楽シーンはユニークだと海外の友達からも度々言われますが、温故知新と言いますか、GREENMACHiNEほど自らの音楽体験をオリジナルに昇華させたバンドは数少ないでしょう。語彙がバカみたいで申し訳ないんですが、マジすごい!! いやー、この組み合わせでこの内容はホント素晴らしいですね。CD版入れといてなんですが、LPで持っておきたい内容 笑 しかしふたバンドとも相手に妥協せず、自らの個性を真正面から投げつけ合った名勝負なスプリット盤です。おすすめ!!!
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Fistula / Religious Observance / Gâinsayër - 3way split (procopy CD-R)
¥2,300
オハイオのスラッジコアバンド・Fistulaメンバーが主宰するBlack Mold Recordsよりズルッズルでダルッダルな激重/激遅 3way split入荷!This Is SLUDGECOREな23年作! Black Mold Records、いいすね〜。FistulaのBahb Branca氏が立ち上げた、自身の所属するバンドを中心にリリースを行っているレーベルなのですが、夥しい数のサイドプロジェクトを持つBahb氏の遅遅ミュージックを楽しめるだけではなく、アメリカのエクストリームミュージックのメッカであるオハイオ州をレペゼンしているところもさすが!Fistulaももちろんオハイオのバンドですが、先にサイトにアップしているオムニバスに参加しているPile of EggsやBlack MayonnaiseといったStupidity Records / Be A Freak Records周辺のジョーク/ノイズグラインドバンドもカバー、他作品入荷時には既にレーベル完売してしまっていた(不覚…)今はフロリダに移住したけれどもオハイオ出身の伝説的電波スラッジコア/HNWバンド・SlothともFistula名義でスプリットをリリースするなど、めちゃくちゃ素晴らしくセンスをしています。SHIFTY RecordrやPatac Recordsといったアンダーグラウンドスラッジコアをリリースしていた良質レーベルが歩みを止めた今、激遅フリークスはBlack Mold Recordsをチェックしない理由がないぜ!まぁそのレーベル両方からのリリースもあり、シーンのど真ん中にいたFistulaが運営しているんだからチョイスのヤバさを必然ですな! つーことで今回ご紹介する3way splitはもちろんSludgecoreな重苦しい雰囲気に支配された暗黒音盤でございます。アメリカのオハイオからはFistula、Gâinsayërが、そしてオーストラリアのメルボンヌからはReligious Observanceが参加しています。全11曲 50分に及ぶ激遅/激重の祭典! まずはFistulaからスタート!00年代初頭から作品のリリースを開始し、先述のSHIFTY Records / Patac Recordsから多くのアルバム・スプリット作を発表し続け今なお現役のアンダーグラウンドスラッジコアスーパースターです。今まで出してきたスプリット相手としては日本のdot(.)を始め、16やCome to Grief、変則的な組み合わせとしては同郷オハイオのゴアグラインド・Hemdaleともお手合わせ経験あり!みんな大好きDiscogsにも47の作品が登録されており多作なバンドとしても有名です。現在はボーカルが定まっていないらしく、作品毎にゲストを迎えてのレコーディングを行っている模様。20年前後に活動が停滞してしまっていたのもコロナの性もあるかと思われますが、ボーカル不在というのが追い討ちをかけていたのかもしれません。そんな今作でボーカルを取るのはAlisha Whiteさん、Slothとのスプリットでもマイク担当として参加していましたがそれ以外は詳細わからず…汗 しかし女性だよな…?と確信が持てなくなる程のど迫力なボーカルを披露しております!若干ブルージーな要素も見受けられますが、スラッジコアという形容以外は当てはまらない鈍足な演奏に、エフェクトがかったAlisha氏のボーカルが噛みつく野蛮人の音楽でサイコー!!摂取しているのは肉と酒だけといった感のある血気盛んな演奏には完全にノックアウト!USアンダーグラウンドスラッジコアキングに改めて感動させられました! お次は15年結成のReligious Observance、オーストラリアはメルボンヌのバンドでShe BeastというスラッジコアバンドとColostomy Baguette?というノイズグループの合体バンドという認識で良いみたいです。私、今までこのバンドを知らなかったのですが自主リリースのCD-R作品を多く発表していて精力的な活動を行っている模様。女性メンバーを含む6人編成ということですが、このスプリットの組み合わせの中ではドゥーム濃度が高く、しかしメタルな感じはしない"ドゥームコア"といったところでしょうか。曲間に明らかな疾走パートを挟んできたりと、聴いていて日本が誇る極北Power Violenceバンド・Su19bが頭によぎりました。サグいという意味ではなく、暗黒なフィルターを通した極悪さが好印象!長尺な2曲を収録、反復リフで進行するものの前述の疾走パートや工夫された曲展開でダレるコトも全くありません。ただもうちょっとノイズ奏者主張してもいいんじゃない??もっとカオスでブルータルなテイクも聴いてみたい! そして最後を飾るはオハイオ州デイトンの四人組スラッジコアバンド・Gâinsayër!22年に3曲入りのepをデジタルで発表後リリースされたのが今作、どうも活動歴がまだ短いバンドのようです。ボーカルが少しマッチョな声質で、モッシュパートもバッチリ用意している確信犯。とは言っても成分的にはスラッジ 7:ハーコー 3といったところでしょうか?最近はPower Violenceにもモッシーなパートを設けるバンドが増えてきましたが、やはり文化的にもここら辺のジャンルは相性が良いですな!写真見る限りではそんなに若そうではありませんが汗、スラッジコアシーンにも新しい風が吹いていることを確認した次第。今作リリース後もBandcampで新曲を発表しているので気になる方は是非チェックを! なにかと遅い音楽はドゥームだドローンだとメタルに流されてしまう昨今、そんな中でスラッジコアというジャンルを背負うバンドに大大リスペクト!スラッジコアってなーに?なキッズにもオススメできる作品です!
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Meatshits – Bowel Rot (CD)
¥1,600
極悪ポルノイズグラインドバンド・Meatshitsの90年発表の3rdデモがCD再発!全134曲、フランスのMEAT 5000 Recordsの21年リリース作! Meatshits大好き!個人的に、7インチ一枚に対して¥5000以上かけたバンドはAnal Cunt、the Gerogerigegege、そしてこのMeatshitsなのですが、どれも内容が似たかよったかなのにどーしても欲しくなる中毒性は彼らが後続を多く生み出したオリジナルであるということが大きいのかもしれません。 今回ご紹介するこの作品 "Bowel Rot"は90年に自主リリースされたカセット作品の再発CDです。カセット作品というよりは日本のChampagne Recordsから94年にリリースされた2枚組7インチ作品と言った方がピンとくるかもしれません。このChampagne Recordsは、Meatshitsの首謀者・Robert Deathrageをして"My Wife"と言わしめたRumi Iwamotoという日本人女性が運営していたレーベル。このChampagne Recordsからは今回ご紹介している"Bowel Rot"のリリースのみ(しかし発売には至らなかったオーストラリアのUndinismによる7inch作品のテストプレス盤が存在しているらしい)、しかしその後2002年に名義を変えたMotel Hell RecordsからMeatshits / Catatonic Existence split CDを、そして同じく02年にまたもやShipman Recordsと名義を変えてAnal Cuntの"Very Rare Rehearsal From February 1989" CDをリリースしています。もちろん全てIwamoto氏のお仕事、80〜90's ノイズグラインド最重要バンドであるMeatshitsとAnal Cuntの作品を日本のレーベルから発表するとは超超リスペクト!!!どちらかというと ここ日本での知名度より、伝説のノイズグラインドZINE "Gore Lunatic Zine"のエディター・Rumi Iwamotoとして海外に名を轟かせているのではないでしょうか。因みに私、約20年前にAnal CuntのリハCDをIwamoto氏がリリースした際にメールで問い合わせたら(その時はShipman Records名義のHPがあった)、『日本人からAxCxの問い合わせを頂いたのは初めて!』とのお言葉を頂きました。エッヘン。 さて、そんな今作は上記のように2枚組7epに続く2度目の再発、フランスの(一部で悪名高い)Meat 2000 Recordsから21年に発売された作品です。しかし何年か前にRobert Deathrageが10数年振りにカムバックしてからは昔の作品の再発が進んで良い時代になりましたなぁ〜、デモ作品のLP再発も続くようですがウチでも入荷したい… (円安ぅ…泣) おっと話がズレてしまいましたが、この"Bowel Rot"は初期Meatshitsの集大成とも言えるノイズグラインド金字塔的作品!Turd Cutterなる女性メンバーも在籍していた頃の作品で、20秒程度の曲にホラー映画やポルノからサンプリングされたSEが頭につくMeatshitsの発明が堪能できる素晴らしい作品です。一聴すればRobert Deathrageであると分かるあの深みのある声、そして楽器隊もデスメタル味の無いパンクな演奏でドタバタドラムがかっちょいい!!それが134曲続くんだからスキモノの皆さんは大興奮必至!あとはやはり冒頭に置かれたイタズラ電話ドキュメンタリーが肝でしょう笑 札幌のアナル番長も行った、アルバム長の作品にイタズラ電話を収録するという悪ふざけ… 違うデモ作品にはもっと長尺のヴァージョンが存在するので、マニアの皆さんは血眼で探しましょう!オレはそのカセットに一万円使ったぜ!!! この作品、オススメというよりはノイズグラインドメイニアにとって必携盤、一家に一枚持ってないとおかしい大名盤です!SEも長くなく通してダレることなく聴ける初期Meatshitsの大名作!!
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Demonic Compulsion - Abomination Glory (CD)
¥2,600
Libido AirbagのDidiez El Vaginal Conquestadore氏によるBlackened Grind Noiseプロジェクトによる1st アルバム!なんとChaos Cascadeがゲスト参加、ってことはLibido Airbagじゃん!!ドイツのDesolation Galaxiesからのリリース、限定100枚! 21年にインドのCyclopean Eye Productionsからリリースされたミニアルバム "Spiral of Abhorrence"もキョーレツでしたが(当レーベルでも販売中!)、あれから3年、Demonic Compulsionが超強力なアルバムを引っ提げ再登場!前作も2年の歳月を費やし完成させた、細部までこだわったドス黒サイバーグラインド作品でしたが、今作も時間をかけ素晴らしい作品が上がってきました。なんてたってレーベルのニュース欄にDemonic Compulsionのアルバムが出るってインフォが流れたの、去年の春ですからね!完成間近な時にインフォが出されたと思いますが、正にファンにとっては待望の新作となります! 前作である"Spiral of Abhorrence"入荷時にも書かせてもらいましたが( https://noisegrind.official.ec/search?q=demonic )、Demonic Compulsion主宰であるDidiez El Vaginal Conquestadore氏はLibido Airbagのメンバー。そう、Gutのボーカリストであるドイツが誇る大変態・Spermsoaked Consumer Of Pussy BarbecueことOliver Roder氏のLibido Airbagが活動停止するまでの約20年間 女房役を勤めた偉人であります!現在 音楽活動はこのDemonic Compulsionのみのようで、他はこの名義でアートワークを提供している模様。 さて、今回入荷したDemonic CompulsionのアルバムはドイツのDesolation Galaxiesからのリリース。設立当初から当レーベルもお付き合いさせて貰っているレーベルで、Cervical Smear / Scatmother / North Central / Sodomy From Beyondなど、各国のPerverted極悪ノイズな面々をリリースする間違いないレーベルですな。ドイツのレーベルであることもあり、Demonic Compulsionがリリースされるのがしっくりくる!インフォ流れた時はわたくし狂気致しました。 そんな12曲入りの今作ですが、前作以上に邪悪な雰囲気に支配された高速サイバーグラインドでノックアウト!!ガバの要素は残しながらもダンサブルな雰囲気は前作より鳴りをひそめ、直線的なブラストビートに乗る高音ゲロ声がCOOL!War Black / Bestial Metalの影響はあるもののDemonic Compulsionはやっぱグラインドコアですな。スピードフリークはマスト! と、いつもならこんな感じで〆るのですが、このアルバム大事件が起こっていまして… なんとChaos Cascadeが3曲ゲストボーカルとして参加!!!!Chaos Cascadeとはこのレーベルでも何作か入荷していて その際にメンションしてますが、中の人はOliver Roder氏!Gutの!Nunwhore Commando 666の!ってかDemonic Compulson + Chaos CascadeってコトはLibido Airbagの組み合わせじゃんかー!!!!!前作を紹介した際にもDidiez El Vaginal Conquestadore名義でChaos Cascadeにアートワークを提供しているコトは書かせてもらいましたが、音源での繋がりはLibido Airbag活動停止後 初となる模様です。インナーにはお二人の御尊影まで掲載… 眩しいぜ!!何か今後もこの組み合わせでやって欲しいですな! 100枚限定ということもあり、今回の入荷が最後になるかと思います!ってか100枚て!もっと刷ってくれ!! とにかく暗黒サイバーグラインド大傑作!!!!!!!!!
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Demonic Compulsion - Spiral of Abhorrence (CD)
¥2,200
元祖エレクトロポルノゴア・Libido AirbagではOli(ex.Gut)の右腕として活躍していたDidiez El Vaginal ConquestadoreによるBlacken Electro Grindユニット!Fast!Evil!Danceable!インドのCyclopean Eye Productionsからモーレツなリリース! 一時期の勢いはないといえどもアメリカのFecal Matter Discorporatedを中心に世界的に大ブームとなったサイバー/エレクトロゴ。このブームの急先鋒はオランダのSMESであることは間違いないのですが、他にもカナダのSpermswamp、メキシコのRed Hot Piggys Pussys 、そして知る人ぞ知るチリのProject Your Sister On Four など素晴らしいサイバーゴアグラインドバンドが世界各国に生まれ、特に00年代初頭は随分な盛り上がりを見せていたと思います。確かにこのブームの立役者としてはSMESの功績はデカい!デカいのですが、そのSMESに多大なる影響を与えたバンドがドイツのLibido Airbagであることは皆さんもご存知でしょう。 ジャーマンモッシュゴアの始祖・Gutを解散後、その中心人物であったBukkake BoyことOliが95年に始動した(早ッ!!)エレクトロゴアグラインド・Libido Airbag。当時もAgoraphobic NosebleedやWadgeなど、打ち込みドラムであることを逆手に取り超高速グラインドを奏でるバンドは多くありましたが、このLibido Airbagのテクノ/ガバなどの方法論を取り入れた"踊れる"グラインドコアが世に出た衝撃は凄まじかった!Oli氏の普通じゃ満足のできない変態性に誰もがひれ伏さざるを得ないグラインドコアシーンにとっての大事件だったのです。 そのLibido Airbag名義では4枚のアルバムと2枚のコンピレーションをリリースしていますが、その大天才変態 Oli氏の相棒として結成当初から在籍していたのがDidiez El Vaginal Conquestadore氏。彼のソロプロジェクト・Demonic Compulsionの初の単独作がなんとインドから登場!このリリース元 Cyclopean Eye Productionsはスリランカのノイズグラインディンブラッケンテロリスト・Konflictやインドのブラッケンデス・Genocido Shrinesなども配給する極上なアンダーグラウンドレーベルで、いま現在Oli氏のメインプロジェクトとして知られるChaos Cascadeとの繋がりはあるものの、Demonic CompulsionのCDが出るコトには正直驚きました。(余談ですが、Didiez El Vaginal Conquestadore氏はChaos Cascadeにアートワークを提供したりと今だに繋がりはある模様) さてそんなDemonic Compulsion、アメリカの怪人・Ray Riveraが主宰するSexmord RecordsからリリースされたInfernal Pukeとのスプリット7インチに次ぐ待望の単独作品が今作。19-20年の間に録音された限定100枚のミニアルバム扱いの作品となります。コレがまた良い…!ジャケットからも分かる通りブラックメタルの要素も多分に含まれた高速サイバーグラインドですが、その凶暴性/暗黒度はピカイチな極悪音源!Libido Airbag後期、またはChaos Cascadeへの過渡期といいましょうか、あの頃に見られたキャッチーながらも禍々しさが感じられるテクノサウンドとグラインドの融合を更にソリッドにしたような内容です。次作はドイツのDesolation Galaxies Recordsからリリースされるということで、益々ノイジィーに、そしてドス黒く仕上がることは間違いなし!ガンガンリリースして欲しいバンドですね〜
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MANIA - Little Pieces Of Violence (CD)
¥2,000
故Keith Brewer氏のユニット・MANIAが17年にUS老舗ノイズレーベルから発表したアルバム作品!テキサスの暴君という呼び名に相応しいメタルジャンクと咆哮に支配されたバイオレントノイズ!限定300枚! 2019年に49歳の若さでこの世を去ったアメリカノイズシーンにおける重要人物・Keith Brewer氏。彼が長年に渡りTAINTと共にメインプロジェクトとして活動を行っていたMANIAのアルバム単位としては3枚目にあたるソロCD作品です。真心ブラザーズの曲 "拝啓、ジョン・レノン"(名曲)の歌詞の中で、『僕があなたを知ったときは ブルース・リーと同じように あなたはこの世にいませんでしたね』という歌詞があるのですが、私もMANIA/TAINTという名前は知りながらも存命中に作品を聴く機会が無く、今となってはもう少し早く手を出していればと後悔に近い気持ちが強いです。先日、運良くthe Rita / Sewer Electionの協力コンビに加えてKeith Brewer氏も一時在籍していたEdwige (往年のホラー映画や07年に公開された『ホステル2』にも出演していたEdwige Fenechというイタリアのスクリームクイーンに捧げられたユニット)を安価で買うことが出来たのですが、the Rita / Sewer Electionによるきめ細かいノイズワークが素晴らしいと思う一方、Keith Brewer氏の粗野で乱暴な感もあるメタルジャンクノイズやアジテーションが素晴らしく、作品を聴いた後にはやっぱMANIAかっけーな!という感想に至りました。今更ながら、もしまだKeith Brewer氏が存命なら…というifを夢想してしまう私がいます。 さて今回ご紹介するのは前述の通り3枚目にあたる19年発表のCDアルバム作品 "Little Pieces Of Violence"です。この後にドイツのTOTAL BLACKからLathe-Cut盤を、そして氏の死後にFreak Animalから発表された"Raw Nerves & Unseen Eyes"(レーベルインフォには生前にマスターを預かっていた作品とあり)をもってMANIAとしては活動を終えるコトになりますので、氏の最後期の作品ということになります。 5分前後の曲が8曲、全てノータイトルで収録されている今作はリリースをしたPhage Tapesをして"過去作に比べても間違いない作品"と言わしめるMANIA史上最高傑作と位置付けてもおかしくない作品!個人的にMANIAの魅力は音の持つカビ臭さ、曲展開の緊張感、そして暴力性にあると思うのですが、その集大成というか、決してBGMになり得ない没入感を誘う素晴らしい作品です。隙間を埋めてやかましさを際立たせる手法もノイズ作品の制作に当たって間違いではないと思いますが、過剰に音を重ねないコトで空間を楽しめるというか… アメリカの音楽家に対して適切かどうかはわかりませんが、『侘び寂び』のある音楽性だと私は思います笑 それ故に保たれる緊張感と残虐性、MANIAが極悪ノイズと評される最重要ポイントはここにあるのではないかと…!Keith Brewer氏自身によるアートワークにももちろん注目!! 最後の最後にホント素晴らしい作品を残しましたな〜、マジでサイコー!サイドプロジェクトも合わせればKeith Brewer氏関連の音源は山とありますのでコツコツ集めましょうかね… オススメ!
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HORSE&DEER - 反芻 (7ep)
¥1,650
2014年の「座礁」、2017年の「跋扈」、2020年配信のみでリリースされた「普及」とマイペースながら定期的なリリースを続けているが、今作は結成24年目にして初となる単独アナログEPとして発売! 2020年以降のコロナ禍、そしてボーカル•ヒデジプラズマの名古屋在住期間に遠距離バンドとして活動が制限される中での楽曲を製作。 スタジオでの共同創作時間が削られたが、結果としてシンプルになった楽曲はより強度を増し、その上に情報量の多い日本語詞が乗るという独自の空気感を生み出している。 今回のタイトル「反芻(はんすう)」には音楽の進化を再認識する意味合いを込めていて、ルーツである「速いハードコアパンク」を咀嚼・消化を繰り返し産まれた楽曲は、現在主流となるパワーバイオレンスとは異なる方向の速さを持ったHORSE&DEERにしか出せない現行FAST HC PUNK!!全6曲!!DLコード付き (レーベルインフォより) Vo・ヒデジ凱旋記念盤!?東京プラズマスピードパンク・HORSE&DEERの初のアナログ作品入荷!45回転で駆け抜ける全6曲入り、この手の音源ではまちがいないcrewforlifeからのリリース! いきなり私的な話で恐縮ですが、HORSE&DEERとの付き合いもそろそろ20年近く?Napalm Death Is Deadもよく企画に呼んでくれるし、NxDxIxDのベースはHORSE&DEERのBa コウゲと一緒に暮らしてたし笑 Voのヒデジは去年2回も私が関わるバンドを名古屋に呼んでくれた、それをGtのキョンシーくんが東京から見に来てくれた。Drのネコくんは会うといつもニコニコしてんのが印象的(メンバーの中で一番会えてないけど彼が最近やってるWhat goes up...がむちゃんこカッコいい!) そしてこのepのジャケットレイアウトはex.mOtのmictadashiが担当しているらしい。たーくん!私たち、よく20年くらい前の小岩 eM7や秋葉 リボレで遊んでいましたなぁ。 つーことで聴けば聴くほど私的な想いが湧き上がる笑 HORSE&DEERの初7ep作品がcrewforlifeから登場!矢継ぎ早に発表された2枚のアルバムからフィジカル作品としては7年ぶりの作品、汗の飛沫が飛んできそうな高速HC…、否、プラズマスピードパンクにぶっ飛ばされる快速盤! インフォにもあるようにPower Violenceとは異質な、そしてFastcoreかと言われるとちょっと違う、確かに速いパンクロック ≒ プラズマスピードパンクと形容するのがこのバンドには的確でしょう!流石は結成24年、楽器隊がそれぞれ出す音が耳に滑り込んでくるような心地よさ。メンバー各員の個性が高速パンクと共にぶつかってくるというか… いやぁ、何かグッとくるものがありますな。例えば初めてブルーハーツを聴いた時のような感覚、というと大袈裟でしょうか。いわゆる歌謡曲ではないパンクロックに触れた際の極めてフレッシュな気持ちを思い出しました。 あとはヒデジ、もといボーカル。EPを拡げた際に飛び込んでくる歌詞の文字数、気持ちを詰め込み/そして例え/過剰に形容し/少しウザいあの歌詞がヒジョーにヒデジらしい。しかしそれらをクソ速ぇ楽曲に乗せて歌いあげる様、もちろんラップとは全然違うんだけど早口でも聴き取れるあのボーカルは唯一無二だなと改めて感心(偉そうですが)いたしました。 20年以上活動することでHORSE&DEERというバンド名に染み込んだ4人の顔、そして演奏。彼らにしか体現し得ない"プラズマスピードパンク"がここにある!そして今作を聴いて『速い音楽だーいすき!』という私の趣味嗜好を改めて噛み締めるコトができました。付き合いの長い友達の音源というコトは置いといて、こりゃいいぜ!サイコーだ! しかしcrewforlife・ひろさんからジャケ画はコウゲ作と聞いたんだけど、アイツなんか明るくていいヤツだからこういう絵を描くイメージがなく… ちょっと闇っぽい?なんか病み?とりあえずビックリした。オススメ!
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Dhak - Demos & Rarezas (CD)
¥2,400
アルゼンチンのRaw Power Metalバンド・Dhakの85年デモ、そしてライヴを収録した編集盤入荷!NOT 崩壊系、TRUE 鋼鉄魂な弾きまくり泣きまくりの激アツメタル盤! 今回ご紹介するのはアルゼンチンのPower Metalバンド・Dhakのデモ音源集です。まずはネットで見つけた彼らのバイオグラフィーの和訳をご確認ください↓ Dhakはアルゼンチンが誇る後継のバンドに影響を与えた最古参のパワーメタルバンドである。 Dhakの1992年に出された名盤 1stアルバム "Furia Demencial"はカセットフォーマットでのみリリースされた。それにもかかわらずアルゼンチンメタル界において彼らはトップへと登り詰めたのだ。 ギタリストのAlejandro Roldanを中心に1981年に結成されたDhakは、当時開催されていたフェス、そして人気のあったバンド達とほぼ全て参加/共演をしている。ブラジルツアーも敢行したが、そのツアー後にVoのCarlos Cabralが脱退。1985年のことだった。 新しいシンガーを迎えての新曲レコーディングを行うも、最終的には資金不足の為にそれまで録音していた楽曲全てが水の泡となってしまう。それが原因でバンドは一時膠着状態に… 89年には初代ボーカルCarlosを再度迎え入れ、幾つかのライヴをこなすが最終的にはCarlosはTren Loco (アルゼンチンの都市Grand Bourg郊外のへヴィメタルバンド、現在も活動中)に加入する為にまたも脱退。 幾度かのボーカル脱退劇を経て、遂にバンドはDiego Valdezをシンガーとして迎えいれ、歴史的名盤と評される"Furia Demencial"を92年に発表。攻撃的な歌詞を載せたトラディショナルなRAW Power Metalアルバムだが、実に革新的な作品であった。その後"Nahuel I" という名のオムニバスに2曲提供し、Alejandroの都合により98年のライヴを最後に活動を停止してしまう。その間 彼は自宅にスタジオを設立、地元のアンダーグラウンドバンドのプロデュースに勤しみ、またSATIというバンドでの活動を行なっていた(このバンドは一本の素晴らしいデモを残している) とのこと。 恐らくこちらの文章は(Graf Speeのオフィシャル再発を初めて行った偉すぎるにも程がある)ブラジルのレーベル・Dies IraeよりDhakの1stアルバム "Furia Demencia"がLP再発された際に寄せられた文章だと思われます。 上の文にもある通り、彼らは1stアルバムを発表後アルゼンチンメタルシーンで多大な評価を得たということですが、ぶっちゃけた話 私はこの1stアルバムが苦手で… ボーカリストの脱退が相次ぎ、Dhakがやっと見つけたシンガー・Diego Valdez氏を迎えて放たれた渾身の一撃が件のアルバムになるのですが、確かに実力のあるボーカリストであるコトは承知の上で苦言を呈すと… ちょっと声質が汚いんすよね汗 品がない。ノイズグラインドバンドの輩にこんな評価をされるのはDiego Valdez氏にとって屈辱かとは思いますが、それに加えて1stアルバムは初期デモ作品に比べてスラッシュ度が高く、当時Roadrunnerでブイブイ言わせてたSepulturaに続けたばかりに取り入れた要素が個人的には邪魔だったり… 上のバイオグラフィーに続く情報と致しましては、バンドは06年に2ndアルバム"Se Decide Justicia"を発表。ボーカルはDiego Valdez氏のまま、しかしスラッシュ度は抑えられ初期のパワーメタル期に近い楽曲を披露。リリース当時、メタルヘッドバンガー達からは絶賛されたらしいのですが、個人的にはヘヴィネスが過ぎると… なーんかクレイマーの如き文句ばっかタレておりますが汗 なーんか違うのよね… と。 そんな私に救いの手を差し伸べたのが今回ご紹介するDhakの編集盤 "Demos & Rarezas"でございます。今まで再発の機会のなかったDiego Valdez氏以前に在籍した2名のボーカリストによるデモ音源、そしてライヴを収録! 1-5曲目はDaniel Abruzezze氏がボーカルを取る録音時期不明の楽曲、6/7曲目は初代ボーカリスト・Carlos Cabral氏による録音(こちらも録音時期不明)、そして残りとなる8-11曲目はCarlos Cabral氏が再加入した際の89年のライヴテイクを収録。 ということは… 上にあげたバイオグラフィーにある"新ボーカルを迎えて録音に挑んだが、資金難から頓挫したデモテイク"ってのがDaniel Abruzezze氏参加の録音ってことなのか?? そんなDaniel Abruzezze氏、ミッドテンポな曲に高音Voで歌い上げるガッツ溢れる素晴らしい楽曲を残しておりますが、このボーカルがすごい!声が高過ぎていわゆる怪鳥音!!笑 耳がキンキンしそうなハイトーンボイスで我々を魅了します!楽曲に関しては技術的には全く申し分のない泣きまくり引きまくりなパワーメタルサウンド、80年代ということで録音状態は良くはないものの許容範囲。とにかくこの声を聴いて頂きたい、マジすげーぞ! そしてバンドが脱退後も再度ラブコールをしたCarlos Cabral氏のテイクですが… こりゃこの人に頼みたくなるわという素晴らしい歌唱力!ハイトーンボイスもバッチリ決め、男らしいそのボーカリゼーションに熱くなるぜ!最初に収録されているデモ音源(リマスタリングしてる癖に何故か左チャンネルに偏った謎ミックス)はスピード感溢れる楽曲で完全にノックアウト、素晴らしすぎる!そして音量が楽器隊よりボーカルが目立つライヴテイクも熱すぎ鳥肌立ちまくりングなハイテンション音源!Carlos Cabral氏が脱退せずにこの路線で突っ走ったDhak音源を聴いてみたかった! Carlos Cabral Rules!!!!!! っつっても楽器隊の演奏も涙腺刺激なクサクサ泣きメタルなので、全辺境メタルマニアは要チェックです!!!