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Konflict - Third World C.O.N.T.R.O.L. (CD)

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スリランカのウォーブラックメタル・Konflictの1stアルバム入荷!先にGoatwarexより帯付きのLPが出ていましたが、同レーベルよりCDが20年10月に発売されました。

この作品の到着を私自身楽しみにしていたのですが、この度あのドス黒く血塗られた歴史的名著『ウォー・ベスチャル・ブラックメタル・ガイドブック: 究極のアンダーグラウンドメタル』の著者であり、ブラックメタル紹介ブログ"Outbreak of Evil" http://staymetal.blog8.fc2.com/ 主催であるアウトブレイク・ショウ氏に今作品のレビューを依頼致しました!以下、アウトブレイク・ショウ氏による解説です↓


スリランカの正体不明テロリスト・ブラックグラインド・ウォーメタル、Konflictの待望の1stフルアルバムです。Deathangle Absolution Recordsと改名していた頃のSatanic Skinhead Propagandaから2014年にEPがリリースされ、如何にもSSPらしいドラムマシン全開のハーシュノイズスタイルを何とスリランカから発していたという事で一部マニアに注目されました。翌年には日本のReek of the Unzen Gas Fumesとスプリットをリリースしたのですが、収録曲 ”Conflict Is Control” にはMVが制作されており、その内容がスリランカという国と内戦、そして宗教について全面的に刃を突き付けた強烈なもので、彼らの音楽スタイルとそのアティチュードの根源が明確になりました。ちなみにYoutubeではその過激な内容が故に削除されています。この1stアルバムは2019年にリリースされていますが、2014年と2015年に作成された楽曲で構成されており、メンバー構成から鑑みると前述したタイトルの制作時期のちょうど間に収録したもののようです。
スタイルとしてはNyogthaebliszと近い志向性だと思いますが、オカルトな要素を全く感じさせずに、遠慮なしで振り切ったドラムマシンが怒りや憎しみを糧に対象に無限に銃弾を打ち続けているような無慈悲さが特徴的です。またNON – Total Warのカバーは彼らのパワエレからの影響を把握できますね。昔は「辺境地メタル」と呼ばれるようなものが収録環境の質の悪さや土着的な音楽性で好んで聞かれた時代もありましたが、このアルバムタイトルが「第三世界」であること、インドでもTetragrammacideやKapalaのようなノイズグラインド・ブラックが隆盛であることは、地域柄の政治や内戦、貧富の格差などの社会問題によって高まる負の衝動は変わらずとも、既に収録環境はボーダーレスになったことが彼らのような強烈な音楽性を形成していると思います。ヤバい音楽には、それを発することに必然性があってこそ、ということが良く解ります。このアルバムはヤバいのです。

アウトブレイク・ショウ(Outbreak of Evil)

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