Bless The Sickness - s/t (10ep)
¥5,000($31.87)
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※本作にはナチズム/極右思想を想起させる意匠が使用されています。また参加メンバーの別活動にも政治的に極端な表現・思想を含むものが存在します。死体カセットはそれらの思想・主張に賛同、支持するものではありません。
もちろん、そうした作品を販売・流通させる行為そのものが、その表現や活動を結果的に支えることになるという見方があることも理解しています。その点を無かったことにするつもりはありません。
その上で当レーベルでは本作を、政治的主張への賛同を目的としてではなく、Power ElectronicsやIndustrial、Extreme Metalなどに長く存在してきたショック表現/悪趣味表現の文脈にある作品として取り扱います。
ホラー映画の残酷描写や、Death Metalにおける殺人・冒涜・性的暴力を題材とした歌詞を、その内容への現実的な賛同とは切り離して鑑賞するのと同様に、私は本作についても「表現物として見る」という立場を取っています。
ただし、本作の表現を単なる冗談やフィクションであると断定する意図もありません。作品周辺に存在する思想的背景も含めて紹介した上で、聴く/買うかどうかは各自で判断していただければと思います。
フィンランドのPasi Markkula (Bizarre Uproar etc)とスウェーデンのRavenlord (Woods of Infinity etc)によるパワエレユニットのデビュー作、悪意むき出しの渾沌作品!
*ジャケットは一部加工してあります
死体カセット的文脈で言うと、Aunt MaryやFlooded Church of Asmodeusなど関わった作品を何枚も取り扱いしたBizarre Uproar / Filth & ViolenceのPasi Markkula氏、そしてSatans Helvete / Fasa / Sapaudia等に参加するスウェーデンのブラックメタルアーティスト・Ravenlord氏によるコラボレーションユニット・Bless The Sicknessの21年リリース作品です。23年にはWRATHより、拡張版トラックとボーナストラックを追加したカセット版もリリースされていますが、今回入荷したのは21年ASRARオリジナル10インチ版です。
初っ端から問題児ばかりの名前を挙げている、またこちらの声明を最初に上げさせてもらっていることから、周辺の政治姿勢をご存じな方の中には、ムッとされる方がいることも承知しておりますが、あくまでも音楽作品として、例えば当レーベルが多数入荷しているPerverted系ノイズ作品の延長上にある極北的な作品として取り扱いさせていただきます。その点をご了承の上、以下読み進めていただければ幸いです。
それでは肝心な音の方ですが、めっちゃ音悪い!!粗悪なライヴ盤かと思うほどの聴く者を選ぶ音質ですが、Pasi氏のレーベル名及び彼の音楽的信条と見られる"Filth&Violence"を見事に体現した露悪的表現として非常に筋が通っていると思います。本作ではメンバーそれぞれの役割が明記されていないのですが、25年作『Susinarttu』では“Ravenlord speaks”とのクレジットも確認できることから、本作でもPasi氏が音、Ravenlord氏が声 / アジテーションを担っているのではないかと推測されます。表現としてはBlack Metal要素のないFilthyなパワエレ作品となりますが、やはりボーカルの強度が凡百パワエレ作品とはレベルが違うなーというのが個人的な感想。Flooded Church of AsmodeusをNoise Grind的なフィルターを通したDoom Metalであるという感想を理解していただければ、Bless the Sicknessはそのパワエレ版と評することに間違いはないかと思います。露悪的かつショッキングな内容の作品としてはやりすぎたくらいキョーレツな作品、B面最後に奴らがThe Beatlesの"Let It Be"を鼻歌で歌っているのには頭を抱えてしまいましたが...苦笑
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レビュー
(724)
